書名 日本サッカーを救う「超戦術」
著者 風間 八宏
発行所 ㈱ベースボール・マガジン社
定価 800円+税
著者の風間さんは、ドイツでプレーされ、帰国後はマツダ、サンフレチェ広島でプレー、現在は筑波大学サッカー部監督を努められています。TV解説などもよくされています。1961年生まれ、49歳、私より少し若い方です。
また近年、静岡で学年/年齢の壁を越えた、トレセン塾を開催するなどのユニークは活動を展開されています。
彼は、目的と方法が間違えて論じられる日本のサッカー観に疑問を持っておられ、もっと個人戦術にベースを置き、個人能力のレベルアップがない限り、日本サッカーは世界と戦えないと考えています。
例えば、「人とボールが動くサッカー」、「スペースを使う」などの言葉でサッカーを方法論のみで片付けることに大きな疑問を持っていて、その方法論(言葉)のみで失敗の言い訳や個人の発想が縛られている日本のサッカーの現状は、間違っていると考えています。
彼は、「戦闘能力」というキーワードで必要な能力の説明を展開しています。
それには、①体を動かすスピード、②技術のスピード(正確性)、③考えるスピード、④考えないスピードの4つが必要と考えています。
④考えないスピードとは、簡単に言えば、自分が見えていないことや考えていないことを気付く速さのことで、その時は見えるための(考えるための)時間を稼ぐ切替のプレーをすばやく選択することです。
そうして、そのような「戦闘能力」の高い選手が、サッカーという戦いを楽しんでこそ、「人のせいにも、もののせいにもしない」、自分の責任/プライドにおいてグランドで戦えるのだと考えています。
指導者も方法と目的を混同して間違って伝えていないのか?、選手の考える力を伸ばしているのか(邪魔していないか)?、など考えてみることが必要かもしれません。
システム論や戦術論とは、違った新鮮さがあります。
是非一読を!
著者 風間 八宏
発行所 ㈱ベースボール・マガジン社
定価 800円+税
著者の風間さんは、ドイツでプレーされ、帰国後はマツダ、サンフレチェ広島でプレー、現在は筑波大学サッカー部監督を努められています。TV解説などもよくされています。1961年生まれ、49歳、私より少し若い方です。
また近年、静岡で学年/年齢の壁を越えた、トレセン塾を開催するなどのユニークは活動を展開されています。
彼は、目的と方法が間違えて論じられる日本のサッカー観に疑問を持っておられ、もっと個人戦術にベースを置き、個人能力のレベルアップがない限り、日本サッカーは世界と戦えないと考えています。
例えば、「人とボールが動くサッカー」、「スペースを使う」などの言葉でサッカーを方法論のみで片付けることに大きな疑問を持っていて、その方法論(言葉)のみで失敗の言い訳や個人の発想が縛られている日本のサッカーの現状は、間違っていると考えています。
彼は、「戦闘能力」というキーワードで必要な能力の説明を展開しています。
それには、①体を動かすスピード、②技術のスピード(正確性)、③考えるスピード、④考えないスピードの4つが必要と考えています。
④考えないスピードとは、簡単に言えば、自分が見えていないことや考えていないことを気付く速さのことで、その時は見えるための(考えるための)時間を稼ぐ切替のプレーをすばやく選択することです。
そうして、そのような「戦闘能力」の高い選手が、サッカーという戦いを楽しんでこそ、「人のせいにも、もののせいにもしない」、自分の責任/プライドにおいてグランドで戦えるのだと考えています。
指導者も方法と目的を混同して間違って伝えていないのか?、選手の考える力を伸ばしているのか(邪魔していないか)?、など考えてみることが必要かもしれません。
システム論や戦術論とは、違った新鮮さがあります。
是非一読を!