お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

キッチンこすげ、パクチョイ、利根実業の洋梨

2008-11-30 21:00:19 | ヒゲクマとキキの日記

今日で11月が終わりますが、数えてみたら、今月は46匹の猫さんに登場してもらいました。

で、一番印象に強かった猫さんに再登場してもらいます。

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11月1日に出会った、城東町の歩道を渡る猫さんでした。

寒くなったけれど、今も歩道橋を渡っているのかしらと思います。

  

「ヒゲおじさん厨房に入る」の原稿を書き上げて送ってから、ユキコさんに車を出してもらって桐生の方へ用足しに出ました。

お昼は、大胡県道の洋食屋さん「キッチンこすげ」に寄りました。

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左が、「トロオム きのこデミソース」955円、右が「メンチカツ デミマスタードソース」955円です。

「前は、お店の名前が違ってましたよね、変わったの?」

「いいえ、同じシェフがやってます。去年、ホームページを作ったときにお店の名前を変えました」

ネットを使って、通信販売を始めるにあたって、店名を変えたんだそうです。

  

それから、「めい太の母ちゃん」ちによって、失敗作の柚子のママレードをお届けしました。

「めい太は?」

「人見知りがひどくて、私にしかなつかないんです」だって。

残念ながら、会えませんでした。

お土産に柚子をいただいてきました。

  

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用足しの途中で見た赤城山と榛名山です。

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強い風の中、オータムポエムが黄色の花を揺らしていました。

  

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帰り道、西片貝の「食の駅」で面白い野菜を買いました。

パクチョイ、漢字では「白菜」と表記します。

日中が国交回復した昭和40年代の後半、チンゲン菜やタア菜などの中国菜と一緒に導入された中国野菜です。

白菜、チンゲン菜の仲間です。

めい太の母ちゃんに頂いた柚子を使って漬物にすることにしました。

漬け方は、白菜漬けと一緒です。だって、「白菜」って書くんですから。

  

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糸駒さんのお弟子さんのお母さまから洋梨をいただきました。

この洋梨、ただの洋梨ではありません。

群馬県立利根実業高校の正面玄関前に昔から生えている洋梨の樹から収穫されたものです。

もう10年以上前、どうしても欲しくて、学校まで出かけて分けてもらったなしです。

古い品種で、生食には不向きなのですが、ワイン煮なんかにするとものすごく美味しい梨です。

とても嬉しいです。

  

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キキの姿が見えないので探していたら、空いた会津みしらず柿の箱にもぐりこんでいました。

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<この箱、捨てないで…>

  

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銀次郎、隆興寺、さくま、酒の歌

2008-11-29 21:50:23 | ヒゲクマとキキの日記

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猫窓から差し込む四角な日差しの中で、キキは朝寝をむさぼっています。

  

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まちに舞茸を買いに出ました。

八百徳さんで、この舞茸が500円でした。

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「銀次郎」が歩いてくるのに会いました。

素敵な椅子の前で、ポーズを決めてくれました。

  

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隆興寺のせんだんの葉が散って、枝に実だけが残っていました。

根元の地面に、青い実が落ちていました。

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メタセコイア、ホウ、ヤマザクラ…

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刈り込まれたカラタチに金色の実が一つ残っていました。

秋が終わります。

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黒猫さんが行きます。

ついて行って見ました。

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こんな路地で姿を消しました。

   

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今日も、中華おこわを蒸しました。

野村たかあきさんちと、とろんぷさんちのお夕飯用です。

夕方、青井食堂さんにもお届けしました

  

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配達の足で、焼き鳥屋の「さくま」へ行きました。

レバー、つくね、シシトウで飲んでいたら、埼玉県の鴻巣から自転車に乗って飲みに来たお客さまに会いました。

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お店の前はこんな具合でした。

「帰りはたたんで、汽車に乗って帰ります」ってお話でした。

  

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夜の前橋のまちです。

ヒゲクマが大好きな前橋のまちです。

  

五十年の誼となりしか酒の記憶さまざまにしてかたみに老ゆる

 

昨日いただいた、井田金次郎さんの第八歌集「風暦(かぜこよみ)」で見つけました。

「誼」という漢字は「よしみ」と読むのだと思います。

我が家のユキコさんが、「なんて読むの?」って聞くものですから。

  

