打越通信

日記ふういろいろ

四川料理

2015-01-10 20:04:23 | 食事
「4階は全滅だって、職員も何人かやられたらしい」
朝飯を食っていると数人が集まってそんな話を耳にした。
そういえば病棟の入口には面会者向けの注意文が貼り付けてあった。
<インフルエンザの流行のため面会を制限させております>
テレビのニュースでも<院内感染で○○人が感染、一人が死亡>流れている。
午前中、ちょっとした提出物の書類があったのでその作成をして、昼止め(昼食はいらない)にして外出した。
というかインフルが蔓延した建物から脱出した、という方が正しい。
今日は妻と何か美味しい料理を食べに行こうと計画し楽しみにしていたのだ。
妻との待ち合わせ場所に遅れたため、ケータイでその近くのローソンで待ち合わせすることになった。
なんと息子も一緒だった。
自宅から病院まで約20kmくらいなのでクルマで20分程度の距離だ。
往復40分をめんどくさいと思っているのか、嫌がっているのか知らないが、最近は毎日来なくなった。
洗濯物は溜まる一方で着替えもままならない状態でいることさえ忘れている様子。
「美味しそうな店探してきた?」
と聞いてもそれらしき返事は返ってこなかった。
隣町に行くと美味しい蕎麦屋があるし、知り合いがやっているオムライス屋もある。



いろいろ考えていると近くに四川料理(熊本では結構有名店)があるのを思い出した。
何せ安くて美味しい店なのだ。
運転する息子に道を教えながら進み店の駐車場にクルマを停め、店内に入る。



ここはいつも行く本店の支店になる店だ。
メニューを見ると本店と同じように、四川料理の坦々麺やマーボー豆腐、エビチリなどの四川料理ならではのメニューが並ぶ。
サラダにご飯(普通かおかゆが選べる)に天心、デザート、飲み物がついて1000円(税抜き)だから安いに決まっている。
まだ昼には早い時間だったので十分に席は確保できた。



私はすぐに<マーボー豆腐>にした、妻はそれではと<酢豚>に決めたようで、息子は<松笠イカのニンニクソースかけ>にした。
ご飯はやっぱりおかゆだろう、ペースト状の梅肉、高菜、ザーサイが付く。
メイン料理が3種類も揃えば豪華なものだ。



小皿に妻が分け合い、3種類の料理を堪能した。
天心にデザート、コーヒーといったミニコース料理を堪能した。
病院食では絶対出て来ない料理に至福の昼食だった。
「マーボー豆腐、昔と味が違ったと思わない?」
さすが舌の肥えた方のおっしゃる事は違う。
「いつも行く本店ではないからではないのか」
と言うと納得したようだ。
ヤスのオヤジが昔良く言っていた言葉が耳に残っている。
熊本市は中華料理というと四川料理店が多いのは、熊本のホテルの中華料理は四川料理店が多くて、そこで修業した人たちが店を出すからなのだとか。


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