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新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

名医、名医療従事者、名患者:全ての人に感謝しております

2017-06-07 20:46:03 | Weblog

1つ記事を追加します。

 

先日、出張中に同僚の医療系グループの皆様と飲んでおりました。僕は結構色々なものを出すタイプなんですが、今回は獺祭の一升瓶を2本持って行き・・・。

 

他の皆さんが「ご馳走になります」といっていましたが、僕はご馳走しているつもりではないです。

 

本当に医者は医者しかできません。患者さんを見たり、医療系の様々な問題点を把握し、改善する方法を考えたりすることくらいしかできません。

今回でいけば、他の方々が色々詰めている中で、僕は比較的自由に動いていました。だから、少しでも感謝の意を示したかっただけです。

 

病院にいるときもチャンスがあると、後輩たちと飲みにいったりします。それはいつも忙しく頑張ってくれてありがとう・・・という感謝を示したいと思っているからです。こんな形でしか感謝を示せないが、感謝している。ありがとう・・という気持ちでいます。

 

もちろん、ただ飲みたいだけ・・・というのもあるかもしれませんが(笑

 

看護師さんにもお菓子やケーキなどを持っていったりしました。土日くらいしかできませんが・・・最近はできてませんでしたね。あまり病棟勤務していなかったのと、子供ができてからは時間があると子供にばかりw

それでも当直中はとりあえずコンビニでおやつと飲み物を買って持っていくようにしていました。

 

看護師さんと医者の仕事は異なるので、「いつも患者さんの近くで看護してくれてありがとう。何かあればアラームをしてくれてありがとう」という気持ちです。

看護師さんがいなければ大変です。優秀な看護師さんが退職されたりするだけで、医師の負担は大きくなりますしね(病棟が若返ったり、部署異動などで経験者が減ったり)。

 

ソーシャルワーカーさんが調整してくださるから、外来などでも助かっています(さすがにお菓子は持って行かなかった・・・汗)。

 

色々な人がそれぞれの仕事をしているので、本当に助かっています。別に偉いと思っているわけではないのですが、比較すると「医師の給与」が良いので、少しでも感謝の意を示したいといつも思っています。

 

患者さんに良い医療を提供するには「良い医師」「良い看護師」「良い検査技師」など良い医療従事者が集まる必要があると持っています。そういう「マグネット」的な病院を作り上げていければ良いなぁと心から思います(僕がマグネット的な医師になれれば良いのですが)。

あと、医療の提供ではありませんが、最も重要な要素があります。「良い患者さん」です。

多分、良いという意味は色々あると思いますが、僕が言いたいのは「医療従事者」と「患者さん」が一緒に行うのが「医療」だと思っています。患者さんが「名患者」であれば、医療はうまくいくような気がしています。

 

吉川英治さんの小説や横山光輝さんの漫画の三国志で「名医」と「名患者」というところがあります。

医者がきちんと自分自身のスキルを上げて、医療を行う必要はもちろん必須だと思います。そして医療従事者の治療方針をきちんと理解した上で「信頼関係」を作り上げる患者さんは名患者なのだと思います(丸投げはダメです。治療がうまくいかなかった時に信頼関係が崩れます・・。そもそも・・・そんな関係ではないのだと思いますが)。

患者さんと医療従事者がうまくやっていける病院、うまくやっていける関係、そして一緒に治療に取り組んでくださる患者さんとその家族が大事なのではないかと思います。

 

僕のことを信頼してくださる患者さんや共に働く医療従事者の皆さんに感謝をして、医療を今後も提供できれば良いと思っています

 

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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医学生が血液内科を楽しんで勉強できる本:2冊目はそんな本を書くつもりです

2017-06-07 20:00:53 | Weblog

こんばんは

 

今日はとりあえず急いで読影してくれと言われた胸部単純写真をひたすら読んでいました。約700〜800人ぶんくらい。さすがに疲れましたが、とりあえず問題のありそうな方の比較読影まで終わらせて帰ってきたところです。

