2021年初夏
名古屋市港区にある「猫と窓ガラス」へ
寺田町さんのライブを観に行く…
そもそも、鎌田ひろゆきさんと呑んでいる時に
鎌田さんが寺田町さんのことをリスペクトしてて
「寺さんだけには、頭が上がらない…」
…と口にしてたので名前は…よーく知っていた…
寺田町さん
愛知県の知多半島と…寺田町さんの出身と今、私の住んでいるところが同じということもよく知っていた…その寺田町さんが
私も小山卓治さんのサポートの参加でツアーで何度かご一緒になったヴァイオリンの磯部舞子(ベチコ)さんと一緒にツアーを廻ってる
…っていうことを知ってライブに行ってみたのが数年前のこと
一番の大きなきっかけは大切な飲み友達
癌でお亡くなりになった横倉さんが
小山卓治さんのことを語るのと同じくらいに
寺田町さんのことが大好きで
熱ーく!熱ーく!!
寺田町さんのことを語っていたのよ!!
それが…私が
寺田町さんのライブに行ってみようと思ったそもそものきっかけ
さてさて、そんな寺田町さんが、還暦を過ぎたのに、SNSをみると、「新人ロックバンド」結成!なんていって謳ってる!!
2人のロックバンド「THE 寺田町&月光ワタル」として、全国行脚!!
還暦を過ぎても、この攻めの姿勢を忘れない…還暦を過ぎて昔の曲を歌ってくれるだけでも素晴らしいことなのに、この寺田町さんの新しいことに挑戦し続ける姿勢がかっこいいなと思って…
SNSを拝見するために…ぜひ一度
2人の新人ロックバンド「THE 寺田町&月光ワタル」を見てみたいと思って
この頃は、東京オリンピック前で、めちゃ新型コロナウイルス感染症が蔓延っていた時期だけど…
みたいものはみたい!!みたいものはみたい!!みたいものはみたい!!
はい、もちろん、マスクに手指消毒液持参、感染症対策万全で…
絶対、こういったライブハウスの方が、通勤電車よりウンと安全な気がする!!
と勝手に思いながら
さてさて、お久しぶりの寺田町さんに、お初の月光ワタルさん!!
月光が本名の苗字なのか、実に気になるところですが…笑…まあ、寺田町さんも、最初は大阪、天王寺の地名だと思ってましたからね…
ではでは、初めて観た
新人ロックバンド「THE寺田町&月光ワタル」のライブレポをば、以下にだらだらと…
さてさて、この新人ロックバンド
1曲目の「スカラムーシュ」のイントロから即、その世界観に惹きこまれる…
乾いた寺田町さんのガットギターが響き…それを包み込むように、月光ワタルさんのエレキが幻想的に彩る
「スカラムーシュ」
寺田町さんが歌い出せば
うねる!うなる!!
ハスキーな
ブルース好きな私には ドストライクの歌声…
情感いっぱいのうねりが溢れそうな「唄声」
寺田町さんの激しいギターのカッティングから
繰り出される
私にとってドストライクの
ハスキーな歌声
抑揚をつけ…独特の
聴いてて瞬時に「寺田町」さんの醸し出す独自の世界観に惹きこまれる…
摩訶不思議な…ショータイム(道化師)の表と裏を描く…独特の世界観…
ときにはスリリングさも感じられ
サビは二人でハモって、その心地よさといったら、もう最高…
そして、間奏では、月光ワタルさんのエレキが、今度はうねる!うなる!!
