あかない日記

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スペイン紀行 24 大聖堂 香炉

2019-03-24 | スペイン紀行

     

 

  この大聖堂を有名にしている一つ
  ドーム天井20mの高さから
  吊るされた香炉(ボタフメイロ)がある。


  ボタフメイロは ミサの終わりに行われる。
  
  世界最大といわれる重さ約80kgの香炉を

  ティラボレイロと呼ばれる8人の男性が
  ロープを引っ張って振り

  次第に振り幅が大きくなり
  最後は天井に届きそうなところまで香炉が上がって

  聖堂中がお香の匂いで満ちていく
     荘厳な儀式になっている。

 
  ボタフメイロ(ガリシア語で“煙を吐き出すもの”)
  の始まったのは11世紀。 

  神に捧げるとともに 何日も歩き続けて大聖堂に到着した
  巡礼者たちの不潔臭を消すためであった。

  
  また ペストや伝染病が猛威を振るった時代には
  香は病の予防効果があると信じられていた。

 

  2013年6月 皇太子殿下が大聖堂を訪れた時の香炉
                                                        (Web資料)

 

  香炉は 通常は別の場所にあって、
  重要な宗教儀式が行われる際に大聖堂に運ばれて
  滑車から伸びるロープに繋げられる。

 

   街中の店に飾られていた香炉のレプリカ

 

 


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