こんにちは!
(株)あいすくむりの加勢です!
先日、お世話になっている企業の会長さんに
「良い仕事をしたかったら、まずは金に困らないようにしなきゃならん!」
「あと、人生を楽しんでいないとダメだ! もっと楽しい遊びをするために仕事をするんだ!」
と言うお言葉を頂きました。
おそらく70歳は超えているとは思うのですが、会長さんは色艶の良いお肌をしているので、それはもう人生を楽しんでいるのでしょう。
まあ、この話は半分賛同。
そしてもう半分は「自分には当てはまらない・・・」というのが本音ですね(^^;
理由として、僕は結構追い込まれないと仕事をしないのです。
お金もそう・・・。
あると仕事なんてしなくなります。
ちなみに、10年前はお金がなかったのでめちゃくちゃ仕事をしておりました。でも、今は多少なり余裕が出てきたので、当時の半分程度しかしていないんじゃないかな・・・と感じます。
あと、僕はどちらかと言うと引きこもりな方なので「遊び」には非常に興味があるのですが、実際は家で映画やドラマをお酒を飲みながら見ている方が好きですね・・・。
これを「遊び」と言ってしまうのかもしれませんが、会長さんからしたら「根暗」と言うそうです。
まあ、僕も色々と経験をしてきた中でそのような価値観を持つようになったので、イマイチその会長さんとは話は合いませんが、その会長さんの勢いは凄まじいものがあり、その攻めの姿勢は心から尊敬しております。
ちなみにこの記事を読まれている方は「良い仕事」をするために、普段の生活はどのように過ごされておりますか?
・・・と質問を投げかけてみたところで、今回の記事の本題です。
いよいよ2019年も5月!
全国的にアイスが良く売れるシーズンになってきました☆
我々の会社も4期目に入り、お陰様で順調にお客様の数も増えてきたのですが、それと同時に
「どんな売り方をすればアイス(ソフトクリーム)が売れるようになるのか?」
を、あいすくむりという会社をスタートする前より、多くのお客様の動向を見ることによって、より深く理解することができるようになってきたと実感をしております。
今日は、そんな多くのお客様と取引をする中で感じた「売れているソフトクリーム」のマーケティング方法の特徴を皆様にお伝えしたいと思います。
まず、お客様・・・ではないのですが、あいすくむりの親会社である「加勢牧場」がご提供する「ガンジーソフトクリーム」です。
※原則として我々あいすくむりは、お客様のお名前を出すことはしないのですが、関連会社に関しては例外として書かせて頂きます。
このガンジーソフトクリームの特徴は様々な「売れる要素」を持っているのですが、その最たるものが「地域の特産品」や「地域の名物」になっている・・・という点です。
地域の「特産品」や「名物」
として、地域住人の方から認識して頂けるようになると、確実に一定数は売れるようになります。
例えば、観光でも仕事でも、理由はなんでも良いのですが、とある道の駅や飲食店に立ち寄ったとします。
そこで
「この地域では、このソフトクリームが特産(名物)なんですよ」
と、清々しい天気のもと、気温も暖かい中でそのお店の店員さんから言われたとしたら、
「食べてみようかな・・・」
と、思うのが消費者心理というものですし、その地域の人が、地域の外の人を連れてきた際「特産品」や「名物」をご紹介したくなりますよね?
