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夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

美瑛町の桜

2024-05-02 06:58:15 | 美瑛町~春

美瑛町の桜が満開です。昨日は、3か所をはしごしました。

初めて出かけた聖台ダム公園は良かったです。公園内は桜一色で逆に言うとその他の季節は何もないのかというくらい桜に特化していました。ただ、隣接してカタクリの群生地が整備されていて、これは来年からはカタクリも桜もここで十分です。暖かい日差しに誘われて何組かお弁当を広げる人たちも見られ、来年は私達もあれをしたいと思いました。ダム湖の向こうに十勝岳連峰が見える景色が美しかったです。

次いで出かけたのは、場所としては美瑛町のお隣上富良野町にある深山峠の桜でした。ここはこの辺りではちょっとした有名な場所なのでこの時期はいつも車がいっぱいです。ここもエゾヤマザクラの先に十勝岳連峰が見える風景が素晴らしく、山は少し雲がかかっていましたが癒される景色でした。

その後美瑛町に戻って来て、昨年は終わりかけていた夜桜を見ただけだった憩ケ森公園の桜はどうかなと立ち寄って見ました。聖台公園ほどではなかったもののやはり満開時の桜は良かったです。展望施設があり上に登ってみると桜もさることながら大雪山の山々が一望に見え、美瑛町の街並みも良く見えました。

今日もまた天気は良く、桜放浪は続きます。

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誕生の地のソメイヨシノ

2024-04-30 08:20:56 | 美瑛町~春

北海道は今桜が満開です。昨日は穏やかな温かい日で数日前から桜を見に出かけようと決めていました。

北海道の桜はエゾヤマザクラという少し赤みがかかった花と葉が同時に咲くものが主流ですが、ソメイヨシノの北限として2000本のソメイヨシノが見られるという美唄市の東明公園が有名なので是非訪れたいと出かけました。

美瑛からは高速道路を使えば1時間半という近さです。「こんなに近いのか」という感慨も持ちました。美唄は私(清志)の誕生の地でした。もっとも生まれて直ぐに内地(本州以南をさす言葉ですが今時北海道を外地、それ以外を内地と呼ぶ人はほとんどいないようです。)へ引っ越していたので何一つ記憶はありません。亡くなった母や7歳上の姉に聞いてかろうじて当時のことを知るのみです。

美唄はかつて炭鉱の町として人口10万人規模の町だったそうですが、今は1万8千人に減少しています。東明公園やその後に出かけた安田侃(やすだかん)美術館はかつて市を2分した大勢力の三菱美唄炭鉱の炭鉱住宅や小学校があった場所だったようです。もう一つの三井美唄炭鉱は市の南側に今でも昔の炭鉱住宅の面影を残す街並みが残っていました。

東明公園にはスペースカリヨンという展望施設がありそこに登ると美唄の街が桜とともに一望できました。一瞬ここから自分の人生が始まったのかという気持ちになりましたが感慨はそこまでにしました。

桜は満開のエゾヤマザクラと5,6分咲きのソメイヨシノが競演していました。朝9時過ぎでまだ人の訪れも少なかったので、ゆっくり小高い山を散策してから近くにある美唄市出身の彫刻家安田侃さんが旧美唄市立栄小学校校舎を利用した美術館「アルテピアッツァ美唄」を訪れました。

アルテピアッツァとは安田さんが住むイタリア語で芸術の広場を意味するそうです。ここは良かったです。広い敷地内に彼の作品が点在し裏山の新緑に映えていました。旧校舎内にも小さな作品が展示されていました。世界的な彫刻家であるという彼も強く美唄の地を偲んでいることが分かりました。

