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新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

自分の時間について:セネカ・葉隠・自省録などより

2017-04-09 15:21:57 | 人生哲学系

こんにちは

 

今日はセネカなどを読みながら、自己内省をしておりました。

 

セネカの「人生の短さについて」は「自分の時間をどう使うか」を書いていると思います。仕事を含めて人から頼まれたことをやるのは時間の浪費になるのかもしれません。

葉隠は様々なことを書いていますが、僕は「葉隠聞書1の2」にある有名な「武士道とは死ぬことと見つけたり」から始まる項目が好きです。これも人生をどう生きるべきかが凝集されていると思います。

自省録も人生を考える上では良い本だと思います。

 

こんな本を読みながら色々考えます。

 

どう時間を使うかを。

 

僕も「人生が短いことを自覚しながら生きるべき」と思っています。ただ、楽しいこともして良いだろうと(ストア派ではないのでw)思います。ストイック過ぎても面白くはなかろうと。

 

ただ、できうることなら自分の時間を有意義に使いたいと思うわけです。

 

色々考えて得た結論は

「時間は当たり前であるが有限である。この時間を人のために使うのであれば、その人の時間と合わせてより有意義なものにする必要がある。」

ということです。

 

僕は医師として患者さんや家族に誠実に向き合いたいと思っています。そして患者さんや家族にとっても「この時間」が有意義であったと思ってもらいたい。そのために「知識」「技能」なども高めなくてはいけないと思いますし、こちらの意図を理解してもらえるようにしなくてはいけない。医師と患者がそこで接したことで、患者さんの人生がより有意義なものになるのであれば良いと思っています。

 

僕が子供や妻と接した時間が「子供の将来の考え方、生き方」に影響があり、より良い未来を作るのであれば意味がある。妻と一緒に過ごした時間が「思い出」だけではなく、「未来への糧」になるのであれば良い時間の過ごし方である(おそらく子供を介してが多いのでしょうけど、夫婦水入らずというのはなかなかできないでしょうしねー)。

 

僕が後輩医師と接したり、他の学生などと接するのであれば「彼らとの時間」が僕と接したことで将来的にも影響が出て「より良い考え方」「時間をうまく使える」「応用ができる」ようになるのであれば意味があるのだろうと思ったりしています。

 

職場で「生活指導」などをしているのであれば、それにより職場の方々が「より良い時間」を過ごせるようになるのであれば意味がある

 

一緒に過ごしたことで「将来に何らかの影響が出る」のであれば、意味がある時間の過ごし方なのだろうと思っています。

人を変えることは基本的にできません。自分だけが変わることができます。僕は時間を大事に、相手の時間も大事にできるのであれば良いと思います。お互い有限の時間ですから。家族との時間も大事ですしー。時間の重要性を自覚して、多くの人のために生きる。

 

そういうものにワタシハナリタイ(笑

 

などと思いながら、半日を過ごしました。引き続き自己内省を続けます。

 

・・・・だって、荷物(本)が届かないのだもの(笑

 

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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猛省の日々 (女王様)
2017-04-12 03:26:34
アンフェタ先生 迷いに入ってますね。
40が見えると焦りが来ますよね確かに。
厄年 って本当だとあとから思います。 体調がおかしくなってきたり白髪や薄毛や老眼や、女性はシワやらたるみやら。
風邪が治りにくいとかもありますし、自分が40になると親が倒れたり…。
お祓いどうこうではなく、そのくらいの年になったら諸々気を付けなさい、って意味でしょうね。

私自身、40代になって喘息の重篤デビューにアナフィラ。ついにCML。
父を肺癌で見送り、母を風呂ポックリで見送り そんな年月でした。
市の子宮がん検診とかちゃんとやってて 何もなくて安心してて どうして白血病なんかが我が身に?? と。

そんな40代で学んだことが「明日がくる保証はない」「必ず生き物は死が来る」ということ。
たまたま大きな震災があったせいもありますが、だから今日はもう過去だし切り捨てなければいけない。
大切に生きないと、健康でおいしいものを食べることが出来て、動けて、笑えることがどれほど幸せでありがたいか‥。
失って初めてわかる事ってあるんですね。

アンフェタ先生はお仕事柄、たくさんの「救えない命」を見てきたと思います。
そうした 実際見て得たものを後輩サン達に伝えていくことが 使命ですね。
かけがえのない尊い命からしか学べない何か。
で リレーしていくことによって アンフェタ先生が生きてきた時間が実るのではないかと。
えらそうで申し訳ありません(汗)。

山中教授も確か整形外科をなさっていて、基本的に整形は良くなって退院していくけれど やはり助けられない命がどうしてもあり。
ならばより沢山の人を助ける研究をしたい!と思われたそうです。
今はさらに、若い研究者を助けたい とマラソンしたり寄付集めたり。
大勢の研究者や医師の力の努力や時間があるから、私達患者は生きていけるんです。
ありがたいことです。
‥まあ しょーもない犯罪医師も稀にいますが。

CMLが移行期だったらどうしよう?とかいろいろ不安なとき、あとどのくらい生きられるのかしら と怖くなったりします。
CMLには余命やステージという概念がないとは言いますが、逆に発見した段階で全身をガンの血が巡っているんだし。
いやが上にも 残りの命と向き合わなければならなくなり、腎臓や肝臓となると最早どこが優先なのかわからなくなります。
今まで どこかでわかってる癖に見ないフリをして 逃げていた時間の期限。

アンフェタ先生も日々の時間を大切に。
愛しいお嬢さんを抱っこしたり、一緒にお風呂入ったりする時間は長くはありませんよw。

そして 命の大切さを教えてあげてください。
お花も命、雑草も命。
食べるお肉やお魚もまた 尊い命。 牛さんも豚さんも時間をかけて大事に育てられた命なんだよ、って。
まだ少し早く難しいかもしれないけれど、「いただきます」の意味、無駄に食べ残したらいけないこと。

お父さんとしての責務、が
んばって!
もちろん奥方さまにも。
あの時もっとやさしくしておけば、なんてことがないように。
返信する
ありがとうございます (アンフェタミン)
2017-04-14 08:41:51
>女王様さん
おはようございます。コメントありがとうございます。

おっしゃられているように30代後半ですでに年齢を感じております。
職場の若い人たちと同じように飲むと辛い・・・(汗

健康で美味しいものが食べられて・・・って本当に素晴らしいと思います。娘が健康に育ってくれているだけで、幸せを感じる今日この頃です(本当に)。

後輩医師に色々伝えたいことがあります。今回、本を出版できたことで少しは伝えることができたかもしれないと思っていますが、自分自身がやりたいことを本当によく考えて・・・と思っています。

山中先生の講演で僕もその話を伺いました。色々山中先生もあったとおっしゃっていましたので、色々あるのは当たり前で、それでも前を見て生きていかねばならないと思っております。

娘との時間を含め、時間を大事にしたいと思います。

また、コメントいただければと存じます
返信する

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