林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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我が心のキラー・チューン その9 暗い青春編

2017年05月25日 08時46分07秒 | キラー・チューンを探す旅


さてさて、みなさま、相当久しぶりに、
「キラー・チューンを探す旅」
シリーズを書いてみようかなと。


というのも、かなり前に、ビートルズの「HELP」について語ったところで中断しておりまして。

なんで中断したかといいますと、この曲がおいらにとっては、手痛い失恋の曲だったからでしたね。

それについては、こちらの記事を参照してくださると、よーくわかるはずでございます。



さて、おいらは上京して数か月で、同じ大学の同級生に告白して振られまして。
それ以降、暗い青春時代が続きます。

ええ、ええ、そりゃあもう、毎日学校で顔を合わせるわけですから、気まずいったらないですよ。

一部始終を知っている友人たちがいろいろとフォローしてくれまして、なんとかそれなりに大学生活は送れましたがね。

んで、そんな暗い時代には、暗い音楽が心に響くもの。


おいらはなんかの音楽雑誌で、ドアーズの特集を読みます。


そこに載っていた写真が、悪魔的で、暗くて、たまらんのですよ。

まさにこんな感じ!!


うわああ、なんじゃこりゃあ!


見た目のインパクトにやられたおいらは、さっそくドアーズのアルバムを買います。

名盤中の名盤といわれる、ファーストアルバムですね。

まさにこのジャケットのアルバムです!!




このアルバムの中に入っている曲はすべて名曲といってもいいくらいなんですが。

なかでも、

「The end」

と、

「Light my fire」

の2曲がたまらん!!




今聴くと、「Light my fire」のきらびやかさとか音楽性にすごく惹かれるんだけども。

当時は、悪魔的で暗くて、陰鬱な感じの「The end」を狂ったように聴いていましたな~。



この曲はクライマックスで、父親を殺して母親を奪う、みたいな歌詞があるんだけども。
その部分が悪魔の儀式みたいな感じでして、狭い部屋でそれを聴きながら、踊り狂っていた記憶があります(爆笑)


どう考えても、壊れてますな~(遠い目)


当時は相模大野のアパートに住んでいたんだけど、あんまり防音がよくなくて。
隣の住人がいない時間帯をねらって、ただひたすらにヘッドホンで大音量でドアーズを聴き。
暗い情念をぶちまけるように踊っていましたなあ~。
なるべく声を出さないように叫びつつ踊るという、高度な技を会得したのもこの時期ですわ。

この技が後日、結婚した後に、妻をめちゃくちゃ驚かせることになるのですが、それはまた今度(笑)



んで、このドアーズを聴くようになってから、おいらの中に生まれた感情が、

ヴォーカリストになりたい!!

というものだったのですな。

やっぱり、バンドは声ですよ、声!!



はい、現在、うちのバンド「アップルビデオ高津店」メイン・ヴォーカルは、おいらでございますけども。
これは、さかのぼれば、この時の失恋と、暗い青春と、ドアーズから出発しているのですね。

だからおいらは、暗いマイナー系の曲と、ブルースに特化したヴォーカルなんですなあ(しみじみ)





おいらにとっては、暗くて陰鬱で失恋なイメージのあるドアーズですけども。
久しぶりにちゃんと聴くと、とんでもなく音楽的なんですな(驚愕)
この人たち、すさまじく演奏が上手い!!
それに暗いだけじゃなくて、キラキラしている部分もあって、大変魅力的です!!

これは、ロックバンドの完成形の一つといっていいんじゃないかしら。

それくらい、素晴らしいバンドですな!!


というわけで、おいらが失恋して、へこんでいた時期に聴きまくって踊り狂っていた曲を聴いてみましょうか。



The Doors - The End (Toronto, 1967)


12分もある長編だけども、いっきに聴かせますね~。

このヴァージョンは、父親と母親のくだりはカットされているみたいだけども。
すごく生々しい、当時のバンドの様子が感じ取れますなあ!!
おいらは初めて見る映像でしたわ。


今聴いても、当時の感情がよみがえってきて、心をかき乱されますわ。

音楽が持っている力はすさまじい、ということを感じさせてくれる、最高のバンドの最高の曲、最高の演奏ですな!!


というわけで、続きは次号じゃ!!


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