打越通信

日記ふういろいろ

とんび

2015-01-09 19:16:42 | 日記ふう
朝から飯を食っていると隣に座るオヤジがつぶやいた。
「えらい少ないなあ」
食堂のようなところがあり食事はそこで頂く、ただし他のサブ的な部屋もありそこで食事するものもいるし、自分の部屋で摂ることも出来る。
いつも満席に近い状態なのだが半数もいない食堂だった。
オヤジのつぶやきですぐにピーンと来た。
インフルが拡大しているようだ。
先日、主治医と言い争った事が現実化してきているようだ。
<ほら見ろという感じとうつされないようにしないと>と心の中で思った。
院内感染の徹底的な予防が出来ていないと指摘したばかりなのに・・・。
入院してから年末年始の長期休暇で病院での具体的な講習(らしきもの)も受けられず、今度はインフルのおかげで昨日、今日とすべて中止になった。
来週もどうなることやらまだ分らない状態だ。
まったく入院している意味すらなくなってしまった。
患者の多くも不平不満をもらし、連休の間、自宅へ戻ってしまったものもいる。
二人部屋の相手は先日までインフルエンザ(A型)で隔離されたいた相手なのだ。
病院にいるより散歩して院内から離れるほうがよっぽど安全のようだ。
朝から一時間ばかり公園へ向った。
物産館がありみかんと例の塩飴を買った。
昼からも外出届けを出して午後1時から公園の反対側にあるミスドに向った。
ここには巨大なショッピングセンターが出来き、周りに新興住宅街が囲むようになったまったく新しいところなのだ。
そのまわりに人参畑や栗林が囲んでいる。
ネットでミスタードーナッツを探すと、そのショッピングモールから少し外れた場所にミスドはあった。



このあたりはクルマが無いと不便なところなのでそう離れていてもクルマであれば問題ないのかな、とか思ったが、歩くととても遠い場所だった。
コーヒーを頼み、タバコを吸うので店の外に席を取り、持ってきた本を取り出した。



題名は「とんび」というタイトルで重松清という初めて聞く作家の本だった。
妹が「兄ちゃん、これ面白いよ」と言って置いていった本だった。
コーヒーを飲みながら本を開き読み始めた。
分り安い内容と読み易い文章だった。
小一時間ばかりでコーヒー2杯(ミスドではコーヒーのお替り自由)飲み、2,3章まで読んだ。
妹が意図することと題名の意味がすぐに分った(読み始めたばかりなのでそれは内容と意図はまた詳しく書く)。
読み込んで行くと止まらなくなるので、時計を見ながら、区切りのいいところでしおりを入れて本をとじた。
ポケットWiーFiルーターの事はペンディング(保留)ということで、今日の外出の目的は本屋さんだ。



本屋に行けば今の流行が分るのが良いし、いろいろなジャンルの本が並んでいるのでいくら時間があっても足りないのだ。
一通り見てまわったが特に変った様子も無く、先日なくなられた女流作家(名前は忘れた)のコーナーがあるのかと思ったが無かった。



ジャンル別のコーナーではやっぱり食べ物や料理に関する本が圧倒的に多い。
グルメブームなどと言われてきたが、モノ食う人々の関心はやっぱり食い物かってなもんだ。
いま連載で読んでいる漫画の読本(最新版)があるのかチェックしたが無かった。
たぶん連載が終了したのだろう。
時間が来たので暗い気持ちでインフルエンザの蔓延する病院に戻った。


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