お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

一日雨、養田鮮魚店でイケガツオに会った、県議会の中継を見て、いくらの醤油漬けと新ショウガの梅酢漬けを

2010-09-30 22:13:13 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf6640 換気扇の掃除なんかしてたら、10時過ぎに雨が上がりました。早速お出かけ、城東町の猫さんは、まだ雨宿りをしてました。

Dscf6643 弁天通まで来たら、いつもの兄弟猫が帽子屋さんの前でくつろいでました。仲いんだよね…

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比刀根橋の袂のカネコ・ガーデンショップの前には、いろんな菊の鉢植えが並んでいました。菊のシーズンになったんですね。

Dscf6649 岩神町の養田鮮魚店に行ったら、大きなメダイとコショウダイが並んでいました。このコショウダイでタイチリしたらいいなと思っていたら、「今日はね、オレでさえ初めての魚がいるんだ」ってご主人が嬉しそう…

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それがこれです。イケガツオ、九州から沖縄のほうで獲れる魚、築地に入るのも珍しいってものの本には書いてありました。

刺身、叩き、煮付け、いずれも美味しい魚のようです。体長は50cm以上、きれいな魚体をしています。

Dscf6651 コチラは見慣れたサワラです。少し似てますがやっぱり違う仲間のようです。

で、結局、千葉産のスズキ1尾と筋子一つ分けてもらってきました。

   

Dscf6652 <で、イケガツオは買わなかったんだ>、「うん、初物にちょっと弱いもんだから…」、<下手な言い訳だね、料理の仕方がわかんなかっただけだろう…>、岩神町の猫に嫌味を言われちゃいました。

Dscf6654 広瀬川の川岸のススキが雨で水の中に倒れこむようになっていました。ススキは、もうおわりみたいです…

   

家に戻って、群馬県議会のインターネット中継を見ました。

自由民主党の大林議員と山本議員が、前橋赤十字病院の問題について質問するということでしたので、保存しながら聞いてました。

このことについては、あらためて記事にします。片手間でなく、他の情報とあわせてちゃんと書きます。

  

それでは、筋子を使ったいくらの醤油漬けの作り方です。

Dscf6658_2  分けてもらった筋子は350g超、大きなものでした。鮭の卵は薄い皮膜に包まれています。この皮膜を取り除いて、一粒一粒バラバラにすればいくらになるわけです。

Dscf6659 大きなボールに風呂の湯(35℃から40℃)ぐらいの温湯をたっぷり用意し、その中に筋子を入れます。そして、卵をつぶさないように、優しく皮膜からはがしてゆきます。わりと簡単にはがれますよ。

Dscf6660 皮膜から卵が離れたらザルにとります。右が取れた皮膜です。卵の色が少し白っぽくなっていますが気にしなくて大丈夫、元に戻りますから。

Dscf6663 卵をボールに戻して冷水を加え手で軽く混ぜて、ザルで受けながら静かに水だけこぼしてやります。そうすると細かな皮膜が取り除けます。4回から5回繰り返してきれいにします。ザルで受けないと、卵を流してしまいますよ…

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きれいにした卵は浅いザルに入れ、バットで下を受けて冷蔵庫で1時間ほどよく冷やし水分を取り除きます。右の写真は取り除かれた皮膜です。こんなに取れますからていねいに洗いこぼしてください。

Dscf6667 漬け汁を作ります。カツオ出汁100ml、酒50ml、ミリン50ml、醤油100mlを鍋に入れ、一煮立ちさせてからしっかり冷ましておきます。

Dscf6668 冷蔵庫で1時間半ほど寝かせた卵、もう白っぽくないでしょう、きれいな色に戻っています。

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冷やした漬け汁とあわせて保存容器に入れます。冷蔵庫で12時間寝かせると「いくらの醤油漬」が完成です。

「長期保存は、漬け汁ごと冷凍にしてください。4~5日で食べる分は漬け汁を切って冷蔵庫保存ですよ」(養田鮮魚店のおかみさんからです)

