こんばんは
臨床現場から離れて早6か月。職場の方と話をしていたのですが「半年も臨床から離れると、嫌なもんですよ」と。
実際、今の職場で患者を診るといっても専門的な分野ではないですし、基本的には医務室ですらないので患者は来ませんし。友人と話をしたとき、僕をここに配置したことに対して怒ってくれましたが・・・まぁ、外科系よりは良いのでしょう。
いつも書いていますが、そこでできることはいろいろあります。僕は血液内科医として、半年(実際は1年以上患者を診ないのでしょう)患者さんに接していませんが、今ここでできることはやっていると胸を張って言いたいと思っています。
そしておそらく僕でなくてはできないことがどうやらありそうです。職場の方々からいろいろ頼まれつつ、どうしたら「今いる職場」が良くあるかを考えています。
ここは本当に「少しでも良くしよう」とみんなが思っているので、変わっていきそうです。素晴らしいことですね。
だからこそ、僕が積極的に動き始めているわけですが(それに伴い、僕のところに様々な話が舞い込んできていますが)。
さて、少し先程のコメントにショックを受けているのですが・・・気を取り直して。基本的に何があろうと、それに対する反応をするのは自分自身。僕は常に物事をよくする方にのみ動きます。僕の存在が良くないなら…て、それを判断するのはそれこそ傲慢というものですね。
今日の記事の中に面白いものを見つけました。コメントをよく下さっている自滅さんの近所の話だと思いますが、実際のところどんな話になっておりますでしょうか?
京都府立与謝の海病院(与謝野町)の医師不足問題を審議してきた有識者会議は8日、府立医科大(京都市上京区)の付属病院化を求める提言を府に提出した。山田啓二知事は「丹後地域の医療を再構築したい」と述べ、早期移行を目指す意向を示した。
与謝の海の医師は全員が医大の派遣だが、放射線科医がおらず、救急科の医師も不足している。ベテラン医師も少なく、舞鶴市などの病院に行く近隣住民も多い。
昨夏から対策を議論してきた有識者会議の提言では、府が直営している与謝の海を、独立行政法人が運営する医大の付属病院に移すことを提案。医大から与謝の海に医師を派遣する場合、医師の所属が違うため手続きが煩雑だったが、付属病院化で自由な人事が可能になり、医師不足や診療科の偏在を解消できるという。
有識者会議座長の藤田晢也元府立医科大学長は「今は親戚関係だが、2病院が家族になる。過疎地域の地域医療を充実させるモデルとしたい」と話した。
移行には関係条例の改廃に府議会の議決のほか、独立行政法人の理事会承認や文部科学省と総務省の認可も必要になる。府は来年4月の移行を目指し、手続きを進める方針。
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おそらく僕がBlogを書き始めた6年前から大学付属病院の分院にするというオプションはなかったと思います。
京都府は人口当たりの医師数では日本で最も多い地域です。府立医大の本院と与謝の海病院で医師数の配分の調整、必要な人材の調整などを行いWin-Winの関係になれば両方とも発展するのではないかと思っています。
医師不足に対する対応として、複数の病院で専門を分担するやり方(仙台)や総合内科医を主軸にするやり方、いろいろなやり方があったと思います。このやり方が功を奏するか、見守っていきたいものですね。