そして、2番は月光ワタルさんのソロのロックな歌声の響き
情感溢れる寺田町さんのハスキーな歌声と、これまた乾いた寺田町さんのギターを包むように、月光ワタルさんのエレキがハコいっぱいに響き渡る…
続いては
「明け方の白い月」
語るように…呟くように…まるで都会の片隅で蠢くような世界観を醸し出しつつ、ハスキーな歌声で魅了する寺田町さん
その闇を割くように、響き渡る月光ワタルさんのエレキ
二人でハモリながら…語るように…呟くように…情念を吐き捨てるように…歌う!歌う!!そして、ハモる…
さて、2曲歌ったところで
寺田町さんのMC
今日は、このような新型コロナウイルス感染症が拡大しつつある中…と語ったところで、その声をかき消すようにパトカーと救急車が通り過ぎる…
通り過ぎた後
ここは、スピークイージー???と笑わせながら
平日にありがとうございますとお客さんに感謝の言葉を
昨年、還暦を迎えて、ますます音楽が面白くなってきて、還暦にしてロックバンドを結成しましたと…バンドの結成ツアーが2020年10月で、そのときもここでやらせていただいたんですが、そのときは、今とバンド名が違っていたと
そもそもは「寺田町&月光ワタル」という名前でデビューしたんですけど、この春のツアー前にミーティングしてて、これは間違えてるなと…ローリングストーンズやビートルズは、ザ・ローリングストーンズ、ザ・ビートルズ…だから…そうだ、俺たちは「THE寺田町&月光ワタル」にしようという訳で、このように改名したと、以後、お見知りおきを…と笑わせる…
こんな中、決死のツアーをやっておりますと、ここでメンバー紹介
「エレクトリックギター&ボーカル、月光ワタル」と月光ワタルさんを紹介する寺田町さん
そして自ら「ガットギター&ボーカル寺田町」と紹介し
1曲目、2曲目は私のバンド時代のファーストアルバムの中の曲をやったが、次の曲は、月光ワタルさんと二人でやろうとおもって描いた曲をと
「静かな音楽」
タイトルどおり、しっとりとした曲調
しかし、歌詞はツアー中のホテルでの一つのシーンが切り取られたような図が浮かび上がる歌で
等身大の寺田町さんの想いがストレートに感じられる…寺田町さんの想いが溢れんばかりに…
そんな歌詞を二人でハモる!…
間奏のメロディアスなサウンド、月光ワタルさんのエレキは、あたかも歌っているかのよう…
♪時を超えて 届くものがある 時を超えて 響くものがある~
このサビのフレーズが心に届く!心に響く!!
次はうるさい曲をやりますと寺田町さん
我々は二人で、こういったコンセプトではじめて、1年くらい温めて、去年ツアーの初日、島根県の出雲でやったらビックリするくらいロックバンドだったと
なので「新人ロックバンド」といきなり名乗るようになったと
それを受けて、月光ワタルさん
凄いでっかいスピーカーシステムのあった会場で、初めていったところだったんだけど、それを使っていいのかなと思いながら、それを使ってやってみましょうと音を鳴らしたら、バーンとなって、なった瞬間、御免なさいって思うくらいバーンとなって、スピーカーが飛んだわけではなく、人間が飛びそうになった…と笑わせながら
スペシャルなロックンロールをやりました…と島根県の出雲のライブのことをまとめる月光ワタルさん
寺田町さん
この二人でやろうと思って描いたんじゃないけど…このツアーに出る前に書いたロックンロールナンバーをと…
ロックンロールチューン「話はすんだ、出かける時だ」
サビでは「明るい奴ら」と歌われた歌
ブルースフィーリングのご機嫌なロックンロール
まさしく「明るい奴ら」である寺田町さんと月光ワタルさん、二人でのロックンロールショー
間奏は月光ワタルさんのエレキが炸裂!!もう痺れるほど…といっても、感電して痺れている訳ではないので、勘違いなさらないようにね…
歌い終えて
寺田町さんのMC
このバンドでは基本的に私の楽曲を中心に、二人でやっているけど、月光ワタルも素晴らしいシンガーソングライターなんで、ここからは「月光ワタルソロコーナー」を前半の終わりに3曲ほどお届けしますと…
ここで、月光ワタルさんにバトンタッチ
月光ワタルさん「おつきあいください」と一言発した後に
まずは
「夜明けのモノローグ」
しっとりと、でも心が蠢くようなブルースロック
サビのメロディーが秀逸で、その切ないメロディーが、一度聴いただけで心に残る…
そして、泣きのエレキの響きがタマラナイ
サビは、エレキの旋律、音色が思い切りフューチャーされて、実に心地よい…
この曲、めちゃよくて、絶対、もう一度聴きたいと、心から思えた曲でした
歌い終えて、月光ワタルさん、自己紹介を挟んで、
次は、こんな感じの歌を歌ってみようと思いますと
「金屑動物園」
しっとりとしたメロディー…そして切なさも伝わってくる
歌詞は、まるで、短歌であるかのように、短い言葉で彩られていて、星空が印象的な、実に幻想的な世界観
その短い言葉の中に、月光ワタルさんの想いが込められている感じで…
そして月光ワタルさんの唄声の響きが、切なさも混じって、心に響く!響く!!
次で最後の曲、1部最後の曲と
「MERRY-GO」
これまた切なくて切なくて
泣きのエレキが炸裂!
そのエレキの響きに溶け込むように切ない月光ワタルさんの唄声が滲みる!沁みる!!
いやあ、心に残る…沁みる素敵な3曲でした…
ハスキーな
ブルース好きな私には ドストライクの歌声である寺田町さんの唄声もたまらないけど
ストレートで飾り気なし、ドストライク、直球の月光ワタルの唄声もタマラナイ
一粒で2度美味しい、どこかのアーモンドチョコレートのような
楽しい夜…
これにて第1部終了、休憩挟んで第2部へと