今日(9月21日)は
宮沢賢治が 急性肺炎で 亡くなった日
「賢治忌」(享年37歳 生涯独身)
宮沢賢治(1896-1933)は 詩人 童話作家。
法華経の信仰と 農民生活に根ざした創作を行い
創作作品中に 登場する架空の理想郷に
岩手をモチーフとして
イーハトーブと名づけたことで知られる。
賢治が 東京・本郷菊坂町に住んだのは
24歳になった 1921(大10)年1月に上京し
妹トシの肺炎の悪化で 急きょ花巻に帰るまでの
たった 8か月弱だった。
文京区本郷 菊坂通りの
中程に階段があって
階段途中に 旧居跡の案内板があり
階段を降りた先が その跡だが
分かりずらいと思ったのか
誰かが 案内板にテープが貼ってあった。
その8カ月間 生活のための
労働と布教活動と平行して
1日300枚の原稿を書き上げることもあり
童話集「注文の多い料理店」「どんぐりと山猫」
「かしはばやしの夜」などの作品が生まれている。
当方は 2003(平15)年
花巻市にある
「宮沢賢治記念館」を訪れている。
当館は 1982(昭57)年に開館しており
今年 賢治生誕120年を迎え
実物「雨ニモマケズ手帳」の
公開など 特別展や記念事業が
開催されている。
賢治が 本郷の下宿先から通った
また 短い散文の作品「図書館幻想」の
舞台となったという
「帝国図書館」が 上野公園にある。
今は「国際子ども図書館」と
その名を 変えている。