ツレが脳出血してから４日目（四年前の出来事）

２００７年３月２３日の日記から

病院に２時頃着くと今日のツレは不機嫌
直ぐに
「財布はどこ？携帯は？大事な物を入れておいた袋はどこ？」と
聞いてくる

「携帯は院内じゃ使えないし
財布などは泥棒が多いから貴重品は置かないでって張り紙があるから
家に持って帰った」と、いくら説明しても怒っている

「オレの言うことを聞けイライラさせるな！」と言う

おまけにお隣さんがおむつ交換で
ウンチ臭がしてくると
「サッチャン、お口臭いよ
うがいをしてきなさい」と２回も言う
お隣のウンチだよなんて言えないつうの～！
ばか～！

鼻孔を膨らませてわざと臭いを嗅ぐなつうの～！！
心配しているのに腹がたってくる・・・

ツレ
「今朝ね小鳥の声で目が覚めてね
自分の家だと思っちゃってね
サッチャンを呼んだの・・・

返事がないからね、柵を叩いて暴れたの・・・
看護婦さんがみんな来て迷惑をかけたの・・・」という

それを部屋にいた看護婦さんに聞いてみたけど
「そんなことは無かった」と言う
あれこれ質問してもツレは少しトンチンカン
頭、変になったの
不安がよぎる

ふと気がつくと
血圧計や心電図計が外れ、酸素マスクも取れている
テーブルに吸い飲みを発見する
お茶が入っている
禁飲食の札がない
良かったね～

いそいそと持参したルイボスドリンクを吸い飲みにいれ
チビリチビリ飲ませる

ツレ
「紅茶きのこの味がする
甘くて不味いからもう要らない」と言う

今までだったらルイボスドリンクはパパのお気に入りだったジャンかぁ～！
早く治したいから飲ませているのに
しかも、看護婦さん達に見つからないように
ドキドキしながら飲ませているんだ～～
コッチの気持ちになれ～アホォ！！

さっきから部屋を出入りしていた看護婦さんに
「まだ禁水でした」と再度札をかけられてしまい
「飲水はこちらでいたしますから」といわれてしまう
ドッキ～ン！

そこへ
リハビリ担当のオダさんが来てくれる
おおっ
パパ好みの可愛いお嬢さんだ

案の定、ツレはデレとして嬉しそう
オダさんに手を刺激されてツレはウットリ目を閉じ、されるがまま

なんかね～
のんびりと、くつろいでいる姿に腹が立ってきた～！！
今、どれだけ私を心配させているか分かってんのか～って
怒りたい気分だ

ツレの血圧はまだ不安定なのでと言うことで
軽めのリハビリをする
手を額に近づける訓練、いい感じ～♪

「夕食が出ましたけど間違いかも？」看護婦さんに言われて待機
「禁飲食が間違っていました」と言って再度札が外される

昼は３口しか食べなかったそうだけど
夕食は結構食欲があり嬉しい
左の口に食べ物が残りやすいけど結構上手く食べている
シシ唐を「それなに？」と聞いて
「オレ、シシ唐は食べる」と言いながら食べて、むせる
本当に好きだっけ～

食事をしながら
何度もおならをして
その都度「屁がでた」と言うので
通りかかった看護婦さんが「プッ」と笑う

パソコンを持ってこいと何度も言うので
恐る恐る聞いてみたら
思いもかけず許可がでる
帰宅して明日の荷物の支度をして
自分用に煮物をする
やっと私に少しだけ食欲がでてきた