あかない日記

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スペイン紀行 7 巡礼

2019-03-07 | スペイン紀行

 

         オブラドイロ広場にある巡礼の最終地点

      

   ここ サンティアゴ・デ・コンポステーラは
  ローマ、エルサレムと並ぶカトリックの聖地。

  伝説によると9世紀初頭 エルサレムで処刑された
  イエス・キリストの12使徒のひとり
  聖ヤコブ(スペイン名・サンティアゴ)の墓が
  この地で発見され 
  これを記念して大聖堂が建てられた。


  その時代は レコンキスタ(国土回復運動)の最中で
  この地サンティアゴ・デ・コンポステーラは
  キリスト教徒の精神的支柱となり
  ヨーロッパ各地から多くの巡礼者が訪れ
  最盛期の12世紀には 年間50万もの
  人々がこの地を目指した。

  現在も毎年20万人以上が世界各地から訪れている。

  何故 巡礼なのか? 
   「巡礼は 本来 罪の浄化・魂の救済
   そして精神の修養を意味している。

   巡礼者は 20世紀以降 再び増加しているが
   新しい人間に生まれ変わりたい
   また自分を見つめてみたいということ

   つまり 現代社会における巡礼は
   自己改革につながるともいえる。」

 

      
         (Web資料から)

  ピレネー越え「フランスの道」の行程は
  スペイン国内だけで約800kmあり

  1日20kmを歩いて40日間も要する。

 
   クレデンシアル(巡礼手帳・アコーデオン式)に
  公式のスタンプが押され

  最後にサンティアゴ・デ・コンポステーラ到着すると
  巡礼者事務所で「コンポステーラ」と
  呼ばれる証明書が発行してもらえる。

  かつては ホタテの貝殻を「巡礼した証明」
     として授与していたが
  偽造が簡単なため その防止から
  サンティアゴの大聖堂が発行する
  「巡礼を証明する手紙」が作られ
  これが 今日の巡礼証明書である
  「コンポステーラ」の起源となった。

  ただし「コンポステーラ」の発行には
  条件があって
  最低 徒歩で 100km 
  自転車では 200kmが必要になる。

 


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