帽子

福岡から家に着いたのは１１時頃だったろうか、そのまま実家に帰ろうと思っていたが明日は住民総会だと言う。
顧問理事である以上欠席する訳にはいかないのだ。
重要な案件を採決しないといけない。

それで妻と買い物に出た。　　
私のいま使っているビジネスバックがボロボロになっている。
今後、泊まり掛けの出張が多くなるので少し大きめのバッグが必要になる。
妻も日差しが強くなる季節になると言うので帽子が欲しいと言う。
珍しく意見が一致したので光の森に行った。
ビジネスバックは黒色のヤツでワイシャツや下着が入れられる複数のチャックがついた丈夫そうなのがあった。
しかし値段は２万５千円だった。
うん～！
と唸るしかなかった。
そういえばオヤジが使っていたバックを貰って来た事を思い出した。
家に帰って使えるか調べてみよう、とその場はあきらめたのだ。

そして妻の帽子を見に帽子売り場へ。
まあ、いろいろなタイプの帽子があるでは無いか。
いろいろとかぶって見て私に意見を求めてくる。
帽子一つでイメージがガラッと変わって来る、面白いものだ。
いろいろとかぶってみて、ようやく決まったようだ。
結構気に入ったみたいで写メを撮って娘にメールした。



＜全然似合わん！（笑）＞

とメールが帰ってきた。
それを妻に見せたら、すぐさま娘に電話して文句を言っている。
それでも気に入った帽子一つでルンルンの彼女だった。