福岡市の西方に位置する糸島半島は、見ようによってはイヌが少し口を開けたようにも見える。
その鼻の部分にぐらいのところに芥屋がある。
昔から夏の海水浴シーズンになると、多くの家族連れで賑わっている。
この先端部は太古の火山活動で、溶岩が冷え固まってできた柱状節理で構成されている。
それらが海蝕を受けることで大きな洞窟になっている。
日本三大玄武洞といわれている、佐賀県唐津市七釜、兵庫県豊岡市の中でも芥屋の大門は最大といわれている。
六角形や八角形の玄武岩が柱状節理をつくり、見ごたえがある景観が広がっている。
洞窟の大きさは高さ64m、開口10m、奥行き90mあり、4月~11月の間は芥屋漁港から遊覧船が出ている。
ということで、今回は冬晴れの日に遊歩道を歩き上からのぞいていてみた。
上の写真なんとなくゴリラの横顔に見えなくもないのだが、海水面のあたりがもっと浸食を受け丸くなるとらしくなる。
まぁ、それまでは気の遠くなるような年月が必要なのだが。
ヤブツバキのトンネルは、満開の時期だろう。