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新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

究極の体温計:僕だったら手術への応用かな?

2012-02-29 20:18:42 | 思いつき・ひらめいた!

最後にもう1つ

 

「究極の体温計」開発 細胞内、器官ごとに検温

2012年2月29日 13時27分

写真

 細胞の中身の温度まで細かく測ることができる「究極の体温計」を東京大の内山聖一助教らが開発した。核やミトコンドリアなど器官ごとの温度を測定し、熱っぽい場所や冷たいところが詳しく分かるという。がん診断などに幅広い応用が期待される。29日の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに成果を発表した。

 内山助教らは、温度が高いほど長く光を放つ物質を「分子の体温計」として開発。細胞に均一に注入し、顕微鏡で各器官が光る時間を調べ、内部の温度を詳細に測ることに成功した。5千分の1ミリの対象も測定できるという。

 サルの腎臓細胞62個を測ると、核の温度が周囲より0・96度高かった。エネルギーをつくるミトコンドリアの一部も熱を出していた。熱を持った器官は活動が盛んだと考えられる

 病気になった細胞に特有な温度の分布を調べることで、がんなどの新しい診断法が開発できる可能性があるという。

 内山助教は「まったく新しい手法なので、さまざまな応用が出てくるのではないか」と話す。現在の分子体温計は細い注射器で細胞に入れる必要がある。今後は細胞が自然に吸収する形にしたいという。

(中日新聞)

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話自体は素晴らしいことだと思います。

新しい何かを作り出せば、それを応用していくことはできるはずです。

 

そして記載してある通り、最初読んでいて「細胞に均一に注入」というところを見て、「自然に取り込まれなければ診断の役には立たないだろう」と思いました。まぁ、最後に書いてありましたけど。

 

ついでに言うと僕が思うに熱を持った期間は活動が盛ん…というのはよく理解できます。ただ、その場合FDG-PETと何が違うのか…と言いたくなります。確かに腎臓など糖を再吸収したり、腸など糖を吸収する臓器、脳など糖の利用率が高い臓器にはFDG-PETは不利だと思いますが・・・

 

僕だったら「顕微鏡を見て判断する」のであれば、手術の際に注入し、大まかな腫瘍を取りきった後の微細な病変を判断するのに使用したいですね。あとはバチスタ手術のようなものであれば、薬を入れると心筋がやられている場所が判断できるのではないでしょうかね。

 

皆さんはどう思われますか?

 

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公務員給与削減法案成立:どうなる議員給与、議員定数、議員歳費?

2012-02-29 20:05:33 | 国会議員・地方議員連盟

さて、続けます

 

公務員給与削減法案が通過したようですが、議員給与や歳費はどうなるのか、議員定数は・・・?

いろいろ思うことがありますよね。

 国家公務員給与を削減する特例法が29日の参院本会議で、民主、自民、公明などの賛成多数で可決、成立した。2011年度人事院勧告(人勧)の0.23%引き下げを昨年4月にさかのぼって実施した上で、12年度から2年間は人勧分も含めて削減幅を計7.8%とする。人勧で示された水準以上に給与を引き下げるのは1948年の人事院発足後初めて。
 給与の削減分は年間約2900億円で、東日本大震災の復興財源に充てられる。ただ、自衛官は震災での活動を考慮して、削減の開始時期を半年間猶予する方向だ。地方公務員の給与については、地方自治体が法の趣旨を踏まえて「自主的かつ適切に対応する」との付則が盛り込まれた。 

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議員歳費を削減=7.8%超を検討-民主方針

 民主党は27日、野田佳彦首相が決意を示す消費増税への環境整備の一環として、月額約130万円の議員歳費を削減する方針を固めた。国家公務員給与を2012年4月から平均7.8%削減する特例法案が29日にも成立することから、これを上回るカット率とする方向。党の政治改革推進本部で具体案を詰めた上で野党に提示、今国会での関連法案の成立を図る。
 民主党の輿石東幹事長は27日の記者会見で「(公務員給与の)次に国会議員はどうするのかという話が出てくる。それにきちんと応えていかなければならない」と表明。城島光力国対委員長は、削減率について「7.8%を下回ることはあり得ない」と述べた。(2012/02/27-19:31)

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早めに決めて、お金の無駄をできるだけなくしてほしいものです。

正直、何名かの国会議員と話をしたり、聞いたりする機会がありましたが…すごい人もいる中で、ただの人数でしかない議員さんもいると感じております。

 

そういった議員さんを減らし、月に130万円もの歳費を減らし・・・ということを早めにやってほしいと思っています。皆様はどう思われますか?

