打越通信

日記ふういろいろ

レオナール・フジタとパリ展

2013-08-04 14:37:49 | 日記ふう
妻が美術館に行きたがっているので着いて行った。
妻の運転だがいきなりセブンイレブンに入った。
クルマの中で待っているとガラス越しにおいでおいでをしている。
行って見るとマルチコピー機に向かって何か操作している。
「レオナール・フジタとパリ展」を探しているようでカテゴリーから入って探し出してあげた。



するとコピー用紙のようなものが出てきてレジに向かう。
お金を払うと正式な入場券を手にした。
いやはや、妻もやるもんだと関心してしまった。
県立美術館など何年ぶりだろう。
その昔は美術館コンサートなどを聴きに来ていたがそれから何年経つのだろう。



入口にはモニュメントがあり、美術館らしい雰囲気だ。
会場に入ると若き日の作品から順に紹介されていた。




藤田嗣治、あまり聞いたことの無い絵描きなのだが(私が知らないだけ)、幼い頃を熊本で過ごした人で熊本と縁があるわけだ。
絵の横に説明文があり、森鴎外に進められてパリに行ったとある。
パリで修行を重ね、ピカソやルソーとも交友があっという。
時代が進むと確かにピカソの影響を完全に受けた絵が並ぶ。
そして彼の一番の特徴、裸婦の肌の色。
なんともいえない乳白色が彼の持ち味なのだろう。
一時、日本にも帰国したようだが、戦争のために政府から絵を書かされ、それが政府の反感をかってすぐにパリへ帰った。
この時代の人たちは大きな戦争が2つもあり、それにホンロウされてきた人たちだ。
約100年前のパリを堪能してきた気分になった。
美術館の外に出ると二の丸広場がやけに平和に見えた。