大分県別府市鶴見岳は、標高1375mの活火山である。
有史以来度々噴火を繰り返してきた。
今でも山腹より小規模ながら噴煙を上げている。
今では世界的に知名度が上がった別府八湯といわれる名湯も、活火山である鶴見岳の恩恵をこうむっている。
毎年1月下旬におこなわれている寒中がまん大会は、今年は大寒波の襲来で中止になっている。
別府ロープウエイは、標高500m付近にある別府高原駅から
標高1300mの頂上近くの、鶴見山上駅まで10分で運んでくれる。
この日は、冷え込む予報だったので、山頂付近の霧氷を期待して出かけた。
ちょっと出足が遅かったので、お日様が完全に復権してこれ見よがしに照り付けていた。
これは、まずいと思いながらも眼下で草を食む野生のシカを探しながらも、気持ちはケーブルカーの篭の中で駆け足をしていた。