 

ちなみに僕はあまり画像読影は得意ではありません。まぁ、普通に読めますが、得手不得手でいけば不得手な方です。

 

初期研修医の時に研修する予定だった「放射線科」も、他の人が「放射線科を研修できないならやめてやる」といったために、研修を管理する部署の方からお願いされて交代しました(笑

 

いつもお願いばかりされている気がします(だいたい無理な頼みごとも聞いているのですけどね、僕は)

 

ともかく苦手なことはわかっていますので、短期間で多くの画像を見るために全く問題がなさそうな方を早めにふるいにかけること、少しでも引っかかる方は全て場所を記載してもう一度見直すこと、可能な限り過去画像と照らし合わせることをやっていた感じです。ただ、こういう時に「もし、放射線科を研修していたらどうだっただろうか?」とは思ったりします(ちょっとだけw)。まぁ、「もし・・」とか、「たら・れば」は人生にはありませんので、できる範囲で最良を行うだけですが

 

さて、本日はいよいよ2冊目の本を書き始めようと思っています。対象は医学生を考えています。気楽に読めそうな血液学の教科書を書きたいと・・・。

頭の中にだいたいの構想は出来上がっていましたが、学生がよく購入するという「メディックメディア」の病気が見えるシリーズをまず読んでいました。第1版は古い教科書だったので、どういう形でも学生さんの役に立つと思っていましたが、新しい教科書が出たのでまずは読んでみようと・・・。

 

病気がみえる vol.5: 血液

 

第2版の印象を一言でいいますと「学生には難しすぎるだろう」というところでしょうか。最初のとっかかりとしては難しい気がします。

あまりに覚えるものを詰め込みすぎて、僕とかが「さらっ」と読むにはちょうどいいですが、大変かも・・・と。


第一に「字が小さい」

 

ただ、この教科書の良い点は「カラフルで絵が見やすい」点だと思います。そして「ある程度理解」したら、すごく読みやすくなると思います。

 

・・・というか、飛ばし読みします・・・。当たり前すぎて・・・。

 

ですので、その領域までいったら一気読みできる教科書です。

 

僕はまず、その前の段階。すなわち「医学、血液学の楽しさ」を知っていただき、「理解する方向性」を単純に記載していきたい。

 

できれば1ページに1つか2つのことを書いて、気楽に読めて、理解しやすい。机に座って勉強するというよりは、寝転んで読めるくらいのものを。

 

臨床現場、特に治療に関しては学生はその場で勉強するべきです。教科書の知識よりも進んだことをやっています。また、試験対策に細かい治療方法は聞かれないと思います(浪人生がいるので、最新の治療法は国家試験には普通でません。いかにスタンダードなことを知っているか・・・が重要だと思います)。

ですので、学生さんは「病態生理」から始まり、検査の方法、診断までは確実に勉強し、治療方法(具体的な治療というよりは、免疫抑制療法・・・とか抗腫瘍薬投与とか)の理解につなげる感じでしょうか。

 

僕はやりたい仕事としていつも「医師」「教師」「政治家」と3つあげています。臨床医として患者さんの力になるだけでなく、研修医の先生や学生さんを如何に自分よりも優秀な医師に育てるかも生きがいのようなものです。

 

後輩には結構いっています

「僕が研修医の時より、よほど優秀だよ」

と。

 

褒めているのは、本当に心の底から褒めていますし、僕は自分が研修医の時よりもレベルが高くなって欲しいと思って指導しています。

だから、夜中の2時に禅問答のようなことをして嫌がられるのでしょうけど

 

本を書くことで、少しでも多くの人の役に立てるのであれば本当に嬉しいことです。心からそう思っています。

 

ということで、空いた時間で頑張って書いていきたいと思います。

 

けど、もう一つblogの記事を書きたくなったので、ちょっと書かせていただきます。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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