さっさ日記

2011年4月からプラントエンジ会社勤務。ただいまベネズエラに出張中

A桁巻き

2005年12月19日 | FRP班の作業
 主翼の一番太い桁であるA桁を巻いている。というのも、この記事を書いている今も、まだ巻いている最中だからだ。
 今日は沢山人が集まって、活気があった。OBの先輩達も差し入れを持って駆けつけてくれた。作業ペースも去年にだんだん追いついてきたし、順調に行くことを願っている。

うちゃんやまちゃん

2005年12月14日 | FRP班の作業
 FRP班に漫才2人組の誕生か?
桁巻きでテンションが下がった時に、盛り上げるために結成されたんだとか?結構アドリブが多くて話もつながってないけど、しっかり者のやまちゃんと、うっちゃんのちょっと抜けた表情が笑いを誘う。桁巻き時には是非ご覧あれ。

鍋~~♪

2005年12月11日 | FRP班の作業
 FRPは、主翼や胴体といった径の大きな桁(FRPパイプ)を担当している。一つを巻き終えるのに半日かかることも少なくない。この作業で一番問題なのが食事。長時間労働で、皆すっかり疲れきってしまう。わざわざ外に食べに行くのは、面倒だしお金がかる。
 ということで、今日はFRPにお鍋を用意した。僕が用意したのは白菜、鶏肉メインで2400円分。準備を始めたのが夜9時を過ぎだったので、ちと割高の東急ストアで買出しをしなければならなかったのが反省点だが、それでも一人当たり約250円の計算だ。
 ところが、部室で準備をしてると、コクピ班の1年生であるチャン、シャーの2人も、別にキムチ鍋の材料を買って来た。こちらの中身は豚肉、ソーセージを中心とし、量は僕の半分だったが、3000円の超豪華鍋だ。
 
・結果
 
 ちょっと作りすぎたかな~という不安もなんのその、蓋を開けてみると、量的にはまだまだ不足していた。人数が少し多かったのと、食うやつがみな男だったことが原因かな。それにしても、でかい鍋で豪快に料理するのは楽しい楽しい。

 次回はもっと量つくろ~。

新しいプリプレグでの桁巻き

2005年11月21日 | FRP班の作業
 昨日、新しく届いたプリプレグを使って、試験桁巻きが行われ、今日の朝焼きあがった。一見表面は滑らかできれいかと思われたが、エポの量が少なく、繊維がむき出しの部分が所々に見受けられた。航空機にもFRPが使われるようになり、FRP市場は需要に供給が追いつかない状況。これもその影響なのか??
 とりあえず、水曜日に行う破壊試験の結果が気になる。

桁破壊試験

2005年10月30日 | FRP班の作業
 C桁の桁破壊試験が行われた。今回破壊されたのは、表面にピールを巻いて焼くことでエポを吸い取った桁だ。普通に焼いた桁と比べれば劣るものの、なかなか強度もあり、もしかしたら機体用の桁として使えるかも。乞うご期待! 

桁の表面処理実験

2005年10月25日 | FRP班の作業
 人力飛行機の重量に、桁の重量の影響は大きい。FRP班では、桁の表面全体にピールという、エポキシ樹脂を吸い取る布を巻いて焼くことで、強度を維持しながら軽量化を図れないか実験をしている。
 前回、主翼に使っているC桁にピールを巻いて実験したところ、ピールがエポキシ樹脂を吸いすぎてしまった。
          前 
  D C B  A  |
=======|=======主翼
          |
          |
         --|--尾翼
          後
そこで、OBのアドバイスなどをもとに、今回はピールの内側に小さな穴が沢山開いた、穴あきフィルムを巻いて、ピールが樹脂を吸う量を減らせないか、実験してみたのだ。
 表面の状態をみるだけなので、径の小さいコクピットフレーム用のマンドレルに、短い桁を3つ巻いた。それぞれ、①「ピールなし」②「ピールあり穴あきフィルムあり」③「ピールあり穴あきフィルムなし」。
 で、できたのが写真の3つ。

いつもの桁と同じ。表面にエポキシ樹脂の層ができている。強度は1番あるそう。重量は一番重い。

ピールだけ巻いた時に比べて、表面に光沢がありきれいだった。重量は①とほとんど変わらなかった。強度も①ほどはなさそうで2番目かな。

前回と同じように、エポキシ樹脂を吸いすぎて表面はザラザラ。手で曲げるとミシミシと層間剥離したような音が…。強度的には一番ダメ。ただ、重量は他の2つに比べて極端に軽かった。

②は重量的にも強度的にも予想を裏切った結果になってしまった。ただ、今回はプリプレグ不足もあって、3plyしか巻いてない。本番桁用のプリプレグが届いたら、もうちょっと本格的に実験したいね。