    

もういっこ、新ショウガの梅酢漬けを作りました。

Dscf6670 群馬県富岡産の新ショウガです。露地栽培のショウガは今が旬です。今を取り逃がすと手に入りませんよ。

Dscf6671 これで2kg強あります。バラバラにして皮をこそげて、二つ割り(大きければ四つ割り)にしてやります。

Dscf6672 漬け液は、梅漬けで確保した梅酢2カップに対して砂糖水1カップ(1カップの水に大サジ2杯の砂糖を加え煮立てたもの)を加えたものです。

Dscf6673 漬け液を無駄にしないために、ポリ袋で漬けます。一袋400gの新ショウガに梅酢1カップを使いました。

1週間もすると美味しくなります。来週になったら、ひろ子のお客さまに食べていただきます。

冷蔵庫で保存すれば、春までもちます。

    

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箱猫キキ、城東町の種蒔くおじさん、ヤギカフェの秋の紅葉深まる黄色カレー、&ブロッコリーのスープの作っ

2010-09-29 23:11:45 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf6581朝食後のキキ、箱入り娘をやってました。藤岡の方からいただいた梨の箱がちょうど身の丈にあっていたみたい、背筋伸ばしてポーズです。と思いきや…

Dscf6585瞬間移動で別の箱へ、「おいその箱はダメだよ」、<どうして?>、「国勢調査のグッズが入っているんだから…」、強制退去になりました。そうだ、国勢調査の調査票、あと一軒配るとおしまいです。

   

Dscf6587 9月7日に夏草の草取りを終えた隣の空き地です。今日は、この空き地で秋の作業をすることにしました。きれいに見えるのですが…

Dscf6588 夏草の残りを取り集めてみたら、一山になりました。草って根性あるよね、負けてたまるか…

Dscf6589 そして、地面をよく見て下さい。小さな芽がいっぱいいっぱい生えてきているでしょう、これって、こないだとった夏草やなんかの種が一斉に発芽してきているんです。スズメさんが来て結構食べてくれてたけれど、そんなのメじゃないんだよね。

Dscf6591 そこで、ホウを使って、空き地の表土を薄く引っかいて、発芽した草をやっつけてやらなくてはなりません。これが結構大変な作業になりました。

Dscf6592 はい、2時間ちょっとの作業でこんな具合にきれいになりました。そこに突如現れたのは…

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城東町の種蒔くおじさんでした。おじさん、名画から抜け出したみたいに種蒔をはじめたんです。

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蒔いているのは菜の花(アブラナ)の種、土と混ぜて蒔きやすくして、ばら撒いているんです。

Dscf6599_2おじさんの種まきはただばら撒くだけ、土かけも何にもしません。表土もせいぜい2~3cm引っかいただけ、こんなんで大丈夫なんでしょうか。おじさんが言うには、春には黄色の菜の花がちゃんと咲いてくれるのだそうです。

Dscf6610<約3時間の労働が徒労におわり、1600円の種代が水泡に帰す可能性があります。それが明らかになるのは、お正月前ごろだと思いますよ…>、寝ていたキキの極めてクールな解説です。

   

Dscf6614_2 お昼は、呑竜仲店の「ヤギカフェ」に出かけました。お土産は、梅干少々です。

Dscf6615 「秋の紅葉深まる黄色カレー」です。とってもいいです。爽やかに出来上がってます。野良仕事のあとに嬉しいお昼でした。

   

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今日出会った城東町の猫です。ガラス戸の中でおすまししている若いメス猫、生垣の間からこっち睨んでいる歴戦の強猫(つわねこ)、みんな陽だまりを楽しんでいました。