敷地内にはカフェ・アルテという洒落たカフェもあり、そういうもの好きの私達はそこで軽くサンドイッチとコーヒーをいただきながら窓から見える彫刻と桜を楽しみました。

昨年はあまり桜を楽しむことがなかったので、今年はこの桜を皮切りに美瑛、富良野、旭川の桜を愛でまくりたいと思っています。

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春を告げるカタクリの群生

2024-04-27 07:33:53 | 美瑛町~春

1週間くらい続いた暖房が必要なくらい寒い日がやっと昨日で終わり、昨日は日中の気温が26度と暑いくらいの良い天気となりました。

それではと出かけたのが旭川市にある標高220mの小高い山「突哨山」にある「男山自然公園」でした。ここは国内有数のカタクリの原生花園となっており、今月23日から5月6日までわずか10日あまりの短い開花期に一般公開されている貴重な自然の観察地です。

昨年初めて知って出かけた時は少し花の時期が遅かった感があったので、今年は8分咲きと言われる昨日が大正解でした。薄紫のカタクリの花とそれ以上に多く見られる青のエゾエンゴサクのコントラストが見ごたえがあり、更に歩いていると白いニリンソウや黄色のエゾノリュウキンカ、フクジュソウも控えめに競演していました。

一周850mのゆるやかな丘の散策コースがあり、ここを歩いていると頂上からはコブシの花の向こうに旭川市の街並みが春霞の中に見え、北国の春を心身ともに実感させられる極上の時間を体感することが出来ました。

帰り際には名前を冠している男山酒造会社の臨時売店に寄って甘酒を購入して少しだけ無料で公開している維持費への協力をしました。

昨日は旭川市で桜が満開になったと報道されていましたが、この山はまだ咲き始めたばかり、美瑛町もまだ開花直前の様相で、北国の春はやはりコブシでありカタクリや水芭蕉が先んじるということを改めて知ったものでした。

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暖房にサヨナラ

2024-04-07 07:13:26 | 美瑛町~春

昨晩、暖房のスィッチを切りました。4月6日の夜を来年のために記録しておきたいと思います。昨年10月中旬(記録がない)に暖房のスィッチを入れ、それから5か月と1週間くらいで暖房生活とお別れです。

写真の暖房温度が40度となっているのは、我が家の場合床下の基礎部分を完全密閉していてそこに縦横に巡らしたパイプに40度のお湯を回してそれで家全体を温める仕組みということです。40度にしたのは最近でそれ以前は50度、55度、最も寒い1月、2月は60度にしていました。それに寄って外がマイナス20度以下の日でも家の中はプラス20度以上を保っていたわけです。

コスト的には熱源は灯油ですが、この冬で一番高かったのは1月、2月の約3万2千円でした。これから半年の暖房を使わない時は灯油代は千円から2千円程度です。ずいぶん心も温まります。

昨晩暖房のスィッチを切っても今朝起きた時の部屋の気温は23度でしたので、もう暖房は必要ないでしょう。昨日から美瑛町の気温がだいぶ上がり、今日から10日間の天気予報はずっと暖かな日を予測しています。まだ本州以南のように桜は咲いていませんがいよいよ春本番の気分です。

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白鳥

2024-04-04 07:06:36 | 美瑛町~春

北海道に春を告げる白鳥の飛来は、暑い夏を避けるため本州から生まれ故郷のシベリアへ帰る途中の白鳥がしばらく羽を休める目的で北海道の各地に滞在するものです。3月半ばからやって来て間もなくシベリアへ発つそうです。

先日のブログで今年は美瑛町の畑がまだ雪で覆われて白鳥が落穂などをついばめないため一度見たきり姿が見えないと書きました。それが、ここ2,3日暖かい日が続き畑の雪解けが進んだことで、日課としている散歩の折に毎日畑で白鳥を見ることが出来ています。

昨日は、旭岳やトムラウシ山をバックに落穂をついばむ白鳥の集団がいたのでスマホのカメラで撮っておきました。この畑は水田として米を作っているので、落ちた米粒などを食べているのでしょう。皆丸々と太っていてシベリアへ帰るまでのエネルギーを蓄えている様子が分かります。

雪が解けて白鳥が来て、クロッカスやチューリップが咲き出せば北海道も春本番となることでしょう。極めつけの桜は本州からほぼ1か月遅れて今月末の開花が予想されています。

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