東京都足立区西綾瀬1-2付近、JR常磐線のガード脇にある「下山国鉄総裁追憶碑」を訪ねる。昭和二十四年七月五日午前、日本橋三越から失踪した国鉄の初代総裁•下山定則が翌六日に常磐線の北千住~綾瀬間の下り線路上で轢断死体となって発見された事件は、現在も真相が濃い謎に包まれてゐる。少し調べただけでも、それぞれがそれぞれの考へを主張してゐてまさに議論百出、むしろこれ . . . 本文を読む
せまい道幅のわりに車の通行量の多い旧市場村を過ぎると、八丁畷という文字通りの直線道となり、途中で京浜急行線の線路で分断されていますが、その向こうにつづく縄手を日進町、小川町と経て、かつて小土呂橋が架かっていた新川通りとの交差点を過ぎると、神奈川宿から二里半(9.8Km)の川崎宿に到着。明治時代以降、工業都市として大発展と大変貌を遂げた川崎ですが、江戸時代に宿場がおかれた当初は貧窮した寂しい宿場町だ . . . 本文を読む