Dscf6624 城東小学校の寺子屋教室のお手伝いのあと、まちに買物に寄ったら、千代田町の路地でまち猫の家族に出会いました。

Dscf6628 これが親猫、なかなかの面構えをしていますんで、ポップアップ画面で見てやってくださいな。

Dscf6629 コチラが子猫三匹、結構な警戒心で、この写真を撮ったすぐあと、三匹とも逃げていってしまいました。

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そして、今日の料理はブロッコリーのスープです。

Dscf6631 三人前、市販のコンソメを溶かしたスープ400ml、ブロッコリーの茎を細かく切って柔らかく茹でたの1本分、茹でたブロッコリーの花の部分1/3本分、これをミキサーでしっかり砕き混ぜます。

Dscf6632 ミキサーしたのを裏ごしします。しなくてもいいのですが、した方が口当たりが良いです。

  • Dscf6633 きれいな緑色のスープになりました。ここで味見して、塩加減をキッチリ決めてやります。香辛料はコショウ少々。

Dscf6634 今日はジャガイモをサイコロに刻んで茹でたのを入れました。何でもあいますよ、焼いたパン、炒めたナス、焼いたミニトマト…

そうそう、本当は味を決める段階で、生クリームを50mlほど入れると良いのですが、二代目がクリーム嫌いなんで、今日は使っていません。牛乳でもいいです、ちょいと入れると食感がよくなります。

Dscf6635 主菜はビーフストロガノフです。マッシュポテト、ニンジンのグラッセ、バタ炒めのインゲンマメが添えられています。サワークリームや生クリームが使ってないのは、スープと同じ理由です。

でもね、使わなくても十分おいしいですよ。

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神護寺のツガの松ぼっくり、フジバカマはまだ、寺沢川のオイカワ、黄色い彼岸花、&ショウガ飯の作り方

2010-09-28 21:47:17 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf6543 朝から雨、仕方なく本を読んでいたらキキが膝の上に乗ってきました。短時間なら良いのですが、今日はなかなか降りてくれません。身動きできなくて困ります。

Dscf6545 <ごちゃごちゃ言うんじゃないの、乗ってあげてるんだから、ありがたく思わなくっちゃ…>、キキはすこぶる強気でした。

   

Dscf6539 これは、ユキ子さんの京都土産です。高尾の神護寺の境内で拾ったんだってさ。長さ20㎜、径15mm、小さな松ぼっくりです。ユキ子さんは何の松ぼっくりか分からぬまま、珍しいのでもって来てくれました。

「クリスマスツリーみたいで、すごい大きな樹だった」って、ユキ子さんモミの樹と見間違えたのは、松の仲間のツガ、この松ぼっくりはツガのなんです。

神護寺はとっても大きなお寺です。ツガの大木があっても不思議はありません。キキのおもちゃにしないで、大事にとっとくことにしました。

    

Dscf6546 雨があがった昼前、東上野のフジバカマが気になって見に行きました。桃の木川の土手から、雲の上がる赤城山が見えていました。

Dscf6549 農家の庭先に、大きなシオンがたくさん咲いていました。逝った母が好きな花でした。

Dscf6548 ショウガの花も咲いていました。そうだ、今年はまだしょうがご飯を炊いていない、今夜はしょうがご飯にしよう…

Dscf6554 カラスウリにもう花はありません。代わりに、実が色づき始めていました。なんともかわいい姿をしています。

Dscf6551 フジバカマはまだほとんどが蕾でした。一つ二つ、開きかけている花が見えます。この調子だと、週末になりそうです。

   

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帰り道、寺沢川を渡りました。寺沢川は大胡ぐりーんふらわー牧場にある寺沢川を水源とするあまり大きくない川です。この川で釣をしているおじさんがいました。

「何が釣れるんですか?」、「ガラッパヤ」、「見せてもらっていいですか」、釣り上げた魚の入っているポリ袋を覗きました。

Dscf6555 オイカワです。8月なら赤いきれいな婚姻色で着飾っていたはずです。唐揚や塩焼きにしておいしい川魚です。

「餌はミミズですか、サシ?」、「サシだと小さいのまで掛かっちゃうんでミミズさ」、「知りませんでした、寺沢川で釣れるっての…」

おじさんの話では、水がきれいになった、外来種のブルーギルがいなくなった、そして、寺沢川は小さな川なので魚を食べる鳥、カワウが入れないから、それで去年あたりから釣れるようになったというのです。

