ちょっぴりスピリチュアル・素顔のアリアな日常

精神世界と仲良しで、アメリカ帰り19歳の大学生ミドリと特出児11歳のハナを持つセラピストママの日常生活

就学前のお母さん達の悩みは様々…発達障害?(2)

2013-10-16 | ハナ
 私には、たまたま娘が二人いる。

 そのお陰で比較が出来る。

 どちらが劣っているとか、そういう事では無くて、
2つのパターンを体験することが出来ている。

 いや、もし、ハナが一人目だったとしたら…私どうなっていたかなぁ、と思う。

 子育ての初心者。
 初めての子供。

 私も沢山育児書に目を通した。
 そして、自然分娩を希望した。

 だから一人目は水中出産を選んだ。

 ハナの時は、小さい小さいと言われて大学病院を進められ続け、
それでも対処してくれる小さな助産院を探して、草加の方で出産をした。

 これはとても私の強い意志があった。ホメオパシーも使った。
 何が正しいのかは分からなかったが、大学病院で陣痛促進剤など使われたらたまらないと思っていた。

 書いていると色々な事を思い出す。
 本当に色々あったなあ…。

 話を戻して、
ハナが一人目でなくて良かったと思うのは、

 上のミドリを育てていたので、多少の事は対処できたから。

 ミドリは、頑固で意志が強い反骨精神の塊のような子だったけど、
今思うと手がかからなかったのだと思う。
 私の苦手な裁縫を要求される習い事「バレエ」とか、突然の中学受験とか
行き当たりばったりでもこなしてきたという自信が私にも付いていた。

 そこでハナは、3歳を過ぎたあたりから、ちょっと気になる行動があった。
 特に女の子なのに、目を離す事が出来ない多動を感じ始めた。

 落ち着きが無い事が、即悪い事ではない。
 元気でやんちゃだなーと思っていたけど、
そのうち、お友達との関わりで違和感が出てきた。

 それから、ドリルをやりたがらない。
 お箸を上手く使えない。
 などなどあげたらキリがない。

 そんな中で、4歳の時大学病院の小児精神科を受診した。

 もちろん逃げる。
 病院が大嫌いだから。

 教授が付いてくれて、様子をずっと観察していたけれど、
診断名は付かなかった。
 その先生は何でも名前を付けて、学校の先生がちゃんと子供と向き合おうとしてないのは問題なんだとか、そんな話をしていた。

 その時、私は診断名が付かない事にホッとしたと同時に、不安になった。


何かしらの診断名が付いたら、この子の扱い難さを人に理解して貰えるのに…と一瞬考えていたのだと思う。
 
 親の心の中など子供本人に比べたら大した事ないのかもしれない。
 それでも、私は、ハナの事で沢山泣いた。
 今思い出しても…泣いたなあ。誰も知らないけどね。

 どうやって育てたらいいのか…ずっと考えていた事。

 ハナのようなパターンの子の例が、どこにも載っていない。
 この子はいったい何者なんだろう?と思っていた。

 大好きだし、可愛くてたまらないけど、親としてどうしていいのか途方に暮れていた。

 誰に相談しても分かって貰えなかった。

 
 探して探して、塾と言う形でのセラピーを受け始めたハナ。
 そこで出会った臨床心理士さんの事は以前も書いたけど。

 情緒不安

 最初のうちは、いつものように初めての場所が苦手で逃げ回る。
 先生と1対1にはなれないので、私も一緒の授業。
 私の心の中は(またか…)(先生に、これは困った子だって思われちゃうのかな。)
とにかく、何かの解決案を見出したかったのに、

 奇声を発したり、別の部屋に逃げて行ったり…。

 数回受けながら、どうしようかと本当に悩んでいた私。
 ここはハナには違ったのかな?…そんな風に思っていると、

 1ヶ月程した頃だったか、担当の先生が
 「ハナちゃん、様子を見ていて思ったのですが、記憶力や言語の遅れはありません。
 逆に驚く程の言語力がありそうですね。
 これは、多分、読み書きではなく聴覚の力でしょう。
 殆どの情報を耳から取り込んで、知識としてはかなり受け取っています。
 でも、それをアウトプットするのがまだ未熟なんです。
 それから、物の見え方なんですが…」

 という説明に、最初ポカーンだったと思う。
 だって、初耳だし。
 今までそんな事聞いた事ないし。
 
 でも聞けば聞くほど納得してしまう。
 
 こういう子は、出来ると思っている動きが出来なくて、自分でも出来てないことが分かっている、
と言う意味で知的能力は高いのだと。
 むしろやりたくない学習をやらないと表現している事が、先生から見たら微笑ましいと。

 通常の判断する方法で診断されたら、ハナは出来ないと言われる。
 それが現在の学校教育の姿だから。

 でも臨床心理士の担当先生は、ハナの中に、強みが必ずあるはずだと言ってくれた。
 それも出来ない事の中に、程々出来るというレベルではなく、到底普通では追いつけない位のレベルで、と。

 実際に、この先生は特殊能力者だと私は視ている。
 ハナと同じように、目と手の共同反応が苦手な分、聴覚が優れている。
 これは聴覚過敏という事でいえば、通常の生活面では困難もあるそうだけど、
耳から入れた情報を殆ど忘れないのだそうだ。

 実際に、私との何かの約束や頼み事で小さな事もきちんと覚えているので驚いた事があった。
 これがそういう特殊能力だと思う。

 そして、相手の話を聞いて、まとめて伝える力。これはカウンセリングの能力には必須なのだけど、
流石に素晴らしい。小学校のハナの担任と3人で話した時にも、その能力を凄いと思った(密かに)。
 的確にまとめて、的確な言葉にしてくれる。
 頭の回転が良すぎて(たぶん)でも自分の気持ちを表現出来ず、子供の頃暴れてしまったという話を聞いているうちに、
ハナの癇癪とか、こういった世の中の通常では無いと分類される子供達が沢山いるように思えてきた。

 発達遅延(知恵遅れ)との違い。
 それが私には良く分からなかったけど…この事を理解してくれる人を私は探していたのかもしれない。

 最近、ハナは学校での態度と学童保育内での態度に相当な違いがあるようなのだ。
 この違いは何かと言うと、お友達との関係性。

 普通学級の友達と一緒にいるとかなり感化され、恥ずかしがり屋のはずなのに(人前に出られない)
一輪車のクラブには入るし、学校では拒絶する日直も学童だとマイクを使って号令をしていると聞いている。
 そして今日は、ダンスのクラブにも入ると言い出した。
 相変わらず読み書き計算は余り興味ない…けど(泣)

 明らかに…これは…。

 ということで、学童の様子を臨床心理士さんに見にいって貰う事になった。
 ハナは感受性が強いので、「何となく大人に監視されている」と思わないようにと気遣ってくれる先生。
 私は、こういう心の繊細な動きを理解してくれる大人が、子供達には必要だと思うのだけど…実際には少ない。

 親が分からないって事もある。

 普段通りのハナではない事は充分予想されるけど、実は私が救われているので。
 ハナを助けてくれる人が、他にもいるって事が本当に大きな救い。


 あ、就学前の親向け座談会の準備の事もあったっけ。
 週末は福井に行って参ります。

 
 Angel cascade HP

アリアのタローデパリブログ
 

 


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