(株)あいすくむり の 売り上げ向上委員会

あなたのお店でしか食べられないオリジナルソフトクリームの開発・製造を通し、売り上げ向上のお手伝いをさせて頂きます。

開業時に必要な人材は「タフ」なヤツです!

2023年07月31日 | ビジネス

あいすくむりの加勢です。

僕には現在、小学4年生 & 小学3年生 になる2人の息子がいるのですが

絶賛夏休み中・・・

ということもあり、次から次へと生じる仕事の合間を縫って子供たちとの時間を作らなければいけない・・・

という ジェイムズ・ボンド でも躊躇うようなミッションを日々こなしているのです。

 

ちなみに・・・

これは「価値観」の話になるのですが、僕は「仕事」以上に「家族との時間」を大切にしたいと思っております。

 

父親になったばかりの頃は「家族との時間」よりも、「仕事」の方に大きな偏りがあったために

仕事に対して理解をしてくれている妻も、あまりにも僕が家族との時間をないがしろにしてしまっていたので

それはそれは機嫌が悪くなり、夫婦の危機を何度も迎えることになりました・・・。

若かりし頃の苦い思い出です(=_=)

 

まあ、バランスの問題なのですが

「仕事も大切だけど、家族との時間を捻出しなければいけない」

「どうすれば膨れ上がる仕事量に反して、家族との時間を作れるのか?」

というのっぴきならない課題になるのです。

 

今では、より効率的に成果を上げるために、 機械化・自動化・システム化 さらには IT化 なんかが注目を集めていますが

ジェラート店や、ソフトクリームの専門店などの少資本の飲食店ビジネスでは、さすがにやれることには限度があり、

「人材」でカバーをしなくてはいけない状況になることの方が多いかと思います。

 

特に起業・開業したばかりであれば、初期の段階で採用した人材が有能か無能かで

その後の会社の発展スピードが大きく左右されると言っても過言ではないかと思います。

 

なので、今日は僕の独断と偏見で、人材の「採用」&「教育」について綴ってみたいと思います。

 

まず、小資本の飲食店ビジネスのスタートアップ時に「採用」したい人物は

「体育会系の人材」一択です。

とにかく、元気で笑顔で

「先輩(上司)の言うことは絶対!」

という、ノリと勢いがあって、ブラックな環境でも戦い抜けるような屈強な戦士を欲する・・・

と、いうのもまあ、間違いではないのですが

もう少し具体的に言うと、起業・開業当初は体力勝負のタフさが必要だからです。

 

小資本の飲食店を運営をする・・・ということは、熾烈な競争社会に飛び込むのです。

参入障壁が低く、誰でも簡単にスタートが出来る商売のため、10年生存率は1割にも満たない。

どんどん新しい店舗が出来て、どんどん潰れていき、また新しい店舗が出来る・・・という業界なのです。

そんな中で、頭一つ飛び出して、利益を出し、商売を継続するためには、他にはない斬新な商品を作ってSNSでバズらせるか

誰もがやってない、奇抜なアイデア商品で勝負をかけるか

ブラック企業の代名詞である「長時間労働」という名の力技に持って行くしかないのです。

昨今では、それら全てを持ち合わせていないと、戦いきれない・・・という見方もあります。

 

起業・開業当初はPDCAサイクル(計画・実行・確認・改善を繰り返すこと)を、猛スピードで行い、たくさんの失敗を重ねながらも修正に修正を重ねて、なんとか熾烈な競争の中でも戦い抜けるだけの仕組みと組織を作りあげていく必要があるのです。

そこには膨大なエネルギーが必要になり、その膨大なエネルギーを維持しながらやり抜くだけのタフさが必要になってきます。

 

元甲子園球児が良い!

とか

格闘技で全国チャンピオンになったヤツが良い!

