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あかない日記

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台湾紀行(110) 九份

2013-12-19 | 台湾紀行

  

   「千と千尋の神隠し」の湯婆婆が経営する温泉旅館 油屋の建物の
     モデルとなったと言われている「阿妹茶酒館」

  九份は 台北市から北東へ約30km 台湾北部に位置する山あいの町。

  地名の由来は諸説あるが 一般的には「開墾した土地の持分を
  9人で分けたもの」の意で

  一方では 清朝初期に9世帯しかなく 物を買うときに
  いつも「9つ分」と言っていたことからとも。

  その昔 九份は 19世紀末に“金”の採掘がはじまり 徐々に町が発展し
  日冶時代に日本の会社の手により 最盛期を迎え 数万人が住む街となった。
  そのため街並みは 当時の酒家(料理店)などの建物が多く残され
  日冶時代の面影を色濃くのこしている。
   戦後は金の採掘量が減り 1971年に閉山されてから
  街は急速に衰退し 
町自体が人々から忘れ去られて
  元の素朴な静かな町になってしまった。

  しかし ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した
  映画「悲情城市」のロケ地となったこと

  「千と千尋の神隠し」(2001年)の参考になった街として紹介されたため
  再び脚光を浴びることとなり 世界的な観光の地となっている

 


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