新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021年初夏…「猫と窓ガラス」で新人ロックバンド「THE 寺田町&月光ワタル」のライブ…第2部…

2022-08-23 06:43:48 | ライブ

2021年初夏

名古屋市港区にある「猫と窓ガラス」

新人ロックバンド「THE 寺田町&月光ワタル」のライブレポの続き

 

休憩挟んで第ニ部

月光ワタルさんのエレキが雰囲気を醸し出しながら

後半戦を始めますと、寺田町さんと月光ワタルさん、お互いを紹介し合った後

まずは

「バーディ」

このスローなナンバーを熱く熱く熱唱する寺田町さん

そのハスキーな寺田町さんの独特の歌の世界に…被さるようにハモる月光ワタルさんの唄声が実に心地よくて

そして、間奏では月光ワタルさんの泣きのエレキがのっけから炸裂して、めちゃカッコイイ

 

「ケ・セラ・セラ」

私にとって、ドストライクの寺田町さんのハスキーな歌声が、うなる!うなる!そして、シャウトする!!

その歌声に寄り添うような月光ワタルさんのエレキの響き

心地よ過ぎて、今がコロナ禍であることを忘れるほど…もう耳を傾けているだけでご機嫌な夜…

新型コロナウイルス感染症なんて、変に営業時間短縮なんでしなくても、個々が感染症対策を、神経質にならずにフツーに行っていれば「ケ・セラ・セラ」だよ!…とこの曲を聴けば聞く程、そう思えてくる

 

ここで、寺田町さんから、新人ロックバンド「THE 寺田町&月光ワタル」ですと再度自己紹介

月光ワタルさんもご挨拶、寺田町さんを称賛し、ギターを弾いて歌ってます…とみたまんまのことを自己紹介し、笑顔でこの調子でいきましょうと

それを受けて、寺田町さん、月光ワタルさんをみつめながらデビューした頃はこんなに小さかった…と笑わせる…

昨年、還暦を迎え、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中にもかかわらず、7月の誕生月に、大阪と神戸で「寺田町大還暦祭」というのをやっていただき、それは、とても楽しくて素晴らしかったと

月光ワタルさんもサプライズできてくれたと、その話をふれば

月光ワタルさんはPAの下の1メートル四方の立方体の中に隠れていたらしく…

その話をしてる途中で「ごめんなさい、話の腰を折って…」とMCも大先輩に謙虚!謙虚!…笑

 

寺田町さんが語る

21歳になるときに、名古屋で音楽でやっていこうと決意したそうで、その決心した21歳のときが1981年…ということで、今年は40周年、そのときに月光ワタルさんが生まれていると笑わせる…

その決心をした21歳のときに「ON THE ROAD」という曲をかいてて、その20代のときに作った歌は、この歳になると恥ずかしくて歌えないんだけど…代わりに昨秋、その歌をモチーフに「ON THE ROAD1981」という曲をかいたので、それを2人でと

「ON THE ROAD1981」

月光ワタルさんのエレキで奏でる旋律がめちゃ美しくて

そのエレキの音色に包まれて、歌われる寺田町さんの歌からは1980年代の等身大の寺田町さんの想い、叫びが垣間見えるよう

語るように歌われるAメロ

そして、サビは、二人でハモる…シャウトする寺田町さん…それを包み込む月光ワタルさんのハモリ

♪もともとのはじまりが それだったんか~

 

曲の後半のメロディアスでありながら、昇天するようなエレキの心地よさは圧巻

そして、ラストは寺田町さんのガットギターの響きが余韻を残し、最高の心地よさ…

 

歌い終えて、あと2曲やります…と寺田町さん

でも1曲が10分くらい…なんて笑わせ、店主のヒロタさんに感謝しつつ、ここで再度メンバー紹介

エレクトリックギター&ボーカル、月光ワタル、ガットギター&ボーカル寺田町!と紹介して

「ななめにかしぐオリオン座」

歌詞から広がる心象風景、しっとりとした曲調に描かれる世界は、日常的でありながら、実に幻想的で

その幻想的な世界観を彩る月光ワタルさんのエレキの響き

心象風景に浮かび上がる光景は、どこか懐かしい…あざやかな夜空、満天の空…ふと、寺田町さんの歌が大好きだった、亡くなった横倉さんのことが、浮かび上がった…そんな感動すら感じさせる曲でした…

 

歌い終えて寺田町さん

ラストソングはたまたまですけど、今やった曲と今からやる曲は14年前から一緒にやってるベーシストの瀬尾高志さんと一緒にやってる曲

こんなことは何度もないんだろうけど、当たり前のように旅に行く日常を歌った曲だったんだけど、また、新たに昨年、このバンドをやりはじめたときに、思いが被さった曲だと

「その雨が降るまでは」

ノリのいいこのナンバー

 

♪昔この橋のたもとでどんなことがあったのか
あの空は憶えてる この川は知っている~

比喩的で、難解といえば難解な歌詞なんだけど、

♪いやなやつが来たので 彼女は走り出す
いやなやつから友だちを ただ守りたかったんだ

いつものように朝はやってきた
いつものようにみんな出かけてゆき~

これまで、嫌なことをも、こうして乗り越えてきたんだなといった生きざまが感じられる

寺田町さん、実にエネルギッシュで、もう圧巻!シャウトが心にいつまでも残る…

 

当然、鳴りやまぬ拍手!拍手!拍手!に応えて

UN

せっかくだから、もう1曲やりましょう!と寺田町さん

月光ワタルさんが「昨日は、ソロで俺の自由にやらせてもらったので、今日は寺田町さんの歌を」

と月光ワタルさんにふられ、何を歌おうか考えてる寺田町さん

「突き抜けるようなフォークを」との月光ワタルさんの言葉に応えて

寺田町さん

「ここは名古屋港ですが、私は「ON THE ROAD」…1981年から初めて名古屋ではツアーも含めて、ずっと今池あたりで歌ってきたんですけど、こうして名古屋港でも歌える、その感謝の気持ちを」と

 

「チンピラ」

1980年代が瞬時に浮かび上がる…1980年の今池が思い切り感じられるこの歌は、昭和の匂いが残る、この名古屋港築地口の商店街にも共通するところがあるような…

 

とかいいながら、浮かび上がるのは今池の街

「大丸ラーメン」「エンディ」「スオミの湯」「ホテル長楽」…

 

いやあ、気持ちは20代、30代と若返った気がした

 

新人ロックバンド「THE 寺田町&月光ワタル」のライブだったのでした…