あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

3/28 新・センセイの鞄⑤

2010-04-03 12:50:03 | ドラマ・舞台
※この記事はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
※④の続きです。
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センセイ宅を留守中訪ねてきた息子さんが、部屋に上がってセンセイの帰りを待っていると、
センセイが、胸に大きく「INY」と描かれたトレーナー(孫のお古らしい)姿で登場、のシーン。
会場は大いにウケてました~。
息子さんには「ぬぁんですか、それは!!」って言われるし、
あとでツキコさんにも「ヘンです」って言われてたけど・・・・・ヘンじゃないわよ!!
とっても似合ってて、可愛かったんだから
アテクシ、この格好のじゅりと、お手手つないで、買い物とか行きたいぃ~
スーパーで一緒に野菜とか選んだり~
帰りはじゅりが「ほら、荷物持ってあげるから」ナンちゃって、キャ~~

・・・・スンマセン、横道にそれました。
で、息子さんとセンセイの場面でしたね。

センセイが、ツキコさんを連れて島に旅行に行ったことが、島で噂になっちゃってて、
息子さんの耳にも、彼の元奥さん経由で伝わってきてんだという話。
小さな島じゃあ、噂なんてものすごい勢いで駆け巡るんでしょうね・・・知らないけど。
「お父さんみたいなお堅い人が。よけい恥ずかしいじゃないですか。」
息子さんの言い分は、勝手な面(世間体とか)もあるけど、わかる気はしましたわ。
もともとが、艶福家のやり手オジサマタイプの父ならまだ、「オヤジもしょうがないな~」って
思えても、「古稀目前」「元教師」のお堅~い父が、本気でぎこちない恋愛してる
のって、息子としてみたら、相当複雑な思いだと思う。なまじツキコさんの人となりを知らない分、
「若い女に騙されてるんじゃないか」って心配するのも、無理ないわよね。


そこにタイミング悪く、センセイが寝込んでると思って、すごく心配したツキコさんが、
息咳切ってやって来て、場面は一気に気まずいムード。
「あなたも、いい加減にしたらどうなんですか!」
「こんな年寄りの、どこがいいんですか」
とかなんとか、捨てゼリフを残して息子さんが帰ってしまった後、センセイがツキコさんに謝るのね。
自分のせいで・・・・そんなふうに思ってるのが痛いほど伝わってきて、辛いわ。

                        

ツキコさんが帰った後、渡されたケータイ番号に意を決してセンセイが電話をするシーン。
ここからは、この舞台の最大の見せ場と言っても過言ではない、じゅりの名演が見られますわ~

自分は、人と深く関わるのが苦手で、身近な人との人間関係を上手く結べてこなかった。
そんな自分の弱みを、過去の後悔を、言葉を選びながら、気持ちを抑えながら電話で打ち明ける
センセイの表情、声が、切なくて切なくて。
ツキコさんを大事に大事に思うからこその、「あなたは・・・・まだ若い」
自分の人生に引っ張り込むことは出来ないという懊悩が、迫真の演技で響いてきました。 
エエもう、アテクシのハンカチは涙でビジョビジョ化粧はハゲハゲ。

セ「私は、一人の女性を不幸にしてしまった」
セ「私の人生は、失敗作です」 
ツ「センセイの人生が失敗作なら、私なんてもっともっと、大失敗です!」
ツ「もう私の人生には、センセイが必要なんです!」

淡淡と付き合ってきた2人が、激しく気持ちをぶつけ合うこのシーンが、今回一番心に残りました。

                        

紆余曲折を経て、正式に(?)お付き合いすることになった2人が歌う『よろしくお願いいたします』は、
「JULIE Ⅱ」の『二人の生活』を彷彿とさせる、3拍子の爽やかな曲。
様々な葛藤を乗り越えながら、驚くほど初々しい二人のお付き合いが、微笑ましいですわ。
おそろいのテーシャツで、デズニーランド・・・・はアテクシもイヤだけど~

そうそう、センセイが「長いこと御婦人とそういったことが無かったので・・・」と、
その点で自信が無いことを打ち明けた後、「恋愛を前提になどと言いながら、申し訳ない」
って謝るんですが、そのとき、「そんな!そんなの、いいんです!」って、言われたツキコさんの方が、
むしろアセアセって感じだったのが、ちょっと可笑しかったですね。
(そりゃそうよね~69歳にそんなこと求めようと思ってなかったでしょ~~。あ、61歳にはまだ求めますけど

センセイの方は、自信が無いとは言っても、ちゃんと「正式に」付き合うからには、
プラトニックという選択肢は基本的には無いみたいで。
「ツキコさん。カラダのふれあいは、大事なことです」とか、まさに「学校の先生」という感じで、
穏やかにツキコさんを諭す姿に、アテクシ萌え萌えでしたわ。

                        

最後の曲『ラブソングをあなたに』では、どうしたって感動が止まりません。
ラストの、鞄を持って静かに嗚咽するツキコさんのシーンまで、もう泣きっぱなし。

他にも、
・センセイの元奥様が笑い茸を食べる回想シーン
・2人が飲み屋で酔っ払いに下世話に絡まれるシーン
・ツキコさんと、実家のお母さんとのシーン
・旅行先の島で、奥さんの墓を前にしたやりとり
などなど、いろんな場面がありました。


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


アテクシは、明日4/4のサザンシアター千秋楽に2回目の観劇に行ってまいります。
今度はB席ですので、舞台全体を見渡した印象や、じゅりのスバラシイお歌を重点的に味わって
こようと思いますわ~。
尚、明日はダンナと一緒に行くので、絶対アテクシに「あいら」って
ハンドルネームで声かけないで下さいね。
ホント、その点だけは、ひらにひらに~~~お願い申し上げます 

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(終わり)
自分用の記録として、多少あらすじも書いたので、長くなってしまいましたわ。
最後までお読み下さった方、ありがとうございました~
今後はもうちょい簡潔な書き方を模索しなきゃ・・・・