(株)あいすくむり の 売り上げ向上委員会

あなたのお店でしか食べられないオリジナルソフトクリームの開発・製造を通し、売り上げ向上のお手伝いをさせて頂きます。

「こだわり」=「売れる」 ではない。

2016年05月26日 | ビジネス




これはソフトクリームに限ったことではないのですが、

多くの商売初心者が、ハマってしまう「罠」と言いますか「現象」があります。

それは・・・「こだわり」です。

何かに「こだわる」と言うことは、スゴク良いことだと思います。

しかし「こだわり」=「売れる」ではないということを良く理解してください。

「こだわり」=「売れる」では無いのです。

「こだわって作りました。」

実際によくあるフレーズです。

ただ、そもそもですが、こだわってない商品なんて、実際世の中にはあまりないと思います。

大なり小なり「こだわり」と言うものがあって商品ができているのです。


だいぶ昔の話になりますが、

お味噌屋さんからのご依頼で、「味噌ソフトクリーム」を作ったことがありました。

そして・・・

僕は、シンプルなミルク味のソフトクリームに、

味噌をソース状にした

「ソフトクリーム用の和風ソース」

というものをかけて召し上がっていただくスタイルをご提案させて頂いたのです。

理由は、普通のミルクのソフトクリームも食べれて、

お味噌のソフトクリームも食べれる・・・。

言ってしまえば「味噌ソフトクリーム」を推しているのですが、

万が一「味噌ソフトクリーム」が売れなくても、

「ミルク味」のソフトクリームで、最低限の売り上げをカバーする・・・。

という保険をかけたのです。

ソフトクリームを扱う上で、最も売れるソフトクリームは

「ミルク」「バニラ」といった「シロモノ」と言われる定番の品。

そして、保険をかけながらも「こだわり」を演出するため、

「老舗の味噌屋が提供するソフトクリーム用 和風ソース」といった

「一度、食べみたいな・・・」

とお客様が思うようなフレーズを使用して、販売を手掛けて行こうとしたのです。

しかし、

味噌屋のオーナーは、非常にこだわりが強かったのか、

「はじめから味噌を混ぜ込んで欲しい」

と、依頼してきたのです。

味噌をソフトクリームの上にソースをかけるよりも、

混ぜ込んだ方が、こだわりがあってお客様に気に入って頂けるはずだ・・・。

恐らくそんな思いがあったのかもしれません。

一応、何度も止めたのですが、聞き入れず、

我々もお客様のご要望だったので、お作りさせて頂きました。

しかし、結果はそこまで売れず、ロスが多い商材になってしまったのです・・・。

「こだわり」はとても良いことだと思います。

しかし、

「こだわり」=「売れる」では無く、

「売れる」ために「こだわり」を演出する・・・。

くらいがいいのかもしれません。

まあ、あくまでも価値観の問題なので、何とも言えませんが・・・(^_^;)


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