明野西JFC監督日記

少年サッカーチーム「明野西JFC」の監督所感、活動予定/結果
(明野西JFCを愛し、応援する人々へ)

書評 「自然体」

2009年03月05日 20時32分35秒 | Weblog
 「自然体」遠藤保仁著 小学館 価格735円(税込み)


 息子が読んだということで、私もついでに読んでみました。文庫本の体裁で値段も手頃です。遠藤選手のインタビューをゴーストライターがまとめたものでしょうけど、本音があって興味を持って読み終えました。
 昨年のガンバでの活躍を縦糸に、数々の衝撃/挫折、目から鱗の出会いを横糸にまとめた話でした。
 兄達とのストリートサッカーで目覚め(兄2人はメッシと全く同じ!)、中学でボランチの楽しみを感じ、高校での根性サッカーを経て、横浜フリューゲルスのカルロス・レシャック監督からサッカー観が180度変わるほどの衝撃を受け(動かない4-3-3パスサッカー)、パスサッカーに目覚めたこと。また逆に、オシムからはチームにとって走ることが如何に重要だと気づかされたこと。
 一方、横浜フリューゲルスの消滅、京都サンガでのJ2降格という体験、シドニー5輪、日韓W杯、ドイツW杯での挫折を通して、試合では、気持ちの強さと自然体でプレーすることが重要だと考えるようになったこと。
 そして代表としては最後になると考えている、南アフリカW杯に選手として挑戦したいと結んでいます。
 どこか覚めた感じの選手とみていましたが、内には熱い思いがある「薩摩隼人」でした。