 

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診療科変更に対して暴行:個人の自由を尊重しましょう(汗

2012-02-29 20:04:44 | 医療

こんばんは

 

本日はいろいろ職場の上の方の方々と話をしていたのですが、予定よりすんなりと要望が認められた感じで、拍子抜けしております。まぁ、良い方向に進んでいるので・・・良いのですけど。

あとはさらに計画を練らないといけませんが、かなりいろいろ考えておかないと、今度は内側から引っ張られるかもしれない…と思っています。話し合いが終わった後の会話が…ちょっとそこで終わりそうな感じだったので・・・・。内側から壊れていきそうで不安ですね。

僕の中では今の計画は最低限の中の最低限で、まだまだ発展させるべきなのに…大概、過去にもそうでしたがある一定の成果が出ると、いつもそこで足踏みをする。組織というのはそういうものかもしれませんが・・・。

ただ、一歩一歩前に進めるべきで、急進的過ぎる改革はついていけないという可能性に関しても理解できるのですけど。

 

さて、本日の気になる記事ですが…くだらないところから行きます。

「別の科に入局しようとした」 助教が研修医に約30分間暴力 聖マリ医大が諭旨退職処分

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120228/crm12022814240019-n1.htm

2012.2.28 14:23

 川崎市宮前区の聖マリアンナ医大で、耳鼻咽喉科の男性助教(39)が男性研修医(28)に殴る蹴るなどの暴力を振るったとして諭旨退職の処分を受けていたことが28日、病院への取材で分かった。研修医は全身打撲などで2週間のけがをした。

 助教は「耳鼻咽喉科に入局すると約束していたのに、別の科に入局しようとしたことに腹を立ててやった」と暴行を認めており、27日付で退職した。

 病院によると、助教は6日正午ごろ、耳鼻咽喉科の医局に研修医を呼び出して約30分間、罵声を浴びせて殴る蹴るなどの暴行を加えた。

 研修医がその日のうちに病院側に相談し発覚。その後、教授会はいったん懲戒解雇処分を決めたが、寛大な処分を求める嘆願書などを考慮し、諭旨退職とした。

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聖マリアンナ医科大助教が研修医暴行、諭旨退職処分に/川崎

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202280039/

2012年2月29日
 男性研修医(28)に暴力を振るってけがをさせたとして、聖マリアンナ医科大学(川崎市宮前区)が耳鼻咽喉科の男性助教(39)を諭旨退職処分にしていたことが28日、分かった。研修医は全身打撲や首をねんざするなど2週間のけがを負ったという。

 同大によると、助教は6日正午ごろ、医学部本館2階の同科医局で、研修医に約30分間にわたり殴る蹴るなどの暴行を加えた。

 2人はともに同大空手部出身で先輩と後輩の関係。研修医が耳鼻咽喉科に入局する意思を示したものの、助教に相談なく別の医局への入局を決めたことに腹を立て、暴行に及んだという。助教は暴行を認めており、27日付で退職した。

 同大は監督が不十分として、助教の上司にあたる耳鼻咽喉科の男性教授(55)を27日、戒告処分にした。同大の薄井隆文総務部長は「社会人としてあるまじき行為をしたことは重大で許し難い」とコメントしている。

 助教の処分をめぐり、同大は今月中旬、「懲戒解雇処分が妥当」との結論を出したが、研修医から嘆願書が出されたことなどから、再度審議。諭旨退職処分が妥当とした。

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昔だと…部活の先輩後輩などのつてで診療科も決まることがあったと思いますが、今はマッチング制度の関係でほとんどなくなったと思っていました
 
そもそも、医局に入るかはいらないかの前に「どこの病院に行くのか」というところから始まりますので。
 
同じ大学の空手部同士で、同じ道を志そうとしたけど…実際に医療に携わったら「この医局に行きたい」「この診療科の方が面白そうだ」と言って診療科を変えることはよくあると思いますけど・・・。
 
来年度大学に戻る二人は…研修医として血液内科を回ってきたときは循環器内科志望だったのを二人とも「Get」しました・・・・。
 
たまたま僕と教授で食事に行ったときに、
「どの研修医が血液内科としてほしいか」
という話になったときに名前が挙がった二人なんですけど。
 
期待に応えてくれるのではないかと信じております
 

それ以外にも研修が始まってから希望する診療科を変えることなんてよくある話で、殴る蹴るの暴行・・という話になると、行き過ぎというか、個人の自由をどう思っているのか・・・と思ってしまいます

 

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