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夜のまちで出会った猫さんです。

    

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「土佐」で中華おこわの試食会

2008-11-29 09:47:12 | ヒゲクマとキキの日記

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朝、キキは、連子格子のはまった二階の窓から、間dふぁ雨の降っている外を眺めています。

「ご飯用意したよ」

<フン…>って、こっちを見ます。

ご飯が用意されたのが分かっても、すぐに食べに行ったりしません。

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4~5分してから、やおらのんびり食べてます。

<せっかく用意したんなら、食べてあげますよ…>ってな具合です。

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半分ほど食べて、元いた窓際に戻ります。

「おい、全部食べないのか?」

<あとで…>

  

雨があがるのをまって、亀里町の群馬県産業技術センターに向かいました。

お昼頃まで、打ち合わせ、終わって外に出たら青空が覗いていました。Dscf1166   

こないだ来たときは、まだ芝生に緑が残っていたのですが、すっかりかれていました。

シロツメクサの生えているところだけが緑になってます。

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雨上がりの赤城山と榛名山です。

亀里町の田んぼの中で見てました。

  

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お昼は、天川原町の「南苑」でランチを食べました。

「見たよ、白菜漬け…」ご主人です。

「見てくれました、ありがとうございます」

「読んでさ、ヒントもらって、白菜をランチメニューに入れたよ(笑い)」

「ウソばっか、そんなことあるはずない…」

ランチは、白菜とアサリの炒め煮、とっても美味しかったです。

 

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夕方、レイコさんにいただいたオカラを炊きました。

それから、中華おこわを蒸しました。

オカラは、たくさんできたので、あっちこっちに配ることにしました。

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こんな風にお重に詰めました。

右側のは、白きくらげを入れた中華風のナマスです。

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これを下げて、向かった先は立川町通りの「土佐」です。

前橋で、一、二を争う長く続いている飲み屋さんです。

歌人の井田金次郎さん、元群馬大学教授の内田先生、アジアパンの社長さん、居合わせたお客さまに試食していただきました。

どうやら、合格点をいただけたみたいです。

  

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帰り道、勢いでもう一軒寄っちゃいました。

こんなトイレのあるお店です。

それが、原因で、昨日のブログが今朝になってしまいました。すんません。

  

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今、長男が数ヶ月ぶりで朝飯を食べにきました。

こんなおかずが並びました。我が家の朝ごはんは菜食主義です。

  

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小島田の阿弥陀如来像

2008-11-27 21:14:58 | ヒゲクマとキキの日記

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今朝は曇り、赤城山は見えませんでした。

代わりにといってはナンナンですが、阿弥陀如来の石仏です。

高さ60センチほどの坐像、地元の皆さんは「薬師さん」と呼んでいます。

延徳5年(1493年)に作られたものだそうです。

500年以上前に作られたものです。

ヒゲクマの仕事場のある、前橋市小島田町にある前橋市の重要文化財です。

  

お仕事で、二箇所の工場を見に行きました。

一つは、もう倒産して使われなくなった工場、もう一つは、経営縮小で使われなくなった工場です。

今の世の中、一つことを50年続けることの困難さを、しみじみ感じます。

  

いろいろあって、今日は昼間写真を取れませんでした。

ちゃんと仕事に専念していたってことです。

帰り道は真っ暗、自転車のライトで照らし出される小さな世界を走ってきました。

  

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「キキ、生活(タチキ)の道は大変なんだよ」

<どうして?>

「どうしてって、大変だから大変なんだよ」

<あっそうさんの生活(タチキ)の道も大変?>

「そうさね、大変じゃないみたいだね」

<じゃあ、なんなの>

「あっそうさんの生活(タチキ)の道は、ただ変なだけだよ」

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<ウ~ン じゃ、変な生活(タチキ)の道歩いてゆくと総理大臣になれるんだね>

「……」

   

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夕飯は、作り置きの「モツ煮」とオムライスで簡単に済ませました。

ヒゲクマはモツ煮なんかも作れます。

   

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にといってはナンナンですが


井田金次郎さんにお借りした本、地酒3本…

2008-11-26 22:56:46 | ヒゲクマとキキの日記

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ユキコさんがいない間、キキは2階の部屋でお留守番でした。

