お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

今日は休養、ルバーブのジャムの作り方、中華おこわもp作ったよ…

2009-10-05 22:19:54 | 料理

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10月1日に仕込んだ海タナゴの干物を今朝、食べました。

とても、淡白で上品な味の干物に仕上がっていました。

つくり方は、10月1日を見てください。

  

昨日、体力を使ったので、今日はおとなしくしていました。

Dscf4181 3日(土)に弁天ワッセで買ったルバーブです。山猫館書房の水野真由美さんとお友だちに生をかじらせたら、顔が歪みました。酸っぱいんです。スカンポと同じ酸っぱさです。そういえば、山猫館のHPは改装しましたよ。

Dscf4182 固い筋を指で引いてやります。蕗のようなアクはないのでては汚れません。この作業は、適当でよいです。

Dscf4183 ざくざく、1cmほどの長さに切ってやります。これも、適当で可です。

Dscf4185 ルバーブが600gでしたので、400gの砂糖と100ccの水を加えて煮ました。アクが浮いてきて、ほっとくと吹きこぼれます。鍋から離れずに、アク取り網でアクをすくい取りながら煮続けます。

Dscf4186 5分後は、こんな感じになっています。もう吹きこぼれる心配はありません。更に煮続けます。

Dscf4187 10分後の鍋のようすです。ルバーブが煮崩れ始めています。ここからは、ヘラで混ぜながら煮ます。

Dscf4188 煮はじめてから13分後、ルバーブは、ほとんど煮崩れました。こうなれば完成です。

Dscf4190 ルバーブのジャムが出来上がりました。こんなに簡単に、短時間でできます。10月末から11月に収穫されルバーブで作ると、赤味のかったエンジ色のジャムになります。

そうそう、今週末の「ヒゲおじさん厨房に入る」の原稿はお昼前に朝日新聞に送りました。

ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

おかげさまで、お昼には青井食堂でビールを飲むことができました。

  

明日、京都で独り暮らししている息子に食料を送ることにしたので、午後は、中華おこわを作りました。

Dscf4195 今日の中華おこわは、豚バラ肉、干し椎茸、クルミ、干し桜海老、水煮の筍を使うことにしました。もち米1升を水に漬けておきました。

Dscf4196 具は、あらかじめ炒めて、トリガラスープ、みりん、砂糖、醤油で煮て、味付けしておきます。

Dscf4197 水に漬けておいたもち米は、油で表面が白濁するまで炒めます。

Dscf4198トリガラスープに椎茸と干し桜海老のもどし汁にみりんと症ゆえ味をつけたスープを加え、もち米にスープを全部煮含めてしまいます。

Dscf4199もち米がスープをみんな吸収したら、具を加えて混ぜ合わせます。

Dscf4200 セイロで蒸して、おこわにします。普通のおこわのように、途中で水を振りかけたりする必要はありません。

Dscf4202 蒸しあがりました。バットにひろげて、水分を飛ばしてやります。

Dscf4203 出来上がった、中華おこわです。早い話中華ちまきの中身だけと思ってください、

詳細なレシピは、去年の12月6日「中華おこわ復習編」に掲載してありますのでご覧ください。

新聞の切り抜き写真をクリックして、ポップアップ画面にしてみてくださいね。

Dscf4204 できたおこわは、冷凍するために、こんな風にパッキングします。

荒熱がとれ、70℃ぐらいになったときにパッキングして、冷水で冷やしてから冷凍庫に入れて、急速冷凍します。

あした、つくり置きしてきたものと一緒に、息子にあてて発送します。

  

11月15日は『前橋市民文化祭』、ふれあい体験教室「日本舞踊」の子どもたちも出ます(ウェブページをご覧ください)   

写真はクリックするとポップアップしますよ                               Ccf20080630_00000_2

  

200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は9月26日、朝日新聞群馬県版に掲載予定です。


産直ゆうあい館の赤シソ、カリカリ小梅同時併行編の続き…

2009-06-02 20:43:56 | 料理

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(6月2日1本目の記事)

今日は赤シソが出ているぞって確信して、朝一で富田町のJA前橋「産直ゆうあい館」に向いました。

富田町の田んぼでは、六条大麦の収穫が始まっていました。

六条大麦は、押し麦や麦茶に加工される大麦です。

  

ありました、「産直ゆうあい館」に赤シソ出てました。

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ユキ子さんの車のトランクが野菜でいっぱいになりました。

赤シソ13束、加工用苺6パック1.8㎏、ほかです。

  

家に戻ってすぐに作業開始です。

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まずは苺、ヘタをとって、鍋に入れ、砂糖をまぶします。

今日は、一鍋で、900g弱の苺に500gの砂糖にしました。

こうして、シソの葉の始末がすむまで放置しておきます。

それから、苺から出た水分だけで、煮て、煮詰めて、ジャムにします。

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はい、これだけジャムができました。

それでは、カリカリ小梅同時併行編の5月23日、24日、27日の続きです。

23日に漬け込んだ小梅、27日にカビ防止用の食酢を加えました。

今日は、シソの葉を入れます。

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こえが、今日買った赤シソの葉一束です。

約300グラム、茎から葉をはずして、葉っぱだけにすると約200g強になります。

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13束の葉っぱをむしって、洗い上げるとこういう量になります。

