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新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

危篤じゃなかったら電話するな・・・・?

2009-12-26 14:07:45 | Weblog

こんにちは

 

先ほど帰ってきました。午前中にも救急車が来て当直の先生から対応を受け継ぎました。白血病へ進行したMDSの患者さん(高齢者もう数カ月で80歳)で白血球数は600・・・。おそらく敗血症を起こしている状態でまったく油断はできません。

 

とりあえず患者さんの家族に説明をして、本人とも話をして治療を行っていくことになりました。

 

その間に、先日救急車で運ばれてきた患者さんに関して後輩が電話で話をしていました。

 

・・家族がともかく来ない家で…かなり昔ですが救急車で運ばれてきたので、家のほうに電話をかけた際に

入院するからと言って電話をかけてこないでください

と言われたそうです。

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本日も

赫々云々で、こういう方針で治療を行っています

と後輩が電話をしたところ

「わかりました。しかし、危篤でないのなら電話してこないでください

と言われました。

 

 

家族内の状況は知りませんが、すごい話をしているな~と思いました。

 

 

この家族は

薬を飲まないことで病状が悪化して緊急入院を繰り返しているから、薬は飲むように家族内で対応してくれ

と半年くらい前の担当医がいったところ、

病院の指導が悪いから薬を飲まないのだ!

と言ったり大変みたいです。

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なかのひと 

 

こういう患者さんの家族に限っておかしなことになりかねない…と思ったので

その言動、細かくカルテに書いときなよ

と、後輩に言いました。これもテープレコーダーでもない限りは、証拠はないといわれかねませんが・・・・。

 

 

今日の緊急入院の患者さんは状況をすぐ理解してくださって、改めて明日息子さんたちとも話し合う予定ですが・・・・患者さんによっては微妙な家族もいます。

 

難しいですよね。

それでは、また。

コメント (4)
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