南アメリカのアマゾン川流域に、生息するといわれるカピバラは草食動物である。
ネズミの仲間の齧歯類の中では、最大級の大きさといわれている。
海浜公園のカピバラは、放し飼いになっていて通路に寝そべっていることがある。
いたってフレンドリーな生き物である。
敏感な奴は近寄ると一定の距離をとろうとするが、驚かさない限りは逃げないのが一般的である。
目線に合わせるようにカメラをそーっと差し出してみる。
ここでシャッターを押すことはしない、怪しいものではないことを時間をかけわかってもらう。
腕がだるくなる頃、好きにしたらと視点が定まらないカピバラの眼が許可をくれる。
そこですかさず、シャッターを押して撮らせてもらう。
もちろん逆光で毛並みがいいように、撮ってくれという要望にはいちおう応えてやる。