5月も中ごろになり、この季節になるとプレーリードッグの子供達が暗い穴倉生活ともお別れをし
地上にその可愛い姿を現す頃だ。そんなふうに思いながら、海ノ中道海浜公園へ動物の森へと向かった。
もうひとつ、クジャクが恋の季節を迎えオスが自慢の羽を広げているのではとも思った。
しかし、クジャクは檻のなかで自分の美しさを誇示する必要もないのか
のんびりと止まり木にとまってくつろいでいた。
もう一か所リスサル舎のほうにも、白いクジャクがいるので覗いてみた。
ネットで囲まれたクジャク舎にいる白いクジャクも別に変わった様子わなく
しばらく見ていたが、変化はないのでリスザルたちにカメラを向けていると
後ろでバサッと音がした。
もしやと思って振り返ると、ほら見てみろよといわんばかりに白いクジャクが羽を広げていた。
ネットに張り付くようにして何枚かシャッターをおした。
白いクジャクはどうみても二羽しかいず、それもつがいの様なのだが
オスのクジャクは、その羽根の美しさをパートナーに、ほらみてみて、みちゃってん、みらんかコラ!!
とは言ってないと思うが
メスのクジャクは綺麗よ本当にとうっとりとした眼差しを、羽を広げたパートナーに向けていた。
とオスクジャクのために勝手に思ってやった。