Dscf6560 「浮なんか使わないでさ、竿先の動きだけで釣るのが面白いんだよ、一年中釣れる魚だから、閑なときのいい遊びになるんさ…」

   

Dscf6566 戻ってきたら、ご近所の庭に「黄色の彼岸花」が咲いていました。鐘馗水仙(ショウキスイセン)という、西南諸島や沖縄に自生している彼岸花の仲間です。これで、この秋も、赤、白、黄色の彼岸花に会えました。

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それでは、しょうが飯の作り方です。

Dscf6571 米2カップに対して、70gから80gほどの新ショウガを用意します。今日の新ショウガは八百駒で群馬産のを分けてもらいました。細い千切りにして、さっと水をくぐしてザルにあげておきます。

Dscf6574 米は洗って20分ほど水につけておいたいただき物の新米、酒少々を加えて水加減、刻んだしょうがの半分を上に乗せ、塩少々を振って、炊飯器でご飯を炊きます。

淡口醤油があれば大サジ1ほど、なければ濃い口醤油を入れてもいいです。今日は、おかずとの関係で、醤油を使いませんでした。

Dscf6577 ご飯が炊けたら、残りのしょうがを入れて、10分ほど蒸らします。辛いのが苦手な方は、炊き込むショウガの量を多くしてください。

Dscf6578 蒸らしたらよく切り混ぜます。関西や九州では、ジャコを入れることが多いです。ヒゲクマはジャコは好きですが、ショウガ飯には入れません。

それからだし昆布を少し入れて焚くのはお料理屋さん風です。使っていないのは、ご飯に昆布を使うのを二代目が嫌うからです。お好きな方は使ってください。

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ショウガ飯の出来上がりです。今日のは、昆布なし、ジャコなし、醤油なしの、一番シンプルなのになりました。お好みでいろいろやってくださいな。

とってもおいしいご飯です、新ショウガの出回る今しか作れませんよ。

Dscf6580おかずは精進揚げ、ゴボウ、ニンジン、インゲンマメ、カボチャ、サツマイモ、ピーマン、それにミツバとミョウガとエビのかき揚げでした。大根おろしとお醤油でいただきました。

    

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端気川の水が引いて、ヒヨドリバナと白花マンジュシャゲに会って、里芋を煮たぞ…

2010-09-28 08:17:19 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf6497 一昨日の夜、毛布で寝てたら寒くて布団を出しました。今朝朝飯すませて寝室に行くと、キキが布団の上で丸くなってました。

Dscf6498 「あったかい?」、<うん、ありがとう、布団出してくれて…>だってさ。急に夜寒になりました。

Dscf6499 用足しに出たら、端気川の水位が大きく下がっていました。流れる水が減らされたんです。

Dscf6501 ほら、緑のコケのところまで水はあったんです。それが50センチ以上下がってるのが分かるでしょう。こうなると間もなく、下流の朝倉田んぼやなんかで稲刈りが始まるのです。

  

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焙煎館に寄ったら、テーブルにきれいな花が飾ってありました。

「お客さんがもって来てくれたフジバカマだよ」って、祥喜さんが言います。「違うと思うけどな、調べて報告するよ」

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左は、焙煎館にあった花、右が東上野の畑で見つけたフジバカマ、違いが分かりますか。

まず葉っぱ、左は普通の葉っぱの形、右は三つに裂けた形をしています。

次は花、左は蕾はうす緑、花は真っ白、右の蕾は紫、咲くと薄いピンクです。

左の花は、ヒヨドリバナ、フジバカマの仲間ですが違う植物です。

難しいですね、花は…

    

