9月26日、今朝の朝日新聞群馬県版の「ヒゲおじさん厨房に入る」は、さつま芋のリンゴ煮です。
さつま芋の収穫は、これから本格化します。紅玉も9月後半から10月前半が収穫期、獲れたての食材を使ってつくってください。
今回の煮物は、もともと、砂糖やバターを使う煮物として覚えました。
でも、獲れたてのお芋と紅玉の本来の美味しさを知ってもらうために、砂糖もバターも使わない方が良いのではないかと思いました。
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砂糖等を使わないのと使ったのの両方を作って、若い皆さんが働く職場に持ち込み、説明をせずに食べてもらったら、砂糖とバターを使ったほうが美味しいとの評価でした。
でも、「これ、砂糖もバターも使ってないんだよ」って断って、それだけ食べてもらった人たちからは、「すごく甘さを感じて美味しい」って評価してもらいました。
野村たかあきさんのお孫さんも喜んで食べてくれたみたいでした。
それで、本文に書いたとおり、9月18日の記事へのまりなママからの投稿が決め手で、今回は、砂糖等を使わないことにしました。
旬のサツマ芋と紅玉りんご本来のアジをお楽しみください。
材料は、さつま芋(ベニアズマ)と紅玉リンゴです。コノぐらいの芋だと1本200g~250グラムです。紅玉は芯と皮を取り除くと1個100g~150gですから、芋1本と紅玉1個半ぐらいの割合がよいようです。
① さつま芋は皮付きのまま4~5mm厚に輪切りにし、水に10分ほどさらします。リンゴは四割り、芯を取り、皮をむいて、4~5mm厚に切ります。
② そこの平らな鍋(フライパンでも可)に水150ccとレモンの絞り汁小さじ2杯を入れ、芋を重ならないように並べます。
③ 芋の上にリンゴを乗せます。
④ 落とし蓋をして、中火で5分ほど煮ます。このとき、芋が鍋底に張り付かないよう、ときどき箸で芋を動かしてください。
⑤ 5分煮たら、干しブドウ大サジ2杯を加え、更に5分ほど煮ます。煮汁がなくなれば出来上がりです。
砂糖を使わない、さつま芋のリンゴ煮です。秋の自然の甘さを楽しんでください。
油脂を使いたい方は、②のところで大サジ1杯程度のバター(マーガリン)か菜種油(乳製品を避けたい方)を入れてください。
砂糖の甘さが欲しい方は、 ⑤のところで、干しブドウとともにお好みの量の砂糖を加えてください。
<町内のお祭りで使う「へいそく」作りに行って来ました>
へいそくは幣束と書きます。神事で使う御幣です。お祭りの山車が巡行する町内の道に綱を張り、そこに取り付けます。町内の人が集まって、二つ折りした白い半紙に切込みをいれ、折り返して作ります。
山車の巡行路を祓い清めるために、綱を張り、へいそくを取り付けます。注連縄(しめなわ)を巡らすのです。
城東町4丁目では、約4000枚のへいそくが要ります。それなので、みんなで集まって作るんです。
<後半は、さつま芋の葉の料理です>
さつま芋の葉は大変おいしい葉物野菜、中国では、地瓜菜とか番薯葉とか呼ばれているのだそうです。
これは、蔓の先のほうの比較的小さな葉っぱです。ハートの形をしています。
てんぷらの衣をつけて、油で揚げます。
さつま芋の葉のてんぷらの出来上がり、ハート型の楽しいてんぷら、味は、野草のユキノシタの葉に似て、くせがなくとてもおいしいです。
葉をゆでて、お浸しにしてみました。細かく刻んで、削り節とあわせてあります。くせのないので、個性がなくて、かえって頼りなさを感じさせます。小松菜やホウレン草には負けそうです。
これは、中華料理の棒棒鶏(バンバンジー)ですが、キュウリの上の緑色の細いフキみたいのは、さつま芋の葉っぱの葉柄です。
さつま芋の大きな葉は、葉柄が20cm以上あります。葉から切り離して茹で、固い筋を手で引いておきます。これは、とっても好評な付け合せでした。
これは、牛肉とさつま芋の葉の炒めものです。牛肉100g、芋の葉20枚、赤ピーマン2個を使っています。
大サジ2杯の油にニンニクのみじん切り1片分、輪切り唐辛子2個分を入れ香と辛味を漬けます。
あらかじめ酒で下味をつけておいた牛肉、赤ピーマン、さつま芋の葉の順に入れていためます。
あわせ調味料(酒大サジ3、オイスターソース大サジ1、醤油大サジ1、砂糖大サジ1、コショウ少々)をからめ、水溶き片栗粉を加え、最後に胡麻油少々で香りをつけます。
これは、とっても好評な炒めものでした。
こんな具合で、さつま芋の葉は、とてもおいしい葉物野菜です。
八百屋さんで売っていませんので、作っている人に分けてもらって試してください。
11月15日は『前橋市民文化祭』、ふれあい体験教室「日本舞踊」の子どもたちも出ます(ウェブページをご覧ください)
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次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は9月26日、朝日新聞群馬県版に掲載予定です。