さて、あくる朝、2日目のコースに参加したのですが、これは掛け値なしに
すごかった。もともと、<健脚向けコース>と紹介されていたので、
そこそこはきついのだろう、とは思っていましたが、そこそこどころか、
とんでもありませんでした。私は紐靴を履いて参加していたのですが、
その紐が何度も緩んでしまうほどの難コースでした。
最初は紅葉のきれいな山道を、参加者全員がマイペースで進んでいたの
ですが、しばらくしてから問題が発生しました。参加者の先頭に立って
先導する役の人が、このコースを知らない人であったらしく、事前に
参加者に渡されていた地図上のコースとは違うコースを進んでしまい、
大混乱となりました。あちこちで「どうなってるんだ!」と怒号が飛び交い、
参加者が近くにいた箱根市役所の役員に詰め寄るシーンもありました。
ただその後は、特に大きな不都合もなく、ウォークラリーは続きました。
スタート後、しばらくは車の通る大きな道路の歩道を歩いていたのですが、
「湯坂路入口」あたりからは、きつめのハイキングコースのような、
アップ&ダウンの連続のコースをひたすら歩き通しとなります。
道の土がやや粘土質で、しかもかなり湿っている個所も多かったため、
滑りやすくて注意が必要です。
さらにしばらく行くと、大きな石を埋めて作ってあるくだり道が続きます。
下り道は楽だろう、という印象があるかもしれませんが、実はくだりは
くだりできついものがあります。特に、ふくらはぎと足首にかかる負担が
並大抵ではなく、普通に歩いていても足が笑って、くじきそうになるほど
です。それが石畳の上なのですから、すさまじい衝撃が足全体に伝わる
のです。石畳の上にはあちこちに苔が生えているため、滑らないように
歩くと、消耗する体力は尋常ではありません。
もっと進むと、小学生の高学年向けの遠足に使うコースくらいはあるような、
急な下り坂が続きます。下り坂というよりは、大きな段差のある、階段の
ような道です。ここでは、かなりの人のペースが極端に落ちました。
疲れているうえに、足場がしっかりしていなかったり、不安定であるため、
一歩一歩、確認しながらの山くだりとなります。足に強い痛みがはしるのか、
足を押さえたまま休んでいる人もいました。
山を下りきって湯本に出ると、ここからはひたすらアスファルトの上を
てくてくてくてく・・・・・、と歩き続けます。もうこの頃には、
むしろアスファルトの上を歩くほうが苦痛になっている頃です。山道に
慣れた足でアスファルトの上を歩くと、こんなにつらいものなのか、と
目からウロコの気分を味わえます。もう、足首もふくらはぎも、がたがた
になっているので、へっぴり腰のような姿勢で歩いています。
えんえん、2時間くらいはアスファルトの上を歩いたでしょうか。ふと
前を見ると、海が見えました。あぁ、もう小田原は目の前だ!もう
箱根神社から、ここまで歩いたんだ!そう思うと、なんだか感慨深い
ものがありました。箱根駅伝の選手の人たちには到底かないませんが、
私たちも、それと同じような場所を、同じくらいに苦労して(個人的には
こっちのほうが苦労してると思うが)、ここまで戻ってきたんだ、と
いう気持ちで、胸がいっぱいです。
あと少し、あと少し、という気持ちで、疲れた体に鞭打って、ゴールに
到着したときの気持ちは、無言の感動、としか言いようのないものです。
何か、すごく大きなことを成し遂げた、という実感が、心のそこから
湧き上がってきました。この感動、これから何度でも味わってみたいと
思います。来年、また早いうちに、どこかのコースに挑戦!
すごかった。もともと、<健脚向けコース>と紹介されていたので、
そこそこはきついのだろう、とは思っていましたが、そこそこどころか、
とんでもありませんでした。私は紐靴を履いて参加していたのですが、
その紐が何度も緩んでしまうほどの難コースでした。
最初は紅葉のきれいな山道を、参加者全員がマイペースで進んでいたの
ですが、しばらくしてから問題が発生しました。参加者の先頭に立って
先導する役の人が、このコースを知らない人であったらしく、事前に
参加者に渡されていた地図上のコースとは違うコースを進んでしまい、
大混乱となりました。あちこちで「どうなってるんだ!」と怒号が飛び交い、
参加者が近くにいた箱根市役所の役員に詰め寄るシーンもありました。
ただその後は、特に大きな不都合もなく、ウォークラリーは続きました。
スタート後、しばらくは車の通る大きな道路の歩道を歩いていたのですが、
「湯坂路入口」あたりからは、きつめのハイキングコースのような、
アップ&ダウンの連続のコースをひたすら歩き通しとなります。
道の土がやや粘土質で、しかもかなり湿っている個所も多かったため、
滑りやすくて注意が必要です。
さらにしばらく行くと、大きな石を埋めて作ってあるくだり道が続きます。
下り道は楽だろう、という印象があるかもしれませんが、実はくだりは
くだりできついものがあります。特に、ふくらはぎと足首にかかる負担が
並大抵ではなく、普通に歩いていても足が笑って、くじきそうになるほど
です。それが石畳の上なのですから、すさまじい衝撃が足全体に伝わる
のです。石畳の上にはあちこちに苔が生えているため、滑らないように
歩くと、消耗する体力は尋常ではありません。
もっと進むと、小学生の高学年向けの遠足に使うコースくらいはあるような、
急な下り坂が続きます。下り坂というよりは、大きな段差のある、階段の
ような道です。ここでは、かなりの人のペースが極端に落ちました。
疲れているうえに、足場がしっかりしていなかったり、不安定であるため、
一歩一歩、確認しながらの山くだりとなります。足に強い痛みがはしるのか、
足を押さえたまま休んでいる人もいました。
山を下りきって湯本に出ると、ここからはひたすらアスファルトの上を
てくてくてくてく・・・・・、と歩き続けます。もうこの頃には、
むしろアスファルトの上を歩くほうが苦痛になっている頃です。山道に
慣れた足でアスファルトの上を歩くと、こんなにつらいものなのか、と
目からウロコの気分を味わえます。もう、足首もふくらはぎも、がたがた
になっているので、へっぴり腰のような姿勢で歩いています。
えんえん、2時間くらいはアスファルトの上を歩いたでしょうか。ふと
前を見ると、海が見えました。あぁ、もう小田原は目の前だ!もう
箱根神社から、ここまで歩いたんだ!そう思うと、なんだか感慨深い
ものがありました。箱根駅伝の選手の人たちには到底かないませんが、
私たちも、それと同じような場所を、同じくらいに苦労して(個人的には
こっちのほうが苦労してると思うが)、ここまで戻ってきたんだ、と
いう気持ちで、胸がいっぱいです。
あと少し、あと少し、という気持ちで、疲れた体に鞭打って、ゴールに
到着したときの気持ちは、無言の感動、としか言いようのないものです。
何か、すごく大きなことを成し遂げた、という実感が、心のそこから
湧き上がってきました。この感動、これから何度でも味わってみたいと
思います。来年、また早いうちに、どこかのコースに挑戦!