dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210331-567-OYT1T50144?fm=d“第一波”とされる感染擴大が収まりつつあった──と、思はれた──昨年の初夏、意氣揚々と『大阪モデル』を掲げてゐたことを思ふと、皮肉ではなく「隔世の感」を覺える。そしてこの措置も、相変はらず法的拘束力が無いわけで . . . 本文を読む
志村けんさんの急逝を知って、今日で一年が経った(亡くなったのは三月二十九日)。午前十時に家族からのメールでその訃報に接した途端、全身から力が抜けて何も手に付かなくなったことは、たった今のことのやうに憶えてゐる。支那渡来の疫病で亡くなった初めての藝能人であり、また「感染者を一人確認と發表されたら、實際には十人ゐると思へ」と云ふ情報のほか具体的なことがよく解らなかったこの疫病が、實はこの上なくとんでも . . . 本文を読む
東京都目黒区祐天寺で、SLの車輪に出くはす。傍らの案内板によると、昭和四十八年(1973年)に九州の日豊線でお召し列車を牽引した、C57型蒸気機関車の主動輪云々。昭和四十九年に廢車後は保存先が見つからず解体され、そのうちの主動輪は國鐵から拂ひ下げられてこの場所に保存、ほかの車輪は鹿児島縣と宮崎縣に、それぞれ引き取られて保存云々。つまり、“分骨”されたやうなものだ。都内には何ヶ所かSLが静態保存され . . . 本文を読む
今年の櫻は、ちゃうど今が見頃を迎へてゐるやうだ。咄に聞くだけでも、今年は特に櫻見物の人出が多いらしい。すでに感染擴大劇の“第四幕”が始まってゐることを思へば、なんと不用心な……、などと、いまさら憂へることなどない。「自衞」しか予防手段のないことが明白な現在、尻輕な有象無象に自分も加はらねば良いだけのことだ。もとより私は、共演者(ツレ)など必要としない。こんなバカげた感染擴大劇に出演するなど真っ平御 . . . 本文を読む
東京都大田区内で、“古への東海道”に逢ふ。道端の石碑には、時代により「奥州道中」、「相州鎌倉街道」、「平間道」、「池上往還」と呼ばれた古道であると傳へてゐる。いづれにせよ、遠い土地とをつなぐ要路であったことに変はりない。道──その土地の歴史を証言するもの。いつか時世が落ち着ひた日に、じっくり辿りながら、その話しに耳を傾けたいものだ。 . . . 本文を読む
東日本大震災から少し後まで住んでゐた町を、數年ぶりに歩いてみる気になる。町の一部はあの當時からの再開發工事が續き、さらに數年が経てば、完全に様変はりすることだらう。そこを通り抜け、私のゐた住まいはすでに消滅ゐるのを見て、「これで良い……」と云ふ氣持ちになる。要らなくなったものは、さっさと棄てるに限る。 . . . 本文を読む
dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210326k0000m040206000c?fm=dまったく、芝居見物も命懸けやな。私はこんな時に行かへんけど。アホらし。あんな不要不急なもん、いま行かんでもええやろ?だうせ同じ狂言(芝居)を同じ配役で回してゐるだけの業界やさかい . . . 本文を読む
dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2021032501002151?fm=d不具合だか不都合だか知りませんが、日本の通信機能や環境は相変はらず他國と比べて稚劣に過ぎることは、もはや隠れもない事實であります。かういふ問題は、なにも過日の忘合併銀行だけではありませんな。當事者たちは自惚 . . . 本文を読む
幸ひ昼過ぎに今日の用件が片付いたので、折から雨がパラつきだしたこともあり、すぐ帰路につく。地元の驛に着くと、いつもなら閑散としてゐる時間帯のはずなのに、上りも下りもやたら人が多く流れてゐる。それらの風体は、ほとんどが勤労者のそれではない。沿線のどこかで、大規模な催しでもあるのだらうか。それにしても……。私はすっかり氣味が惡くなり、我が城へ逃げ込む。落ち着いてから、この「今までに経験したことのない」 . . . 本文を読む
茶番大運動會の付け火中繼走が今日から始まることを、今日知る。昨年、希國からタネ火を持って来た際は折からの強風で吹き消され、また随行した外務省の小役人が疫病感染といふ粗末なお土産を持ち帰った、あの因縁の火である。一年越しの中繼走について、感染防止のために事前告知せず、出走は當日の三十分前まで黙ってゐると云ふゲリラ的作戰が効を奏し、知らない人はけっこう多いらしい。……と云ふか、今さら知らなくてもよい咄 . . . 本文を読む
稀に路線バスで傍を通り過ぎるだけで、一度も行ったことのなかった隣町の大きな公園まで、初めて散歩する。園内は櫻目當てとも見える人出にて、平日の真昼とも思へぬ賑はひ、みんな考へることは同じだと、マスクの内で苦笑す。平日にしてこれなのだから、休日などさぞおぞましからう。これから五月初旬の連休にかけて、不要と云ふより不用意な外出はやめるに越したことはない──新作缶コーヒーで小休止したのち、私はさっさと立ち . . . 本文を読む
東京都は飲食店に對し、「コロナ対策リーダー」に登録して約四十五分の説明動画を視た店に限り、一日四萬圓の補助金を支給云々。コロナ對策リーダーとは、来店客に感染予防の徹底させる“監視役”で、飲食酒の時以外にマスクを外してゐると、早速飛んで行って注意するなど、面倒な役回りをやらされる云々。まず間違ひなく、これから様々な悲喜劇が展開されることだらう。行政としては、いかに四萬圓を出さずに済ませるか、關所を設 . . . 本文を読む
都内の忘大學研究班が、いくつかの假定を設けて浮世の今後の状況を試算想定云々。……特に目新しい噺はない。が、このままでは五月頃に第三次の“お手上げ宣言”を出すことになるだらうと云ふ噺は、ひとつの目安となる。──まず、その通りとなるだらう。私の住む町の行政は、いまやすっかりダンマリを決め込んでゐる。それでよい。なにかやらうとすると、必ず混乱になる。だから、かえって何もしてくれないはうがよい。自分の命は . . . 本文を読む
いつも樂しく視聴してゐる高嶋ひでたけさんのYouTubeチャンネルで、大正14年の今日3月22日に、愛宕山から初めてのラジオ放送が行はれたことを知る。現在は謠曲や狂言を樂しみたい時に利用するラジオ放送だが、そのラジオに私も大昔に二度、出演したことがある。大阪と名古屋の二局であったが、制限時間内に内容を的確に傅へることの難しさを感じた覺えがある。そんなとっくに忘れてゐた昔日の燦めきを、今頃になってふ . . . 本文を読む
dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/moneypost/life/moneypost-770574?fm=d……まったく、ナニをおっしゃるやら。これこそが、「大勢の為せる業」なのであります。誰が惡いとか、さういふ問題ではありません。近頃、ヒトは何かと“個々”になりたがってゐるやうですが、その“個々”を“自分勝手”と勘違ひして一斉に同じ . . . 本文を読む