打越通信

日記ふういろいろ

筋湯温泉を目指して(2)

2013-08-17 09:35:29 | 小旅行
うどん屋に入ると、さっき関西のおばちゃんに道を教えていたおじさんがいた。
ここの店主だったのだ。
さっそく天ざるを妻はごぼう天うどんを頼み、おじさんに○○温泉郷までの道を聞くと、九重町発行の案内パンフを持ってきてくれた。
地図を見ると、大分県道40号線を見つけた。
こりゃちょっと大分よりまで来すぎたようで戻らなければならない。
天ざるを食い終わって210号線を来た道を引き返す。
県道40号線の看板が見え左折する。
最初は平坦な道なのだが途中からもの凄く深い渓谷になる。



急な坂道を登って行くと展望所みたいな駐車場が見えたのでそこに駐車した。
降りて見ると平野と違い寒いくらいの気候だ。
そこは簡単な食事が出来るようで何人が食事をしていた。
反対側にはもの凄い渓谷が立ちはだかっている。
九酔峡という看板がかかっていた。
九酔峡を後にしてしばらく走ると、立派な橋が見えてきた。



九重町のシンボルになる「九重 夢 大橋」だ。
橋のだだっ広い駐車場には観光バス、マイカーがかなりの数駐車していた。
人気のスポットなのだろう。



入場料を払って橋を渡る。
高所恐怖症にとっては恐怖の時間だった。
それでも橋の上から見える、華厳の滝にカメラを向ける。



右側の滝が雄滝で左側の滝が雌滝、その真ん中に細い滝が見えるがそれが子供滝だそうだ。
片道400mくらい、程よい風に吹かれゆらゆらと反対側に付いた。
しかし人間とはこんなものまで作ってしまうのだから凄いものだと感心した。
人で混みあう橋を再びゆらゆらと夢空間を歩いて渡ったのだ。
筋湯温泉への案内板が出ている。
時間を見るとまだチェックインまでの時間はある。



県道40号線を走っていると草原に囲まれた山に出た。
地図を片手に九州電力八丁原地熱発電所に行ってみた。
見学コースがあるようで中に入ると受付のおじさんが指差すほうに行ってみた。
ひとかたまりの集団がいて女性の方が案内されていた。
約30本の坑道から地下1000mの深さからの鉱泉でその蒸気でタービンを回し電力を作っている。
ここ八丁原発電所は2つのタービンがありそれぞれ55,000kwの発電量がある。
2つあわせると110,000kwで地熱発電では国内最大級という。
地熱を利用しての発電だから石油などの経費もかからないし環境への心配も無い。
ただほかの原子力発電や火力発電に比べればわずかな量でしかない。
タービン室や制御室も見学できた。



これまた人間とはこんなものまで作ってしまうのかと感心した。
発電所を出て筋湯温泉の看板を頼りに山間の細い道を走る。
筋湯温泉の共同駐車場のようなところにクルマをとめた。
続く。