お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

愛宕神社脇の道路の不思議なもの、日赤病院裏の大嶋養魚場で鮎買って一夜干しづくり、寺子屋教室のスタンプ

2010-09-22 23:53:47 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf6327 わが家の猫の額の庭、萩が完全に占拠して花をたくさんつけています。ただ萩を植えただけの庭です。好きなんです…

Dscf6365 旧小柳町通りの丸三に味噌を買いに出かけたら、愛宕神社の脇の道でコムラサキがもうたくさんのきれいな実をつけていました。

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このね、コムラサキの見られる道には不思議なものが二つあるので、写真に撮って来ました。

なんだか分かりますか、どうしてこういうものができたのか、近所に住んでいる平方木材の社長さんにそのうち聞いてみようと思っています。

この道が私道だと話は別ですが、もし前橋市の市道であると、普通はこういうものはできないはずなんです…

あ、これって、こういうものが存在してはいけないとヒゲクマが考えているのではないので誤解なきよう願います。

    

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もう一つ珍しいものを、恵比寿通り(旧連雀町通り)のお米屋さんの店先です。

10分間見ていても動かないでじっとしている犬がいました。

置物なのか、生きている犬なのか、まだ分かっていません。たぶん…

    

お昼は前橋駅の南の瓢々亭でうどんをご馳走になってから、前橋赤十字病院の裏に行きました。

昔、前橋赤十字病院の北側には大きな鯉池が二つ並んでありました。

その一つが大嶋養鯉場、今は鯉の養殖池はなく、鯉は飼っていません。

でも、鮎はやっています。友釣りをする釣り人に「囮(おとり)鮎」を販売しているのですが、食べる鮎も分けてくれます。

Dscf6367 活鮎を10尾3000円で分けてもらいました。1尾おまけ、3尾1000円だったんです。分けてもらったのは全部雄、雌はもう卵巣が大きくなってきていて身が痩せ始めているから、お願いして雄だけ分けてもらいました。

鮎の雄雌の見分け方が知りたいですって、今頃になると雄雌の見分けは簡単なんですよ。

尻ヒレ(腹側の一番後ろのヒレ)の形が違うんです。雌はヒレの前のほうが長くて大きなひれになります。オスは、ヒレの前のほうが短くて、全体に小さく見えます。どこかで鮎を見たら確かめてみてください。

  

Dscf6368 6尾は一夜干しに加工します。背開きにして鰓や内臓を取り除き、流水に当てながら歯ブラシで腹腔や背骨周りをていねいにこすり、腹膜や腎臓をきれいに取り除いてやります。真ん中が開いて内臓を取り除いた状態、左がよく洗ったあと、見た目がすっかり変わります。

鮎は血の気の多い魚です。きれいにしたあと、さらに流水に10分ほどつけてきちんと血抜きしてあげます。こうしないと、おいしい一夜干しはできません。

Dscf6369 血抜きした鮎を食塩水に漬けます。この作業を「たて塩」といいます。ヒゲクマは約10%濃度の食塩水に、約10分間漬けます。食塩水濃度は人によってかなり違います。海水並みの濃度(3~4%)から10%まで、人によって違います。

Dscf6370 たて塩した鮎をキッチンペーパーでしっかり拭いて水分をとります。真っ白なきれいな身になりました。

Dscf6371 脱水シート「ピチット」に挟んで冷蔵庫で保存します。8時間以上経てば一夜干し状態になっています。望ましくは12時間おいて下さい。

鮎の一夜干しについては2009年8月1日の「ヒゲおじさん厨房に入る」で紹介しました。そちらにはもっと詳しく書いてあります。

実は、たまたますごく有名な料理研究家がYahooグルメやカフェグローブに掲載している料理レシピで「鮎の一夜干し」を取り上げているのを見つけたんです。

それがひどいのは「腹に切込みを入れて内臓を取り出し」って書いてあるのに、添付写真は背開きの鮎なんです。これでは、おいしい一夜干しはできないなと思ったら、急に作りたくなったんです。

  

ここまでやって、城東小学校の寺子屋教室のお手伝いに行きました。

Dscf6372 今日は、4年生以上はクラブ活動の日です。校庭ではドッチボール倶楽部が練習試合をしてました。

Ccf20100922_00000 ヒゲクマがドリルが良くできた子に花丸の代わりに押してあげているスタンプです。今日は、ジジのを使いました。まだクマさんのとヒゲおじさんのは使っていません。

