先日の移民関係、外国人労働者関係の記事の続きです。
CBからです
外国人看護師第一陣が今夏にも来日か
5月15日15時21分配信 医療介護情報CBニュース
インドネシアとの経済連携協定(EPA)が、5月半ばにはいよいよ発効する。発効すれば、早ければ7月にも日本で看護師・介護福祉士の資格取得・就労を目指すインドネシア人の第一陣が日本にやって来そうだ。
協定は、4月17日に衆院で承認され、参院に送られた。参院では12日に外交防衛委員会に付託されたが、まだ採決されていない。憲法の規定で衆院に優越権があり、参院が30日以内に議決しない場合には自然承認される。その場合、5月17日が発効日となる。
EPAは、フィリピンとの間で先に承認されており、受け入れのシステムも整えられてきたが、フィリピン国会での承認が遅れて実現には至っていない。今回のインドネシアとのEPAによる看護師・介護福祉士の受け入れは、その際に準備されたシステムに倣う形で実施される。
協定では、看護師400人、介護福祉士600人の合わせて1000人が、2年間で来日することになる。
入国の条件は、看護師の場合、▽インドネシアで看護師資格(看護学校の修了証書取得または大学看護学部卒)を持ち、▽2年以上の看護師実務経験があり、▽日本人と同等報酬の雇用契約を締結している──こと。
また、介護福祉士の場合は、▽大学または高等教育機関の修了証以上を取得し、かつ6か月程度の介護の研修を修了して介護士として政府から認定された者あるいは看護学校修了証書取得か大学の看護学部卒業者、▽日本人と同等報酬の雇用契約を締結──。
入国後は、まず6か月の日本語研修、看護・介護導入研修を受け、その後病院や介護施設で看護助手やヘルパーとして働きながら研修を受ける。その後、看護師や介護福祉士の国家試験を受験し、合格すれば看護師、介護福祉士として就労できる。
資格取得までの在留期間は、看護師が3年、介護福祉士が4年。ただ、介護福祉士の国家試験受験には3年間の実務経験が条件になるため、試験は1度しか受けられない。看護師の場合は、3回まで受験できる。ただし、在留期間内に資格が取得できなければ、帰国しなければならない。
実際の送り出し、受け入れ調整は、インドネシア海外労働者派遣・保護庁(NBPPIW)、社団法人国際厚生事業団(JICWELS)が担う予定。
現時点では、まだ国会での協定承認がされていないため、細かい条件などは決まっていない。承認後、双方で折衝して詰めていくことになるため、実際の第一陣来日時期については流動的だ。
ただ、介護福祉士は受験チャンスが1度しかなく、試験が3月上旬から半ばにかけて行われるため、半年の日本語研修期間を勘案すれば、8月ごろには来日している必要がある。また、看護師の場合にも協定で、3回以上の受験チャンスを義務付けているため、7月には来日している必要がある。
そのため、今夏に第一陣が来日できなければ、今年度の来日自体が見送りになる可能性もある。
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昨日、書きたい放題書いたので、あえて書きません。
ただ、何も考えずに受け入れたら・・日本の社会の混乱もそうですが、もしかしたらこの方々に不快な思いをさせる可能性もあり(外人だと思って、変な差別をしないとは限らないでしょう?)、そういう意味では大手新聞社こそ、こういった記事を前面に出しておかなくては、彼ら・彼女らがかわいそうだと思う。
いろいろな意味で受け入れ体制は整っていないと思っていますが、そういう方向で調整に入っているようなので何もいえませんね。
この問題を多くの人に知って欲しいと思われる方、応援をよろしくお願いします
http://blog.with2.net/link.php?602868
そういえば、研修医のころ・・副当直のときに救急外来にいた看護師さん、彼女はどこの出身だったかしら?
確か、T大生をしながら(生物だから、2類か)夜は看護師の資格を使って働いていたという・・・兵(つわもの)でした。ああいう、目的意識を持って頑張っているような人は応援したいですけど・・・。日本の体制がいろいろな意味で心配です。
相変わらず怒涛の更新で、ついていけないほどです!
そうですか。そのうちインドネシア人の看護師さんに注射打ってもらうこともアリかも、、、なのですね!
それにしても連日伝えられる中国の大地震の惨状が悲惨過ぎです。医療チームも含む日本の救援団体が先ほどやっと出発しましたね。(遅過ぎかもだけど)
国境無き医師団があるなら、国境無き看護師団もあるのかな?globalな活躍ができるというのは、素晴らしいことですね。
アンフェタミンさんも、体調には気をつけてご活躍ください。
おはようございます。コメントありがとうございます
怒涛の更新・・・とのことですが、書きたいことが山ほどあって、思わず書いているだけです。
これだけ、いろいろな事が起きると・・・選べませんw
まぁ、一昨日(水曜日)は軽く飲んでいたので、読み返すと変な記事だから・・・今後、飲んだときは軽い記事をひとつにしようと反省しております
中国への救援、遅すぎと言えばそれまでですが・・・日本国内で起こったときに「日本政府」がどれだけの事ができるか・・・
「消防・救急」「警察」「医療機関」の連携が有機的に取れるようでなければ・・・大変でしょうね。
国境なき看護団の話、ちょっと笑いました。本当は日本ではなくて、こういう災害地域への派遣なのでしょうね。そういうのがあるならばw
また、コメントいただければと存じます
自国の人間が嫌がる仕事を、外国人へさせるなんておかしいと思います。
そんなに看護師さんが不足してるんなら、僕が看護師になろう!いやいや医師も不足してますから。
こんばんは、コメントありがとうございます
先生のおっしゃる事、良くわかります。悪い待遇で発展途上国の人をこき使う・・・・。いろいろな事情でこちらに来るのでしょうけど、今回の派遣で「日本の医療事情が悪い」と多くの国に気づかれたら、次からは派遣依頼をしても来ないのではないかと思っています。
仕送りなども考えての来日だと思いますが、国内生活だけで手いっぱいになったり・・・信じられないような過酷な勤務状況を体験したら、次は来ないのではないかと思います
先生、看護師になっちゃ駄目ですよ~。血液内科医は最も少ない診療科の一つなんですから~。
それに僕に血液診療に関して教えてください~w
また、コメントいただければと存じます
フィリピンでは医師、看護師が安い給与のため海外で看護師として流出(日本に来る看護師さんの何割かはフィリピンの医師です)、地方都市での看護師不足が憂慮されています。
現在の看護師、介護士の劣悪な労働状況、労働環境を改善する事無く外国からの派遣を受け入れるとは、なんと安易な考えなんでしょう。
こんばんは。はじめまして。コメントありがとうございます
北さんのおっしゃるようにフィリピンやインドネシアでは、人材の流出と言う事になります。すなわち日本のつけを他国に回すといっても良いと・・僕も思います
現在の医療環境・状況を改善せずに外国からの派遣を受け入れることは・・・その後日本に人材が入ってこないことになるかもしれません。
将来的には・・・アジア圏内の労働環境が改善して、人材の流入もなくなるのでしょうね・・
ご意見ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします
また、コメントいただければと存じます