千家国造家よりさらに西方に 大きな瓦屋根の建物がある。
この建物は祖霊社(正式:出雲大社教祖霊社)。
資料によれば その歴史は1875(明8)年に始まる。
前回話題の 出雲大社教初代管長 千家尊福公が
大国主大神さまが「幽(かくれ)たる神事」を
お治めになる御神徳を現されることから
今現世に生かされている人々が亡くなって後も
その御霊が安らかに家の守護神として鎮まって戴けるよう
大神さまに安寧をお願いしお守り戴くための葬祭(葬式)を行い
“御霊さま” に永久に安らかにお鎮まり戴く
時々の追遠のお祭り(法事)を行う処として建立された。
現在 檀家(斎家)は 大社町内外に2000戸以上あり
祖霊社も 他のお社のように 自由に参拝できるそうだ。