Dscf6510 八百徳で野菜を買いました。「すっかり変わったね、買うもんが、季節だよね…」、おかみさんが笑っていました。

   

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日吉町で赤い彼岸花に混ざって咲く白花マンジュシャゲを見つけました。一緒に咲いているってのが良いですね。

Dscf6523 白花マンジュシャゲだけが咲いているところもありました。コチラのは純白でなく、少しクリーム色がかった花色でした。

    

Dscf6512 季節ですんで、里芋を煮ましょう。群馬産の里芋が安く出回っていますから。里芋は「梨剥き」(ぐるぐるにむくことです)して半分に切ります。一袋は普通約800g、皮むくと700gぐらい、写真は2袋です。

Dscf6513 多めに塩を振りかけてよくもんで、しばらくおいときます。これは、あくを抜いて、ヌルを適度に取り除き、煮たときに吹きこぼさないためです。

Dscf6514 15分もおくと、こんなにイモから水が出ます。ここでしっかり水洗い、塩分を取り除いてください。

Dscf6515 里芋は下茹でしないで、最初から味を整えた煮汁に入れて煮ます。今日の煮汁は、カツオ出汁3.5カップ、酒0.5カップ、麦味噌大サジ5、醤油おおさじ5、砂糖大サジ3でした。

味噌を使った味付けは、東北地方でよくやる味付けです、お試しください。

Dscf6517 ほら、ぐつぐつ煮ても吹きこぼれません。最初に塩もみした効果なんですよ。それに、水分を抜いてあるから芋も水臭くなくほっこり炊けます。

Dscf6518 芋が柔らかくなったら火を止めて、冷めるまで煮汁に漬けておきます。冷めると煮汁は芋の粘りでトロッとしますよ。

Dscf6519 青柚子の皮を散らして出来上がりです。ほっこり煮た里芋は秋の味です。

    

Dscf6520 コチラはさつま芋をみかんの果汁で煮ています。二代目の大好物、昨夜遅くに関西から帰ってきました。

   

Dscf6527 「ドイツ人に梅干食わせるぞ!」と、ヒゲクマが作った小梅をぶら下げてドイツに合気道をしに出かけていた姉さんが帰ってきました。元気だいね。写真は、お土産いろいろ…、ありがとうです。

    

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あまりに唐突な大沢知事の説明、前橋赤十字病院の移転理由は理解できません…

2010-09-26 20:40:32 | ヒゲクマとキキの日記

Ccf20100926_00000 9月25日の朝日新聞群馬県版の記事です。日本赤十字社群馬県支部長の大沢県知事が前橋赤十字病院の移転を決め、前橋赤十字病院現在地建て替え推進協議会(推進協)に対して24日に説明会を行ったという記事です。

知事の説明は、「ドクターヘリの夜間運行や災害時の応急診療など救急救命・災害対策の基幹病院としての機能を確保するためには、約2万6500平方㍍の拡張が必要」だとして、現在地での建て替えは無理、移転が必要ということでありました。

この説明は、日本赤十字社の諮問委員会にオブザーーバーとして参加し、現在地建て替えの方途を具体的に検証して来た推進協の皆さんが納得できるものではありませんでした。

記事にあるように、推進協は「説明は聞いたが納得したわけではない」とし、大沢知事も「移転するということでお願いしたが、まだ結論にはいたっていない」としているのです。

とてもわかりにくいことになりました。

   

Dscf6493 <ねえ、ことは9月22日の讀賣新聞の記事で始まったんだよね>、「そう、キキの言うとおりだよ、9月22日に讀賣新聞に『前橋日赤、移転で決着へ、知事方針、州内にも地元説明』という記事が載ったんだ。推進協の皆さんには完全に寝耳に水の話だったんだ」

 「9.22 yomiuri nisseki.doc」をダウンロード  (記事を読みたい方はクリックして)

