モロカイ島の長老のポノの教え Part 3

Aloha 'uhane 自身の魂に愛を贈ります

モロカイ島のアレックス・プア’アとのインタビュー

Voice of TruthというシリーズをやっているKoaniさんのYou Tubeの訳です。
https://www.youtube.com/watch?v=XspV2FLMX8s&list=PL10A2E54B4290926B


＊まずは、自分について紹介をお願いします。

「私はここに生まれ育ち、父もこの島出身です。父は私にハワイの伝統的な教えを色々伝授してくれました。私は今までその内容について語っていません。私の中でもまだ学んでいる過程にあったという事もあります。ハワイの教えを学ぶには、二通りの方法がありました。一つは、７歳～９歳くらいまでカフナの元に預けられ学ぶ方法。もう一つは色々な物語を父から聞いて、その物語から学ぶ方法でした。私たち四人兄弟は後者の方法で学びました。同じ話を聞いても四人共解釈が異なりました。でも、どの解釈も正しい。ハワイでは、すべては正しく誤りはないと考えます。皆レベルが違うので、理解も異なって来ます。理解度によって自分がどのレベルにいるかが分かります。私たちハワイアンは、宗教的な農民ではなく、スピリチャルな農民でした。ポノの教えには、この世界は夢の世界であると云います。現実界とは先祖のいる世界です。この私たちが住む世界は、夢の世界で、ポジティブとネガティブの両極があります。そして、あなたにはどちらかを選択する事が出来るのです。すべての状況はネガティブに捉える事もポジティブに捉える事も出来、その選択権はあなたにあります。」

＊あなたと他の３人の兄弟は違う生き方をしてますね。どういう違いがありますか？

「まあ、私が理解するのは、モロカイ島は３つの時代があります。現在のモダンな時代を1778年から今とします。キャプテン・クック到来以降の時代です。その前は、1000ADくらいから1778年の間で私はナ・アリ’イ(タヒチから来た王族・チーフ制度)の時代と呼びます。階級制度が出来た戦士の時代です。その前の古代をオハナの時代と呼んでいます。私の他の兄弟は皆、ナ・アリ’イの時代のように生きています。戦士です。私はオハナ(家族)の時代的な生き方を選んでいます。」

＊オハナの時代というどういう時代ですか？

「みんなが家族でした。クプナがいて、皆のリーダーでした。クプナとはただ年寄りという意味ではなく、賢い智慧を持った長老の事をいいます。ただ年寄り、おじいさん、おばあさんの事はトゥトゥと呼びました。皆誰もが山の頂上に到達しようとしています。夢の世界で、自分を統一する事を目指しています。これをポノと云います。ネガティブな経験をたくさんします。でもその感情を外に表現せずに、一人で静かにその状況を見つめ直すのです。すると学びがあり、ネガティブな感情を手放し、ポジティブに見る事が出来るようになります。そして、愛とは自由を与えるという事です。皆、それぞれの考え方、生き方を認めて上げる事です。自分の足で歩いて、間違えを起こしたりして自分で学んで行く自由を与える事です。愛とは、自分の小さな枠の中に人を入れようとしたり、批判したり、ジャッジする事ではありません。」

＊私たちは今夢の世界を生きているという見方は大変興味深いです。

「そうです。私の中では過去や未来という時間の観念はなく、ただ今を生きるだけです。昨日やった事が今を作っていて、今やっている事が明日を作っているのです。」

＊モロカイ島は皆が皆を知っていますね。何も隠す事はできません。そんな状況の方が自分を見つめるには、いいのでしょうか。

「まあ、皆その人の事を知っているつもりなだけですよ。笑　皆自分の事もまだ知らないという場合が多いと思います。今世で理解出来なくても大丈夫です。また来世でチャンスがあります。ここは学校でまた夏休みをもらって、そこですべてを見直して、また学校に戻ってくるという感じです。笑　私がハワイの教えで理解しているのは、天国は７つあり、その一つづつにまた７つのレベルがあります。天国のどこのどのレベルに行ったか。その場所が気に入らなければ、またこの夢の世界に戻って来て、やり直せるのです。死はありません。光の器の中に生まれてきて、その器が壊れた時に一つの生が終ります。それは祝福するべき事なのです。」

＊そうですね。祝福ですよね。卒業という事ですね。もちろん他界した事を残された人たちは悲しんだり、泣いたり、哀悼の意を表現しますけど。

「そうです。一年間はその人の事を思って悲しんでも良いとします。でも皆が悲しんでいる間、その魂は次の世界への移行が出来ません。その間に良くゴースト、お化けといいますが、その霊からの訪問があったりします。一年たったらその感情は手放さないといけません。そうしないと次に進めませんから。でもたまに、次の世界に行きたくなくて残っている霊もいます。」

＊あなたはお祖父さんやお祖母さんと時間を過ごしましたか？

「いいえ。私が生まれた時には、もういませんでした」

＊そうすると智慧はお父さんからもらったのですね？

「そうです。父はポ’オと呼ばれる長の立場にありました。ですから何か問題があると父は色々な家族などのところに訪れました。そして私は必ず父に付き添って行きました。私は一切存在感をなくし、しゃべらないで静かにしている事が掟でした。ただ聞いて学ぶ。質問は一切してはいけなくて、ただ見て聞いて学びました。ただ集中して良く見て良く聞いて学ぶという方法でした。私は五人兄弟の真ん中です。一番上には長女がいましたが、なぜか私が父の後を継ぐような立場に選ばれました。性格とか色々見て父が選んだのでしょう。」

＊そして今あなたは人々にこの智慧を教えようとしていますね。

「はい。頼まれたので始めました。でも学びも永遠に続いています。ただハワイの人たちにハワイの古代の智慧を教えるのは困難です。もちろん中には理解しようとする人もいますが、多くの人たちには「恐れ」があります。神は両性で女性性と男性性を兼ね備えています。私たちも同じです。でもエゴというのがあります。これは男性的な部分です。「恐れ」とはエゴの一つです。エゴにコントロールされてしまっている人が多いのです。エゴをコントロールできるようにならないといけません。そうしないと人生の本当のゴールというのが見えて来ません。」

＊最後にこのYouTubeを見ている皆さんに何かメッセージを頂けますか？

「恐れ」を保たないようにしてほしいと言いたいです。恐れはエゴです。そのエゴにコントロールされないように。そして自分の女性的な直感を信頼して下さい。ハワイではクプナの部分といいます。先祖あるいは神があなたに話かけているのが直感的なインスピレーションです。エゴを暖和させて、リラックスして、入ってくるインスピレーションに耳を傾けてみて下さい。エゴを暖和させる事で扉を開く事になります。

ありがとうございました。

-　今週の誓い　-

E Na Eha Akua E Na Aumakua E Na Kupuna
神々よ、天使たちよ、守護霊たちよ、ご先祖の皆様

昨日まで経験した事すべてに大変感謝します。

未来への恐れを手放して、愛を表現する言葉、行為をもって、今を生きる事を誓います。

Mahalo nui loa

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あなたの思考・感情というエネルギーは、あなたが想像出来る以上に世界に影響を与えています。ポノな波動を広げて行きましょう。

aloha&pono