goo blog サービス終了のお知らせ 

あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

ベトナム紀行(23) 一弦琴

2014-03-23 | ベトナム紀行

ベトナムの一弦琴「ダンバウ」の演奏 後は竹製の民族楽器「トルン」


夕食を摂り終えるころ 何かうっとりとする音色が聴こえてくる。


食堂の片隅で 男性が演奏している。

この楽器 一弦琴「ダンバウ」という 古くからのべトナムの独自の民族楽器で

 構造のうえでも珍しい 一本弦の弦楽器である。


音色は低く 甘い音色を響かせ 「高い音は母親の声 低い音は父親の声である」と

また 「ベトナムの心」 を表すとも言われている。

そのため ベトナムの民族楽団の中でも

 一番魅力的な楽器として 位置づけられている。


「ダンバウ」は 11世紀の李王朝時代に演奏され始め

 素人民謡を歌う歌手の伴奏楽器として使われ「竹」で作られていたが

 現在は 木製なっているそうだ。


写真 演奏者の後ろに見える楽器も 

ベトナム民族楽器の打楽器「トルン」(竹琴)で 

音色には 軽やかで温もりがあるとのこと。

帰国して テレビで ピアニスト辻井伸行さんが

ベトナム民族音楽楽器と 合奏する様子が放映されていた。


あらためて その音色に魅了された。