あいすくむりの加勢です☆
2月28日 ・ 3月1日の2日間、東京の参宮橋にある国立オリンピック記念センターにて行われた
「全国農業者会議」 にて、スピーチ大会に参加してきました☆
実は、僕が北陸地域の代表として、全国の予選を勝ち抜いてきた猛者たちと戦って(?)きたのです (^^;)
そして、大変恐縮ではあるものの、最優秀賞である農林水産大臣賞を受賞させて頂きました☆
実はこの賞を受賞するにあたり
「ガムシャラにやっていたら、たまたま一番良い賞を受賞できました☆」
というものではなく
農林水産大臣賞を受賞するため、用意周到に準備された戦略を作り、その戦略を実行してきた・・・というものなのです。
すこしイヤラシイ話かもしれませんが、今日はそんな戦略のご紹介をさせて頂きます☆
実は・・・
「全国大会で優勝しよう!」
と決めたのが、2015年の9月頃・・・。
その時点で
新潟県予選まで 6ヶ月。
北陸ブロック予選まで 13ヶ月。
全国大会まで 18ヶ月。
という時間軸がありました。
一番初めに行われる新潟県予選でスピーチする内容は、今後、北陸ブロック予選や全国大会でも、基本的に同じ内容のものになってくるので
いの一番に考えなければいけないのは、発表の中身である内容です。
僕がスピーチをしたかった内容は
「農業と福祉の連携」
というものを話すことで、あらかた決まっていたのですが
どういったストーリー構成で作るかは、全然決まっていませんでした。
なので、まずは自分が思っていること、伝えたいことを書いて書いて書きまくったのです。
そして、書き溜めた大量の原稿をもとに
プロのコピーライターを呼び、一緒に整理をして行きました。
僕のスピーチを聞いている方々に、僕が伝えたいことを明確に伝えるための添削作業をお金を出してプロの方と行ったのです。
それと平行して行ったことが
過去、全国大会で優勝した人たちの 『スピーチのクオリティー』 の調査です。
しかし、歴代の優勝者の発表動画などは手に入らなかったので、
今から1年前・・・ H27年度の全国大会に聴衆として参加をさせて頂き
全国から勝ち上がってきた人たちのスピーチ大会の内容をじっくり観察させて頂きました。
発表時間、発表態度、原稿を読むか否か・・・。
という表面的なことから、発表の内容まで・・・。
そして、どういった発表をした人が評価をされるのか・・・や、
1年後、自分が発表をするかもしれない 「会場の雰囲気」 というものを実際に見させて頂きました。
一度、会場を見ておくことは、その後のイメージトレーニングでも大いに役に立つのでお勧めです☆
さらに、見た目も非常に重要で、身に付けるスーツにも徹底的にこだわりました。
新潟の英雄である、田中角栄元総理大臣のスーツを仕立てていた方にお願いをして
最高の一着を仕立てて頂いたのです。
スーツを仕立ててくださる職人さんに伝えたことは
「スピーチ大会があります。その大会で予選を勝ち上がり、全国大会で優勝したいと考えています。優勝すると、農林水産大臣賞が貰えます。その賞がどうしても欲しいので、スポットライトを浴びた際、『誠実さ』 と 『本気さ』 を見た目からわかってもらえるための一着を仕立ててください。」
そうして作って頂いた最高の一着に袖を通し、スピーチ大会に臨みました。
ビシッとしたスーツを身にまとうと、なんだか背筋が伸びますし、
実際に良いスーツを着ていると、みんなに優しくされるのでお勧めです(^^)
最後に 「アジテーション」 です。
アジテーションという言葉は、知らない方がほとんどだと思うのですが、演説やスピーチで 「人の心を動かす」 ためのテクニックです。
言葉と言葉の間の開け方や、言葉の強弱、早く話すところ、遅く話すところ。 身振り手振り。表情の作り方・・・。
「話の内容」 も重要になるのですが、このようなテクニックを駆使することで
聴衆に対し 「耳で聞かせる」 のではなく、「心で聞かせる」 ようになるのです。
耳で聞いたことは忘れやすいですが、感動したことは忘れにくいものです。
「聞いている人が感動をしてしまう」
そんな発表をするため アジテーション の指導も受けました。
あとはお決まりですが、練習の積み重ねです。
暗記は当然のことで、発表時間もぴったり7分間。
万が一、緊張して台詞を忘れてしまった際の修正の方法。
これらは練習量でしか補強ができないのです。
これらのことは、1%でも優勝する可能性を高めるための作業で、
あとは 『運』 次第なところも往々にしてあるのですが
僕は 『運』 が良かったのか、目標通りに優勝をさせて頂けましたし、
審査員の方々をはじめ、多くの僕の発表を聞いた方々から
「素晴らしい発表だった」
「感動しました」
という、お言葉を頂戴したのです。
その他にも、小癪な伏線をたくさん張っていたのですが
力を入れて取り組んだことは、上記に書かせて頂いた
① 原稿をプロのライターと書き上げる
② 「どんなスピーチをしたら、評価が高くなるのか?」 の調査を行う
③ 見た目(服装)を整える
④ アジテーション のテクニックを理解し、身に付ける
⑤ 練習を繰り返す
以上のことが、大きな成果を生み出したのだと考えられます。
『スピーチ大会でどのようにして勝ったのか・・・?』
というものを、今回書かせて頂きましたが、
これはビジネスの世界でも同じことが言えると思います。
まずは 「絶対に勝つ」 ということを決めること。
次に、「勝つためにはどうしたらイイのか」 を考えて
その道の専門の人に教えを乞い、協力をしてもらうこと・・・。
あとは、自分を信じて一生懸命にやること。
『運』 が良ければ勝ちますし 、『運』 が無ければ負ける・・・。
重要なのは、勝つ確立を1%でも高くするための準備をしておくこと。
負けたら、その負けた原因を考え、勝った相手と何が違うのかを比較をし改善をする・・・。
その繰り返しなんだと思っております。
このスピーチ大会では、運よく勝たせて頂き、改善等は行う予定&必要が無いのですが、
改めて、成果を上げるためのステップと、
そのメカニズムを理解できる出来事だったと思いますし、よい実例が出来たと思っております。
何かの参考にして頂けたら幸いです☆
(株)あいすくむり → http://aisukumuri.com/