セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

あっけない別れ

2015-02-19 | カラオケ教室
           年齢を重ねるに従い、他人に心を開く事も少なくなる。何を警戒しての事か。人を観察する目がシビアになるからなのか。
カラオケ教室通いも半年が過ぎて、歌を唄う事、覚える事に夢中で、友達なんて出来ないし、作りたいなんて余裕もなかった。ある日たまたま横に座った女性が話しかけて来たのは3か月前。私と年齢が同じ位だったかしら。彼女は既に17年も続けている事を教えて呉れて「宜しくね」暖かく何とも心地良い声をかけてくれた。私も「いやいや新米なのでお世話になります」と名前の交換をした。肌のきめの細かい、美しい表情で、又歌もお上手な人だった。ワンちゃんを飼っている話しや住んでいる環境等話して呉れた。ホッとして私も頑張れる気になった。その後、彼女は欠席がちになり、残念でならなかった。もっと沢山お話ししたかったのに。昨年末、がんの為急逝されていたと今日聞いた。個人情報は公表していないので連絡を取る術もなく、時間が取れるようになったら、又出て来るのではないかと楽しみにしていたのに。友達になれたかもしれない人は、あっけなく去って逝った。安らかに・・・。