このスタンプ、結構な人気なんですよ。

     

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鮎の一夜干しの焼物、鮎のフライ、そして鮎の酢の物、今夜は鮎尽くしの夕ご飯になりました。

明日から、国勢調査の調査票の配布作業が始まります。

    

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200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、10月2日の予定です。

   

    


片貝田んぼの秋、「猫じゃ猫じゃ」の絵葉書、ロールキャベツ…

2010-09-22 08:15:00 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf6333 片貝田んぼの稲もしっかり実ってきています。向こうにはかかしが立っている田んぼも見えているでしょう。

Dscf6335 このあたりの稲刈りは、昨年は10月の中頃でした。今年は少し早くなるのかな、きれいに草の刈り込まれた畦に彼岸花がたくさん咲いていました。

Dscf6340 こんなのにも会いました。直径15cmほどの大きな傘を持つ真っ白なきのこが四つです。多分、シロオオハラタケという毒キノコだと思います。

Dscf6341 東上野町で見つけた藤袴、まだ咲いていませんでした。暑さがぶり返してきちゃって、咲くに咲けないのかも知れません。困ったものです。

Dscf6337 9月15日にマルバルコウソウを紹介しましたが、こちらはルコウソウ、「縷紅草」と書きます。「縷」はぼろ布のこと、細く裂けたような羽状の葉っぱが、裂けたぼろ布みたいだからこんな名前がついたのでしょう。美しい紅色をしています。

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東上野から寺沢川に下る坂道の途中で、みごとな萩を見つけました。美しい色の萩です。宮城野ではなく園芸種の江戸絞りかなんかだと思います。

Dscf6350 寺沢川では小学生が釣をしてました。運動会の振り替え休日なのだそうです。

「お~い、何が釣れるんじゃ?」

「ザリガニなんか…」、『なんか』がザリガニの後ろに付いているのがおかしかったです。

   

Dscf6357 家に帰るとキキが笛吹さんが持ってきた雑誌を覗き込んでいました。「サライ」の99年4月1日号です。

<この絵変な絵だね、猫が5匹、右からなんか書いてるのがいて、次に難しい顔して読んでて、その次は本持ち上げて笑ってて、4番目はDUNCEって書いてある三角帽子かぶって酒飲んでるみたい、そいで机から離れて踊っているのが5番目、何ナノこの絵?>

「それはね、閑古堂のご主人の林丈二さんがロンドンまで『猫じゃ猫じゃ』の絵葉書探しに行って見つけた絵葉書なの」

<『猫じゃ猫じゃ』の絵葉書って何さ?>

「夏目漱石の『吾輩は猫である』って小説にね、こういう下りがあるんだよ」

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吾輩が主人の膝(ひざ)の上で眼をねむりながらかく考えていると、やがて下女が第二の絵端書(えはがき)を持って来た。見ると活版で舶来の猫が四五疋 (ひき)ずらりと行列してペンを握ったり書物を開いたり勉強をして居る、そのうちの一疋は席を離れて机の角で西洋の猫じゃ猫じゃを躍(おど)って居る。その上に日本の墨で「吾輩は猫である」と黒々とかいて、右の側(わき)に書を読むや躍(おど)るや猫の春一日(はるひとひ)という俳句さえ認(したた)められてある。これは主人の旧門下生より来たので誰が見たって一見して意味がわかるはず…(夏目漱石『吾輩は猫である』より)

「閑古堂のご主人は、きっとこの絵葉書が漱石の小説に出てくる『西洋の猫じゃ猫じゃ』の絵葉書に違いないとロンドンまで調べに行ったんだってさ」

<ふ~ん、それでどうだったの>

「絵葉書が発行された時期やなんかから推測して、ほぼ間違いないということなのだよ」

<だけどさ、キキは猫じゃ猫じゃを踊れる猫に会ったことないんだ、一度会ってみたいな…>

「キキが練習して踊れるようになったら、糸駒さんが教えてくれるよ、きっと」

<やだよ!>

   

Dscf6353 <俺はさ『猫じゃ猫じゃ』が踊れたんだけど、左の後ろ足をダメにしたんで今はもう踊れないんさ、見せてやりたかったぜ…>、と中央駅近くで暮らす黒猫が言っております。

    

Dscf6362 夕ご飯は、八百徳に珍しくロールキャベツが作れそうなキャベツがあったんで、作ってみました。今年の夏キャベツではじめて作ったロールキャベツ、おいしかったです。

     

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200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、10月2日の予定です。