打越通信

日記ふういろいろ

懐かしい時計

2015-06-04 22:33:30 | 日記ふう
梅雨に入ればパソコンの整理(LANの見直しやディスクの整理などなど)やオーディオの調整、カメラに関する知識などするべき事は考えている。
しかしなかなか思ったように進まないのが現実のようだ。
そんな後悔をしないようにと家の整理というか部屋の整理というか、とにかくそのような事を始めた。
しかしこれがね、本やCD、ましてや懐かしい写真など出てくると妻を呼んでしばしそちらの方に行ってしまい一日が終わるのだ。
それでも満足な一日だったとなってしまうので進むわけが無い。

梅雨に入り大雨だった日、早速引き出しから腕時計が出てきた。
はっきりと覚えているが、何の祝いだったか思い出せないのだが、義母からのプレゼントだった。
昔から腕時計などしないほうだったのが、この時計を貰ったときはしていた記憶がある。
小型でファッショナブルな時計だったので一時期は常に使っていた。
しかししばらくして動かなくなりそのまま引き出しに大事にとっていたのだ。
時々、気にはなっていたが、もともとそんなに几帳面でも無いし、また日々の暮らしの中で置き去りにさせて来た時計なのだ。
妻を呼び時計を見せて何の記念だったかを聞いてみたが、妻はそんな時計など知らないと言う。
でも義母から貰ったのは覚えているし気にはしていたのだった。
さっそく作業を中断して修理できそうなところを探した。
時計屋とか近所にあったのかなと思いつつもクルマを走らせ探したが、今時そんな店は無いようだ。
それで近くのホームセンターのサポート(サービス)に行ってみた、しかし時計の修理などしていなかった。
壊れたら買いなおす、それが今式の考え方のようだ。



上通りに小さな時計屋さんがあったことを思い出し行ってみた。



時計屋さんというより骨董屋さんみたいな店だ。
年をとった年配の人が出てくるのかと思いきや、中年で片目に虫眼鏡を付けいかにも時計職人というような人が出てきた。
「かなり古い時計なのですが修理できるでしょうか?」
と差し出した。
しばらく時計を見て
「ファッション時計ですがスイス製でモノは良い時計ですよ」
と言って時計を持って奥に行かれた。
「あっ!動きましたよ!」
なんと電池が切れていたみたいだ。
ネジ巻き式とばかり思っていたのだ。
「防水じゃないので気をつけてください」
と言って手渡してくれた。
あれから何年経つのだろう、義母から貰った腕時計が再び動き出したのだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