今朝は、ちゃんと玄関までお見送りに出ていました。

  

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今朝の赤城山、暖かい日差しに少しぼ~っとしていました。

 

風邪っ気が抜けないのか、調子が出ません。

少し難しい話しも出てきて、いつも元気な社長も考え込んでいます。

課題だけ確認し、お昼を一緒に食べて、お先に失礼してきました。

 

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昨日、井田金次郎さんにお借りした本です。

左は、『前橋の川と橋』 岩佐徹道著 上毛新聞社1983年 です。

「前橋には41の川が流れていて、そこに410ほどの橋が架かっている。その中の129に名前がなかった」あとがきに、こう書かれていました。

1981年に撮影されたたくさんの川と橋の写真、丁寧に取材されたこのまちの記録です。

  

中は、『風呂川を辿る』 小平房雄著・刊 1994年です。

短歌も詠まれた小平房雄さんの風呂川に関するエッセイ集です。

  

この2冊は、私がこのまちの川を辿っていることを知った先生が、膨大な蔵書の中から探し出してくださったものです。

ありがとうございます。

しっかり読みます。

  

そして、右は、先生が主宰している歌誌『地表』600号記念誌です。

『地表』は1957年創刊ですから、もう51年続いているわけです。

すごいです、その持続力に感服します。

  

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夕方、千代田町の二代目吉駒のお稽古場の向の塀の上を歩いている猫さんに会いました。

夕飯を食べに行く途中のまち猫さんのようです。

  

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昨日いただいたのを加えて、群馬の地酒が3本になりました。

左が川場村の永井酒造の「谷川岳」の吟醸別囲い、中央が吉岡町の柴崎酒造の「船尾瀧」ひやおろし、右も柴崎酒造の「霧の榛名」です。

おなかの調子がもう一つなので、今日は風を開くのを止めて、後の楽しみにしました。

  

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ユキコさんが、留守中のブログを見て18日の「一人暮らし料理」みたいの食べたいといいます。

で、ヤンニョム(薬念)を作って、チゲ鍋を作りました。

お切り込みようの生うどんをちげ鍋に放り込んで煮ました。

上州と韓国が一緒になって、風邪気味のおなかにはちょうど良かったです。んつきで

  

11月19日 商工会連合会の高橋会長さんに話したこと⑦

━ 群馬は何が欠けているんだろう…

━ 食べ物の話になりますが、群馬にも「冷汁」があります。でも、群馬で冷汁を出すお店は極端に少ないですし、自慢する人もほとんどいません。それが、九州に行くと、大分でも、宮崎でも、福岡でも、「冷汁」は、旅館さんでもシノギに使っています。たいそうな自慢付きで「ネコマンマ」を食べさせられました。

私の父は福島の出でしたが、東北の皆さんは自分の地域の食べ物をものすごく誇ります。その中でも、自分で作ったものがいちばん美味しいと自慢します。漬物一つ、煮物一つ、みんなそうです。群馬の人たちはそれをしません。自分たちの地域に伝わる食べ物を自慢し、自分の作る料理が一番だと誇る人はほとんど出会いません。こんなに、自分たちの生活を誇らない人が多いのはどうしてだろうといつも思っています。

私は、自分が買物をしているお店を信頼しています。この土地でできる農産物がどこの農産物よりも美味しいと自慢します。こないだ、私の家のご飯が美味しいと褒められました。「新潟コシヒカリ」は使っていません。県産の米を丁寧に炊いただけです。美味しいです。酒も、日常は前橋の「清瞭」を自慢たらたら飲んでます。こういう考え方や表現を「手前味噌」といわれることもありますが、自分の暮らしや自分の暮す地域に誇りを持って生きて行くことはとても大切だと考えています。その誇りが、産業を育て、文化を培う力になると思っています。

(もっと、いろいろなお話をしたのですが、とりあえず、これで「高橋会長さんに話したこと」はおしまいにします。とって付けたみたいで、申し訳ありませんでした)

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お口直しと言ってはナンナンですが、キキのちょいと変わった寝姿をご覧ください。

  

写真はクリックすると大きくなりますよ                                 Ccf20080630_00000_2

 

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