その際に紹介してもらえると、どんどんと広がっていくのです。
で、その地域の「特産品」や「名物」として扱ってもらえる商品に育てるまでが、なかなか長い苦行難行の道のりではあるのですが、これを突破できると毎年確実に一定数は売れるようになります。
そして、実はここからが凄くて、一度「特産品」や「名物」として扱って頂けるようになると関連商品が売れるようになるのです。
逆もまたしかりで、実際はすでに売れている特産品(名物)があり、その関連商品として「ソフトクリーム」を販売することで多くの売上を獲得している店舗が多くあります。
例えば、北海道の富良野市。
富良野市では富良野メロンが一つの特産品として扱われており、そのメロンにソフトクリームを乗せてご提供する商品が有名です。
特産品であるメロンにソフトクリームを乗せただけの商品なのですが、非常に人気の高いソフトクリームとして販売されております。
「特産品」や「名物」は、一つのブランドが確立したことを意味します。
そのブランドの付属商品として、ソフトクリームを便乗させると売上を上げやすいので覚えておいてください。
ちなみに加勢牧場では、ガンジーソフトクリームが地域の特産品になったことで、その主原料である「ガンジー牛乳」も自動的に特産品として扱って頂くことになりました。
しかも、ガンジー牛乳は併用性が高く、ガンジー牛乳を使ったカップアイスに洋菓子&焼き菓子。挙句の果てにはガンジー牛乳を使ったお惣菜まで関連商品として販売しています。
それらは、ボクシングで例えるとボディーブローのようにじわじわと相手にダメージを・・・ではなく、売上に貢献してくれるのです。
なので、我々がオリジナル商品を手掛ける際に、お客様に目指して頂きたい1つの目標が、その地域での「特産品」や「名物」にすることになります。
では、どのような活動をすれば地域の特産品になるのか・・・?
という疑問が出てきますが、やり方は非常にシンプルです。
多くの人に知ってもらうために、ひたすら情報発信をし続けたり、試食活動や、おそらく売り上げがなかなか上がりにくいと思われる地域のお祭り・・・のようなイベントに出店していくことが大切になってきます。
これに関しては一朝一夕で出来るものではなく、とかく長期戦を強いられます。
ただ、このお話はとても長くなるのでまた今度別の記事に書かせて頂きたいと思います。
話を戻しますが「特産」や「名物」と言うわけではないけど、よく売れているるソフトクリームがあります。
その原因として考えられるのが「立地」と「ライバル」です。
まずは、人が多く往来する場所でソフトクリームを売ると良い・・・のですが、僕は以前、観光地や水族館や動物園などの人が多く集まる施設の近く、もしくが高速道路サービスエリアや道の駅での販売をお勧めしておりました。
ただ、あいすくむりという会社をやっていて
「集客に良すぎる立地は、逆に爆発的には売れないんだな・・・。」
と思うようになったのです。
その理由は、ライバルとなる店舗(ソフトクリームやジェラートを販売する店舗)が後発組でどんどん出現してしまうためであって、短期的に見たら良いのですが、毎年毎年ライバルが増えてきて、年々売上が低下してくる・・・といった傾向があります。
じゃあ、どの立地が良いのか・・・?
という疑問が沸いてきますが、ズバリ「ライバルがいないところ」です。
商売の原理原則に戻ってしまいますが、やはりライバルがいない・・・もしくは少ないところで販売をした方が良い結果になるかな・・・という感じをヒシヒシと感じますね。
我々のお客様の中で「ドミナント戦略」をとってライバル店を自分たちの商圏に入らせない活動をされている企業様があります。
ちなみにドミナント戦略とは、ある一定の商圏に絞って集中的に出店をしていく・・・という戦略で、市場占有率を向上させて独占状態を目指す経営手法です。
今、コンビニ最大手のセブンイレブンさんがこの手法を用いていてかなり問題になっていますよね☆
で、そのお客様は菓子店を運営しているのですが、近場にどんどん店舗展開をしていくのです。
自分たちの商圏に一切ライバル店を入らせない・・・と言うか、むしろ追い出しているのです。
その戦略に便乗し、我々の商品も一緒に扱って頂いているので、それはそれは売上もバンバンなのですが、そのドミナント戦略は工場の稼働率を上げ、広告宣伝の費用や運送費を圧縮します。
ただ、デメリットもあって、地域の環境が変化してしまった場合・・・例えば災害の際、総倒れになってしまう可能性があり、さらには自分たちのお客様を自分たちで取り合ってしまう可能性もあるのです。
ただ、この戦略を組み立てて実行しているお客様からは、本当に多くのご注文を頂いております。
以上、2つの例を挙げてみましたが、僕の感じた「売れているソフトクリーム」のマーケティング手法です☆
どちらも今日言って明日できるような代物ではありませんが、ビジネスは長期戦。1年後、3年後、5年後のヒット商品を作るため、ぜひ挑戦して頂きたい方法としてご紹介させて頂きました。
何かの参考にして頂ければ幸いですm(__)m
(株)あいすくむり → http://aisukumuri.com