新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021初夏…得三で「豊田勇造 with YUZO BAND」…第1部

2022-08-19 05:19:38 | ライブ

2021年もバンドで豊田勇造さんの演奏がみられる幸せ…

 

名古屋では年に1回、この得三にてみることのできる豊田勇造さんのバンドライブ

ギターに仲豊夫さん、ベースに山田晴三さん、ドラムに永見潤さんを迎えての

豊田勇造 with YUZO BAND

 

豊田勇造さんをみ続けて30年以上…

思えば、20代の頃、七ッ寺共同スタジオが初めての豊田勇造さんだったかもしれないな…

その後、振り返れば思い出もいっぱい!!

店に行って驚いた「岡崎の八曜舎」…靴を脱いで2階に上がるんだけど…脱いだ靴を屋根に置いておいて…なんて言われてそうしたら…途中で夕立が降って、靴びちょびちょで帰った思い出も

店に行って驚いた「津のええかげん」…海辺にある「海の家」みたいで、10月末というのに、隙き間風が吹きつけ寒い!寒い!!

もちろん、この日の得三のよーなフツーのライブハウスでも数多くみてきまして、20代の頃から、年に2回としても60回以上はみてきた計算になる豊田勇造さんのライブ

旅の歌…
別れの歌…
ときには社会にむけて…批判的なメッセージをこめられた歌…
あるいは…
本当に…日常の些細なことに着眼して…
できあがった歌


そんなモロモロを

抒情的に…


そして

どの歌も、ありのままの豊田勇造さんの
人との出会い、別れ、郷愁などが、自身の経験を基に歌われ…


歌に込められた想いが見事に伝わってきて
歌詞に込められた広がる心象風景…
行ったことのありそうな日本の田舎の風景はもちろん…
行ったことのないタイなどアジアの風景でさえ…
色鮮やかに浮かび上がる…
…そこに感じられる…人とのかかわり…生きざま…などなど…

ずっと旅から旅…
あの街この街で
ライブで感動を届けてくれた豊田勇造さん!

この得三でも、まさに等身大の勇造さんがひしひしと感じられるライブでした…

ではでは、ここからは得三での豊田勇造さんのライブレポをば、だらだらと…

18時開演の予定ですが…

この看板にあったとおり

急遽17時45分くらいにステージに姿を現した豊田勇造さん…仲豊夫さん、山田晴三さんと一緒に

京都からきました…豊田勇造です!とご挨拶

本当は6時開演なんやけど、今夜は8時閉店…セットリストみたら、どうしても2曲こぼれてしまうので、ちょっと早いですけど、2曲先にさせてくださいとご挨拶のMC

「もしも6時に来て文句を言う人がいたらどうするのかって楽屋で揉めてたのですけど、仲豊夫さんが、その人にビールを御馳走するそうです…笑」

この勇造さんの言葉には、仲豊夫さん、全否定!…笑

その仲豊夫さんを紹介し…さらに、カリンバをもってる山田晴三さんを紹介し

まずは山田晴三さんのカリンバの幻想的な音色、そして懐かしさの感じる勇造さんのハーモニカが響き渡る…しっとりとした曲

「田中一村」

からライブがスタート

奄美を描き続けた画家、田中一村さんのことを歌った歌、奄美で田中一村さんと巡り合った、そこで勇造さんが感じた風景が綴られ

そこで心象風景に描かれる風景は、まさに森羅万象…これぞ、奄美の原風景なのかなと…

しっとりとした曲調にのって…まさに奄美を旅している気分になってくる…

山田晴三さんのカリンバがまたその世界観を彩り…溶け込んでいるように心に沁みる…

 

「マンダレーの若者」

 

旅の歌
そこで感じた勇造さんの想いがストレートに
飾らない言葉で綴られる

♪旅の楽しみは風景食べ物人~

旅の風景の場面を切り取った図が心に浮かび上がる~

まさに旅から旅へと生きてきた勇造さんならではの着眼点

私の心象風景には
行ったことのないミャンマーやマンダレーではなくて
2年前にいった京都の円山音楽堂
豊田勇造さんの70歳記念70曲ライブの光景が思い出されて
若い時に…勇造さんの唄に出会えてよかったなと
しみじみ…と…

 

さてさて、しっとりとした曲を2曲続けたあとは、勇造さん、エレキに持ち替え、山田晴三さんはベースに持ち替え…仲豊夫さんもエレキに、そして永見潤さんのドラムが加わって

まずは…山田晴三さんのベースから入り、順に、ドラムの永見潤さんの安定して確実に刻むドラムが加わり…そしてエレキの仲豊夫さん、豊田勇造さんの音が被さって

 

「振り返るには早すぎる」

いやあ、ドラムも加わった心地よい豊田勇造さんのバンドサウンド!最高!!