一束の葉っぱをむしって、きれいに洗うのに約6分、13束で約1時間20分の作業でした。

  

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シソの葉に一つまみの塩を振って、シッカリもみます。

白い泡と黒い汁が出ます。

よく絞って、出た汚い汁は捨ててしまいます。

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よく絞ったシソの葉に、漬けビンの梅酢を加えます。

梅酢の中でシソの葉をもんでやると、梅酢はたちまち美しい紅色になります。

これを、漬けビンに戻して、梅とよく混ぜてやります。

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こんな具合になります。

これで、暗いところに1週間も保存しておくと、梅のみが赤くシソで染まります。

そうすると、カリカリ小梅の完成です。

  

ひとつ、取って置きの裏技を一つ公開します。

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梅漬けをしていて、白カビを発生させてしまって、失敗したって人がよくいます。

カビ防止に、食酢を加えましたが、もう一つ予防策があります。

写真の霧吹きです。

中には、35度のホワイトリカーが入っています。

これを、毎朝、漬けている容器の内壁、中蓋、重石に軽く吹きかけてやります。

こんな簡単な作業で、結構除菌でき、カビ防止がうまくできます。

是非お試しを。

  

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もちろん、30kg漬けている桶のほうにもシソが入りました。

コチラも、10日前後には完成します。

去年お届けした皆さん、今年もお届けしますよ。

もう少し辛抱して待っていてください。

   

写真はクリックすると大きくなりますよ                                 Ccf20080630_00000_2

  

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サケの春キャベツ巻き、土佐の角ハイボール…

2009-04-02 23:30:59 | 料理

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キキがお皿の前でちゃんとお坐りしてます。

これって、ヒゲクマが料理始めたからなんです。

料理始めると、お皿の前で、ちゃんとお坐りして、待ってます。

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結果として、削り節を手に入れます。

今日の料理、削り節使うのかどうかは、関係なく、キキは待ってるんです。

  

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チリ産の刺身用のトラウトサーモンです、200g弱です。

養田鮮魚店でなくて、スズラン百貨店の地下で買いました。

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細切りにして、まな板の上で叩いちゃいます。

おろしショウガ、みじん切りのネギ、卵の白身を加え、片栗粉、塩・コショウしてよく練ります。

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ゆでておいた春キャベツの葉っぱで包みます。

早い話、サケのロールキャベツです。

  

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出汁3に、淡口醤油1、味醂1の割合で合わせた煮汁で20分煮ます。

時間かけて煮るので、少し薄味加減でスタートです。

  

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大根の千本、大根葉のみじん切り、胡桃のみじん切り、桜海老のみじん切りです。

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薄く油を引いたフライパンで炒ります。

仕上げに、僅かなしょうゆで味付けします。

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炒めたら荒熱をとって、炊き上げたご飯を切ってから、混ぜ合わせます。

春大根のご飯のでき上がりです。

  

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はい、お弁当が出来上がりました。

今日は、焙煎館のマスターと福島ミシンのご主人に食べてもらいました。

「いけるよ」って、福島ミシンさんの評価です。

  

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昨夜の雨は、赤城山では雪だったみたいです。

山頂は、白く雪化粧してました。

  

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伊藤信吉さんが気に入ってくれていた馬場川の小町の桜、三分咲きです。

笛吹き童子さん、今年はどうしようかね、またやりますかね。

飯塚さん、やったらきてくれますかね…

  

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立川町の『土佐』で、サントリーにだまされてきました。

でも、角瓶の格好したジョッキ、結構よい気分でした。

  

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小島田の彼岸の明け、野菜料理を7種作りました

2009-03-23 21:24:35 | 料理

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本当に、風の強い一日でした。

朝から、赤城山は風の中にいました。

  

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彼岸の明け、小島田の地蔵さんと十二夜さんに、いろんな形のお団子が進ぜてありました。

この地では、彼岸の明けに、墓所に団子を進ぜるようです。

そして、墓所に進ぜた後、地蔵さんと十二夜さんにも進ぜてお帰りになるようです。

東京の弁理士さんに、追加の資料を送リ届けて、お昼過ぎに仕事場から戻りました。

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強い風の中、矢車草の花をみっけました。

桃の木川に架かる桃木橋、風が強くて、自転車から下りて歩いて渡りました。

横風で、自転車を真っ直ぐ走らせることができませんでした。

  

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交通公園のフナバラヨシノとエドヒガンは、花を少しだけ増やしていました。

でも、今夜の寒さ、大丈夫かな…

  

