豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

連ドラ

2012年02月26日 | 日記

NHKの朝の連ドラ『カーネーション』にはまっている。

タイムリーには見られないので、毎朝録画にセットして、夜、晩ご飯を食べた後に、家族で見る。

毎回、毎回、面白くて皆(といっても3人だけど)で大笑いしながら見ている。

主人公もいいし、三姉妹もいい。皆個性が強烈で最高!

また、周囲のわき役も、わきだけどそれぞれにとてもいい味がある。

家のお気に入りナンバー1は、ほっしゃん。演じる北村。

彼が出てくると「待ってました!ほっしゃん。!」と手を叩いて喜ぶ。

テレビが珍しかったころのお茶の間みたいな感じ。

先日、彼の出番がない時が2日続いたら、息子が「最近、ほっしゃん。出ーへんなぁ」と気にしていた。

息子は、遊びながらチラチラ見ている程度なのに、よく見てんなーと驚いた。

他のわき役もいい味出していて、ホント楽しいドラマだ。

3月で終了が残念…。

 

 

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⑨心の旅

2012年02月16日 | マイ・ベストテン

デジタルウォークマンに入っている70年代歌謡を順番にずーっと聴いてきて、

この曲になると、ちょっとガクッとくる。

 

他の曲が、あちこちにプロの技がちりばめられていて、思わず聴き惚れてしまうのに比べて、

この曲だけが全てにおいて、なんだか素人臭いのだ。

 

あー、だっかっらっ、今夜だけわー、君を抱いていーたいー

  あー、あっしったっのっ、今頃わー、ぼっくぅわ、きっしゃのなかー

1972年 作詞&作曲:財津和夫 歌:チューリップ

 

切ない歌詞のはずなのに、遠足の前の日の小学生みたいになんだか楽しそうに歌っている。

声は甘くていい声だけど。

切なさに耐えられなくて「わー」って吐き出す若者の心情を表現してみました!

というのなら素晴らしいけど、まあ、そうじゃないだろうなー。

 

編曲は超カンタン。

どのパートも元気良く、チャッチャッチャッチャと8分音符を刻んでいる。

ひねりなし。

 

コーラス。それぞれが自己主張しているので、ちと汚い。

 

というふうにスゴ技が何もない。

 

でも、この曲、息長く愛されてるよねー。

私の中でのこの曲のイメージは、

髪が長くて細くて軽い(中身が)ベルボトムのジーンズをはいた大学生の兄ちゃんが、

焚火のまわり、もしくは学園祭で歌うというもの。

まさに70年代の青春そのもの。

 

だからこの曲をカラオケなどで歌う人は、その頃のちょうど青春時代を送った人だろうと思いきや、そうでもなく、

若いアーティストにカバーされているし、今時の高校生にも支持されている。

10代後半から20代前半の世代に共通する普遍的な思いが、この歌詞に織り込まれているのだろう。

 

素人くさくて飾り気がないところも魅力かも。

たとえて言うなら、匠の技いっぱいの曲が高級レストランのコース料理だとしたら、

心の旅は理屈抜きでダイレクトに食欲に働きかけてくる「焼きそば」か。

ヘタに凝ったり、豪華な材料を使ったりすると逆に良さが失われる。

 

心の旅はそんな、歌の本質のような歌。

コメント (4)
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