と、言うつもりはありません。

ただ、学生時代に、部活動などで、強制的でも自発的でもなんでもいいので

「目標に向かって、徹底的に努力して、結果を残す」

というものを叩きこまれた人材なんかは、黎明期の企業や店舗には、重要な人材になることと思います。

 

ただ・・・

オーナーはその人以上にタフに戦わなければいけないので覚悟してください。

「社長がいつまでも会社に残っていると、部下が帰りにくい。だから社長は早く帰るべき。」

とか、たまに聞く言葉ですが、それは会社が安定してからのもので

起業・開業したての頃は、社長は会社に寝泊まりするのは当たり前ですので、絶対に勘違いしないでください。

タフな人間は、自分よりもタフな人間を好む傾向にあります。

なので、一番タフでないといけないのはオーナー自身なのです。

 

 

続きはまた次の記事で・・・。

 

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「どうすれば美味しいアイスが作れますか?」という稚拙な質問に思う事。

2023年07月30日 | ビジネス

あいすくむりの加勢です。

今日は、ジェラートやソフトクリームの「味」についてのお話。

数あるお問合せの中でも

「どの材料を使用すれば美味しいジェラートになりますか?」

「どのマシンなら美味しいジェラートが作れますか?」

「ショックフリーザーを使用した方が美味しくなりますか?」

などの「味」や「美味しさ」についてのご質問を頂くことが多くあります。

 

ただ、正直この手のご質問には何とも答えようがないのです。

まあ、それでも無理やりに答えることは出来るのですが、それはあくまでも僕の感想にしかならないのです。

 

そもそも「味」や「美味しさ」には、人それぞれ好みがあります。

なので

「どうすれば美味しいものが作れますか?」

と聞かれたら

「沢山作って、沢山食べて、色々な機械を使ってみて、ご自分で判断してください。」

という回答が、最も正解に近いものになるのではないかと思います。

そもそも「美味しさ」というものの追求は、穿った見方をするのであれば

作り手が思う「美味しさ」というエゴイズムを

お客様に押し付けて、その上で「美味しい」と言ってもらうことです。

 

であるのであれば、まずはご自身が様々なジェラートやソフトクリームを食べて

ご自分の理想の味を見つけることからスタートするべきなのです。

そして、自分の理想と思える「味」に出会ったら

その商品を提供するお店に何度も通って、材料やレシピ、使用している機械を観察して学ぶのです。

場合によっては、お金を出して作り方を教えてもらうことだってあるでしょう。

 

それらの行動もせずに

「どうすれば美味しいものが作れますか?」

という質問をしてしまうのは、少々稚拙としか言いようがないのです。

 

ただ・・・

本当にごめんなさい。。

正直言うと、若い頃の僕も似たような質問をしておりました。。。

なので、人の事を責めることなんて出来ないのですが

どうしても、この手の質問を投げかけると違和感を感じて「んん?」と思ってしてしまうのです。。。

自分の事は棚に上げてしまっているので、本当に申し訳ないとは思います。

 

ここで少し話を変えますが、僕にもこだわり抜いた死力のソフトクリームの作り方があって

「この味は完璧!」

と思うものを作り上げても、一部のお客様からしたら

「他の商品との違いが分からない」

とか

「甘すぎる」

と言われたり、逆に

「もう少し甘い方がイイ」

とか、お客様は好き放題言うんです。

その都度僕は、お店に行って自分が作ったソフトクリームを食べるんですけど、大体

「完璧!  問題なし! 最高に美味い!」

と、自分の作ったソフトクリームに自画自賛します。

 

ただ、人によっては、お客様から些細なことを言われたことで

大いに混乱してしまう人がいるんです。

他人の意見にいちいち振り回される。

「甘い」と言われたら、糖の量を落としたり・・・

「甘さが足りない」と言われたら、糖の量を増やしたり・・・

「もう少し濃い方がイイ」と言われたら生クリームの量を増やしたりと。

お客様の一言で、簡単にレシピを変更してしまうのは

自分が作り出した商品の「味」に確固たる自信を持っていないからなんです。

 