お昼に、富田町のJA前橋「産直ゆうあい館」で、山東菜とアブラ菜を買いました。

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野菜で、こんな料理を作りました。

分かりにくいので一品ずつ解説します。

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山東菜の胡桃和え、すり潰した胡桃に出汁、砂糖、醤油で味付け、茹でた山東菜を和えました。

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アブラ菜のキンピラ、茹でたアブラ菜の茎の部分を唐辛子を入れた胡麻油で炒めて、砂糖と醤油で味付けしました。

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野蒜と蕗味噌、さっと茹でた野蒜と作り置きの蕗味噌です。

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山東菜のナムル、茹でた山東菜を、胡麻油に砂糖、塩、粉唐辛子で味付けしたので和えました。

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アブラ菜の海苔巻き、茹でたアブラ菜の花の部分を鳥山海苔店の焼き海苔で巻いて、わさびを添えました。

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納豆昆布の菜の花添え、関根昆布店で買った納豆昆布にアブラ菜の花を添えました。

  

これで、今夜の晩酌は万全です。

少し遅く帰ってきたユキ子さんには、こんなの作って上げました。

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菜の花の胡桃味噌添えです。

胡桃味噌は、すり潰した胡桃に砂糖と醤油で味付けして作ります。

「美味しい」と言ってました。

 

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野菜料理に関心のないキキは、面壁して、眠ってました。

  

写真はクリックすると大きくなりますよ                                 Ccf20080630_00000_2 

  

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キキの鼾、春野菜と豚ヒレのポトフ…

2009-02-07 22:57:21 | 料理

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昨夜のことです。

ネコマンションの上で、キキは丸くなって寝てました。

<ヴ~ ヴォ~ ヴ~ ヴォ~>、鼾をかいてました。

  

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「昨日の夜、鼾かいてたよ…」

<それがどうしたの…>

「だから、鼾かいてたっての…」

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<……>

ご機嫌斜めです。

14日掲載予定の「ヒゲおじさん厨房に入る」の原稿書き上げて、朝日新聞に送りました。

それから、肉のチャンピオンさんで、豚ヒレ1本もらって、焙煎館によりました。

昔なじみのAさんが来てました。

  

Aさんのお連れの、素敵な女性が、

「中華おこわ、三回も作りましたよ…」だって。

ありがとうございます。

読んでいただいた上に、作っていただけると、すごく嬉しいです。

   

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今日の食材は、春野菜です。

セリ、ウド、新タマネギ、ウルイ、小カブ、カキ菜…

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春野菜は、本当にきれいです。

少し早いけれど、好きだから遊びたくなります。

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豚ヒレは紐をかけて、セロリの葉、パセリの茎、新タマネギの青いところ、ローリエ、粒コショウと一緒に水から炊きます。

沸騰して7~8分、くしを通して赤い色の肉汁がでなくなったら火を止めて、そのままにしときます。

  

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これは、ユキコさんのおばさんのためのおかずです。

セリのゴマ和え、メダイの味噌漬け、ウドの穂先のてんぷら、ゆで豚とウルイの酢味噌和え、新タマネギ・小カブ・ウド・カキ菜の煮物です。

これは、1人前だけ、お届け用に、特別に作りました。

  

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コチラが本線、「春野菜と豚のポトフ」です。

さっきの、ゆでた豚ヒレ、ヒモを外して厚さ1cmにカットして、ゆで汁は漉します。

漉したゆで汁に、市販のコンソメ少し足して、しお・コショウで味付けします。

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春野菜、新タマネギは四つ割り、ウドは5センチ長の二つ割、小カブは葉を1センチぐらい残して皮をむいて四つ割にします。

漉して味付けした汁に切った豚ヒレを入れて火にかけ、まずは、新タマネギとウドをいれます。

沸騰した頃、小カブを入れます。

コカブが煮えたら、カキ菜と彩りの湯剥きしたぺティートマトをいれて、1分で火を止めます。

これで、春野菜と豚ひれのポトフの出来上がりです。

  

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ポトフは、まず煮汁をスープでいただきます。

オードは、酢漬けのニシン、小カブ、ウド、カキ菜、パプリカのサラダ、ソースは苺のドレッシングです。

苺のドレッシングは、裏ごしした苺、レモン汁、サラダオイルを合わせて、塩、砂糖、コショウで味付けします。

  

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ポトフの具は、お皿に盛り付けていただきます。

普通は、マスタッドでシンプルに食べるんですが、今日は特別、苺のソースを作りました。

裏ごしした苺、マヨネーズ、マスタッド、レモン汁を合わせて、塩・砂糖・コショウで味を調えました。

きれいでしょう、春野菜のやさしい色と、苺のピンクが…

  

昨日と今日、春野菜を、しっかり楽しませてもらいました。

4人前作ったんで、半分は、ユキコさんのご両親にお届けしました。

「珍しいもの、ありがとう」って。

  

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ユキコさんは、残ったソースをパンにつけて食べてました。

   

 

写真はクリックすると大きくなりますよ                                 Ccf20080630_00000_2

  

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次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は、2月14日に掲載予定です。