そうなんです、突然新聞紙上に大沢知事が移転を決めたという記事が載ったのです。推進協のみなさん、とてもびっくりしたんです。

むしろ、情報が先に漏れて、県は知事が推進協の皆さんに説明する場の設定を急いだみたいです。

   

Dscf6492 <でも、「ドクターヘリの夜間運行や災害時の応急診療など救急救命・災害対策の基幹病院としての機能を確保するためには、約2万6500平方㍍の拡張が必要」なんでしょう、違うの?>

「違うかどうかは分からないんだよ。というのはね、前の審議会の時に出されていた日赤病院の将来構想に基づいて、諮問委員会では現地での建て替えが可能かどうか検討してきたんだ。だから、24日の知事さんの説明は、諮問委員会の検討の前提条件でなかったんだ」

そうなんです、「基幹病院の機能」として示された内容は、今まで議論の前提になっていなかったんです。

まして、自衛隊の大型ヘリコプターまで離着陸できるヘリポートが必要だなどという話は一つもなかった、諮問委員会に出ていた日赤関係者は誰も説明していなかったことなんです。

だから、推進協の皆さんにしてみれば、知事さんの説明は、初めて聞く話ばかりだったのです。

    

ヒゲクマにも、どうしてこういうことになったのかさっぱり分かりません。

今日、推進協の黛副会長さんにもお会いしてお話をお聞きしました。

黛さんも、何でこういうことになるんだって、頭を抱えていました。

この間の努力はなんだったんだろうと、深刻に考えておられました。

   

もし大沢知事さんのお話しになられたことが前橋赤十字病院にとって不可欠のものであるのならば、諮問委員会に出席していた院長をはじめ日赤関係者はご存知でなければおかしいと思います。

そして、この1年間の検討の中で、当然具体的詳細に説明され、議論されていなければおかしいと考えます。

どうしていままで一度も話の出ていなかったことが、知事さんの結論としてかくも唐突に持ち出されてきたのでしょうか。

県庁と日本赤十字社群馬県支部の対応は、とても不自然です。

    

Dscf6474 今日、片貝田んぼで見ていた赤城山です。きれいでした。

大沢知事さんはじめ、移転を検討している皆さんにお願いをします。

分かりやすく、誰にでも分かるように説明してください。なぜ、移転が必要なのか。

   

ヒゲクマは25年ほど前、群馬へリポートの建設のヘッドワークをしました。

6つの地区で50回を超える地元説明会(ほとんど夜でした)をこなし、安全と騒音問題について地元の皆さんと話し合いました。

大型ヘリコプターは離発着をさせない、平常時は夜間の離発着を行わないという条件で、しぶしぶではありましたけれど、受け入れてもらうことができました。

そういう経験者として、県庁の後輩の皆さんにお願いします。

ヘリポートは飛行場です。安全な離着陸と、周辺地域に対する騒音や事故などの影響を最小限にするために、航空法と飛行場法の規定に基づくたくさんの制約があります。

自衛隊の大型ヘリコプターCH-47Jチヌークは自重が10トンを超え、人間なら約50人、貨物なら8トン強を運べます。本当に大きな航空機です。

このチヌークは、前橋南部にある群馬へリポートでは離発着不能、神戸ヘリポートでも東京へリポートでもダメなはずです。

大型ヘリコプターは、大変に広大な制限表面(航空法49条)を必要とします。騒音もドクターヘリに使われている小型機とは比較になりません。

どういう場所であれば、法律の制約をクリアーして大型ヘリコプターが離着陸可能なヘリポートが作れるのか是非教えてください。

前橋市内に、設置可能な場所があるのかないのか…

    

Dscf6483_2 何かを決めるということは、とても大変なことです。

まして、みんなに納得してもらって決めるというのはとても大変なことです。

でも、努力は決して怠らないでください、県庁に対する信頼がかかっているのですから。

今夜の前橋のまちは、しっかり雨が降っています。

    

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