自信を持って、お客様に提供できるところまで練りに練ってないんです。

だから美味しさのエゴイズムを、お客様にぶつけて

「どうだ! 超絶美味いだろ?」

と、押し込めないんです。

自身のない男がモテないのと同じように、味に自身の持てないジェラートは好かれないんです。

例えとしてはズレているかもしれませんが、少なくても自信を持てる商品を作るためには、自分から能動的に動かないといけないのです。

もちろん、味の世界は好みの世界でもあるので全ての人に好かれることは難しいとは思いますが

すぐにレシピを変更してしまう方が、よほどお客様に失礼で、不義理な行為なのです。

 

少し昔の話をします。

13年前。僕がまだ駆け出しの25歳の頃、抹茶のジェラートで、めちゃくちゃ濃いジェラートを提供しておりました。

ただ、一人のお客様から

「濃すぎて食べれない」

という一言で、抹茶の量を少なくしたんです。

そしたら、他の多くのお客様から

「抹茶が濃くて美味しかったのに、薄くなって美味しくなくなった」

と、クレームではないのですが、良くない評判が立ってしまいました。

そのジェラートが「美味しい」と言ってくれるお客様がいるのに、レシピを変えるのはそのジェラートを求めて来店くださるお客様を裏切る行為に等しいのです。

もし、作り手自身が「これは違う」と思ってレシピを変更するのであれば僕は全然問題ないと思うのですが

僕の意見を含め、他人の意見に流されてレシピを確定したり、変更してしまうのは、やめた方が良いかと思います。

 

少し脱線しましたが、自分が自信を持ってご提供できるために、たくさん作り、たくさん食べて、自分の味を作りあげて頂きたいと思います!

 

 

 

 

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「売れない」からの脱却

2023年07月28日 | ビジネス

あいすくむりの加勢です。

ジェラートショップをやろうとする際に、ジェラートの「作り方」や「美味しさ」を気にしている人が多い傾向があります。

もちろん若かりしころの僕もそうでした。

「美味しいジェラートを作るための食材は・・・?」

とか

「美味しいジェラートを作るために、どんな機械がいいのか・・・?」

とかを気にするのです。

もちろん、それらも重要な要素ですが、しかし実際店舗を構えて商売を行うと

「どうしたら美味しいジェラートを作れるのか?」

よりも

「どうやったら売れるのか?」

で、悩やみ苦しむのです。

それぐらい、理想の味のジェラートを作っても、予想よりも売れないものなのです。

そして、これが初めてジェラート店を運営する人の通過儀礼みたいなものでもあります。

もちろんそうならない店舗もありますが、全体の8~9割は売れなくて悩みます。

「どうしたらたくさん売れるのか?」

「どうしたら多くのお客さんにお店に来てもらえるのか?」

を、考え、調べ、実践し、それでもなかなか結果が出ない。。。

月末の支払いに返済に頭を悩ませることも多くあります。

こんな苦しい状態を突破できるか、それとも先に資金ショートを起こして廃業するか。。。

身をよじり、手を変え品を変え、あの手この手でこの苦しい状況を突破できた暁には、立派な経営者になっていくものだと思います。

 

仮に現在進行形で、そんな状況にいる方へのヒントとして・・・

「見切千両 損切万両」

という言葉をお送りします。

内容は面倒なのでリンクを貼っておきますので、読んでください。

見切り千両、損切り万両=犬丸正寛の相場格言 | 株式投資情報 総合 日本インタビュ新聞 (media-ir.com)

 

ダメなスタッフを雇ってしまったのであれば解雇する。

ダメな立地で開店してしまったのであればお店を閉じる。

商品やサービスの内容が悪いのであれば、それらを思い切って変える。

 

ただ・・・

かけたお金や時間が膨大になると、これがなかなか出来ないんですよね

「コンコルド効果」や「サンクコスト効果」とも言うらしいですが

「勝算があって継続する」のと「意地で続ける」のは雲泥の差がありますので

思い切ってやめてしまうという選択肢もあるということを忘れないで頂きたいと思います。

 

 

 

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