山笠が立つ各地域から祭りのメイン会場までは、山笠の底部に車をはかせて引き回す。
会場に入った山笠は、車が取り除かれ2本のかき棒に男たちが肩を入れて担ぎ上げる。
肩にはおもいおもいに、座布団を小さくして半分に切ったような三角形の肩すけをあてる。
男たちの風体とは違って、これがなかなか可愛くつくられている。
お互いの腕を取り合い山笠を担う。山笠を動かしながら肩を入れ替えていく
その所作は、よく目を凝らしてみないとわからない。
山笠が止まると男たちがどーっとその場にへたり込んでしまう。
祭りは、男たちの表情を一番輝かせてくれる。