てまくら。

あなたの寝息は、 あの人に、 よく似ている。 あなたは、 あの人の、 生まれ変わりなのでせう。 念いをこめて撞くその音は、 あなたには、 決して、 届きますまい。 帰らぬはいにしえ とまらぬは心づくしよ この世とても旅ぞかし されば 歩まん いざや 歩まん . . . 本文を読む

なつはさり。

待ちかねたまふ 秋のよそほひ。 . . . 本文を読む

おいでおいで。

こっちの水は甘いぞ。 さぁ、こっちへおいで。 こっちへ。 そんな甘いハナシなんざァ、あってたまるけぇ。 . . . 本文を読む

うちのせかくれいかうよ。

私がそれを見つめていると、私の後ろを通り掛かった若い男女も立ち止まり、一緒になってそれを見つめていることに、私は気が付いた。 そこで私は、前へ進んだ。 その二人も、私の後を付いてきた。 何の考えも無く。 横からやって来た鉄の塊に、 二人は、 潰された。 . . . 本文を読む

くもはながるる。

明日の空など、誰にもわからぬ。 だから、 前を見て、 きゃうのみを生きる。 世の中の うさには神も なきものを なに祈るらん 心づくしに . . . 本文を読む

あかし。

さぁ、お迎へをいたしませう。 思ひ出は、 忘れることも、消ゑることも、 決して ないの。 魂と一緒に、 永遠に、 生き続けるものなのよ。 さぁ、 お迎へを、 いたしませう。 . . . 本文を読む

たやしてはならぬもの。

思いがけず出逢った、都会の谷間に息づく伝統。 . . . 本文を読む

ごりやうはおはやめに。

「いよいよ廃車になるぞ～」なんて煽られる前に乗っとこ、っと。 . . . 本文を読む

あつさのたうげごえ。

いま、これにハマリ気味、かも。 台風は、秋の訪れを告げる自然現象？ 自分はこの銘柄を目にすると、 いよいよ秋になるのだなぁ、と実感せり。 時雨を急ぐ紅葉狩 深き山路を尋ねん。 . . . 本文を読む