もう勇造さん、動きをみる限り実に若い!若い!!…私が20代のときにみた、勇造さんが40代の頃から全然変わっていないんじゃないかと思えるほど…

間奏では、仲豊夫さんのエレキが映えて

 

もう元気いっぱいの私のドストライクのハスキーな唄声で、勇造さんが「振り返るには」まだまだ遠い先のことのように思えてしまう…

そして
ブルースっぽいフレーズ
そして勇造さんの佇まいが…
孤高のブルースマンそのものに見える!!!

そんな…そうだな憂歌団を思わせるような雰囲気を全面に醸し出しての

「高野グランドマンションのブルーズ」

♪お前に会いに行く 会いたい 会いたい~


そんな気持ちが直球で伝わってくるブルース

間奏のこれぞ、ブルースともいえる
ギターを奏でる鮮やかな指の動き

より引き立たせる仲豊夫さんのエレキ
勇造さん、サビは…声が裏返りそうになるほど吠える!シャウトする!!!

 

ここで、スペシャルゲストとして鍵盤ハーモニカのドクター兼松さんを招き入れる…

「マンゴーシャワーラブレター」

もう素敵な優しいメロディーのラブソング…メロディーが優しくて、つい口ずさみたくなる曲

永見潤さんの刻むリズムが心地よい

…彩るドクター兼松さんの鍵盤ハーモニカの優しい響き…そして、仲豊夫さんのエレキが加わって、その心地よい…グルーブ感といったら…

♪お前が好きだよ マンゴーシャワーラブレター~

いやあ、心が温まる!温まる!!!

 

演奏を終えて豊田勇造さん

ライブが少ないのに、新しい歌をたくさん書いてきた…大好きな名古屋のあられを食べながら…と「名古屋のあられやさん」に感謝の言葉を添えて

「エローラの丘」

ミャンマーの石窟をテーマに、旅の情景がこもる勇造さんならではの独特の世界が描かれる…

しっとりと…まさしく異国情緒溢れる曲調

重低音で確実に刻む永見潤さんのリズムがより世界観をひき立たせる…曲から伝わる壮大なミャンマーの風景…

曲のラストは山田晴三さんのカリンバの幻想的な音色が余韻をもたせつつ…

 

ここでのMCは、京都の西の方に住んでいることから始まって、朝、起きたら窓辺に座って西の方を窓からみていると…作家、五木寛之さんが、週刊誌に書いてあったらしいけど…遠くの方の風景を眺めているととても目にいいらしい…

ここで、今、話していることは、五木ひろしさんと違って五木寛之さんと念押しする豊田勇造さん

東北の陸前高田に五木何とかさんの何とかがあるから行かへんかと言われて行ったら、五木ひろしさんのなんとかが公園にあったそうな…

でも、今話している話はそれと違って五木寛之さんの週刊誌を読んだ話

最近、時間があるので散歩に出てベンチに座って遠くを見るようになったらメガネがいらなくなったらしい…山、川、雲をみていて…

 

そんなことを綴った新曲ができたようで

「勇造ライブは、みんな聞いてもらいたい曲ばかりだけど…一押しの曲」

わからないけど

と…新曲…タイトルはわからないけど

「遠くを眺めて」ということがテーマにした曲

昔を懐かしく思いながらも、等身大の想いが広い心で綴られる…まさに、今の勇造さんが感じられる…心温まる1曲でした…

老眼が進む私も、勇造さんにならって「山、川、雲」…仕事のヤマカワらずあって、顔がクモる!!

おお、上手いこと言うた!!自分自身に座布団3枚…(笑)

 

「72歳まであと5日…歌い続けることができました…ありがとう!これもみなさんがこうして集まってくれるおかげ」と

♪ハッピーバースデー・トゥー・ミー

と歌い出す勇造さん


それにあわせて
みんなも一緒に

♪ハッピーバースデー・トゥー・ユー~

と客席のみなさんも一緒に心の中で大合唱

その流れで

「大きな自由」



実に心地よい躍動感、ご機嫌のバンドサウンド

ホント新型コロナウイルスのせいで、イロイロモロモロ不自由になったけど
ホントいなくなることを願って
願いをこめて…

唄から開放感が感じられて
なんともいえぬ心地よさ


みんな口ずさんでいる
飛沫が飛ぶから大きな声で歌えないけど


兼松さん、仲豊夫さん、山田晴三さん、永見潤さんそれぞれ見せ場を作って

♪大きな自由~

 

ということで、トイレに行くのも自由、お替りするのも自由の

休憩挟んで第2部へと…続く!!